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チャームスイート桜上水のご入居者様はオープン半年で5倍以上に

──谷口さんの自己紹介と、ホームについて教えてください。

チャームスイート桜上水のホーム長、谷口です。

チャームスイート桜上水は2020年2月にオープンし、半年が経ちました。
オープン時はスタッフ数16名だったところ、今は24名になりました。

ご入居者様は、現在43名いらっしゃいます。
当初、ご入居者様8名でスタートしたので、約5倍以上に増えていますね。
あと少しお部屋の空きがある状況のため、入居促進を行い満室を目指しています。

2月・3月にご入居者様が増えたのですが、おかげさまで一時期の慌ただしさも落ち着いてきました。
スタッフみんなの頑張りで、ホーム運営が順調に進んでいます。
※オープン時に、チャームスイート桜上水を紹介した記事はこちら!(↓)

コロナ禍でも、ホーム内でレクリエーションを工夫

──今はどのようなレクリエーションをされていらっしゃいますか?

本来は、外部との交流を数多く予定していました。
音楽会を開いたり、ボランティアの方にイベントをしていただいたり、近くの保育園の子どもたちとの交流会など…。

ですが、コロナウィルスの影響で中止になり、ホーム内でできるレクリエーションを行っています。

たとえば、脳トレ、カラオケ、塗り絵、映画鑑賞、押し花、絵手紙、フラワーアレンジメント、書道など。
自由参加制で、毎回10~15名ほどの方が来てくださいます。
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内容的に、女性の参加率が高くなりがち。
男女問わず楽しんでいただけるレクリエーションを追求しています。
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食に関わるレクリエーションは大人気

──特に人気のレクリエーションはありますか?

「食」に関わるレクリエーションは好評です!

チャームスイート桜上水では、月に3回ほど「食」のレクリエーションを開催。
30名以上の方が参加する人気ぶりですよ。

手作りおやつはもちろん、各地から銘菓を取り寄せて楽しむこともあります。
最近では、北海道のチーズケーキを冷凍で取り寄せ、みなさんでおいしくいただきました。

他にも、「普段あまり食べないものを」と考えて、宅配ピザを頼んだことも。
たこ焼きパーティーも好評でした!

日々のお食事にも季節感のある食材を取り入れ、郷土料理風にしたりと、「食」にはさまざまな工夫を凝らしています。
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保育園との交流など、外部とのレクリエーションを企画

──コロナ禍が落ち着いたら、やってみたいと思うレクリエーションは?

保育園との交流や、ボランティアの方によるイベントなど、外部の方と交流できるレクリエーションです。
音楽会も、一度クラシックコンサートをしたきりなので、また開催したいですね。

秋は過ごしやすい季節で、例年ならチャームツアーの時期。
外出レクリエーションがあれば、参加したいご入居者様はとても多いと思います。

さまざまなイベントを提供したい気持ちと、外部から人を呼ぶリスクのバランスが難しいですね。
ご入居者様の暮らしを守っていくために、今は我慢だと自分に言い聞かせています。
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※チャームツアーとは…
ご入居者様が行きたい場所にお連れする旅行企画。
2009年に始まり、約10年を迎える人気レクリエーションです!

新卒入社の介護スタッフが2名配属

──チャームスイート桜上水の新人さんについて教えてください。

チャームスイート桜上水には、2020年入社の新卒が2名配属されました。
ふたりとも、すでに独り立ちしていて、心強い限りです。

今年の新卒は、コロナウイルスの影響で同期との交流が少なかったり、研修がオンラインになるなど、いろいろ大変だったと思います。

福祉の勉強をしてきたわけではなく、未経験で入社してきた子たちですが、だいたいのことは自分で対応できているので、素直に「頑張ってるなぁ」と尊敬しますね。

入社したての頃は、指示通りに動くのが精いっぱいと話していました。
今では、自分から感じたことを発信してくれたり、ご入居者様の変化にいち早く気付いてくれています。

新卒のふたりから良い刺激を受けながら、スタッフ全員で成長していきたいですね。

「ご入居者様の目線に立てている」と成長を感じた

──新卒のスタッフが成長したと感じたエピソードを教えてください。

お薬を飲んでいただく方法について、自分から意見を言ってくれたときです。

嚥下能力が低下して、粉薬が飲みにくくなったご入居者様がいらっしゃいました。
とろみをつけるなど工夫はしていたものの、そうすると量が多くなってしまうので、別の方法を試してみたいと提案してくれたんです。

「ご入居者様のために、なんとかしてさしあげたい」という気持ちの表れから相談してくれたんです。
ご入居者様の視点に立って考えたからこそ思いついた発想で、成長を感じましたね!

明るいホームのために、ポジティブ発言を意識

──日々の生活で心掛けていることを教えてください。

最近では、ご入居者様は外出ができず、ご家族様と会う機会が減り、ストレスが溜まっていらっしゃいます。
ストレスをいかに会話で軽くできるか、身体機能の衰えをいかに防げるかが重要です。

ご入居者様にとって、外に出られない以上、ホーム内での生活が毎日のすべて。
ホームが明るい雰囲気になるように、スタッフの声かけが鍵です。

「今日は天気が良いですね」と小さな会話でも、プラスの内容にするよう、全体で心掛けています。
周りが活気づいていれば、ご入居者様も触発されて、明るい雰囲気が広がっていくはず。

ホーム長としては、スタッフの変化を見落とさないように、来たとき・帰るとき・すれ違うときに必ず声を掛けるようにしています。

コロナ禍で、スタッフは通勤や普段の生活でも、かなり慎重になっています。
こんなときだからこそ、私自身が明るく・テンション高く、スタッフたちを先導していきたいですね。
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「介護職をやっていてよかった」という言葉が励みに

──やりがいを感じる瞬間を教えてください。

スタッフが「介護職をやっていてよかった」と言ってくれる瞬間です。
仕事にやりがい・楽しみを感じているからこその言葉ですね。

介護職を始めるときは、何かしらの不安はつきもの。
たとえば、「介護職が未経験の自分にもできるだろうか」「働いたことのない施設形態だから心配」など…。

そういった不安や悩みを乗り越えた先に、介護職のおもしろさが待っています。
これから新しく介護職に就く方は、仕事の中に楽しめる部分を見つけてほしいですね。
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