幼い時に母にしてあげられなかったことが原体験

──船越さんの入社の経緯を教えて下さい。

チャーム明石大久保駅前の船越彩未です。
現在入社4年目で、明石大久保駅前が2ホーム目です。

私が介護職を目指したきっかけは、子どもの頃の母との関わりからでした。
私の母は、私が物心ついた頃から慢性腎不全など様々な病気と戦っていたので、病院や透析に通う日々でした。

何かしらの形で母の役に立ちたいと思っていましたが、私はまだ小さかったため、何もできず悔しい思いを抱えていました。
小学生の頃、作文に「看護師か薬剤師になりたい」と書いた記憶があります。

その後、母は私が12歳の時にくも膜下出血で倒れ、3年の闘病生活の末、息を引き取りました。

たくさんの医療関係の専門職が母に関わってくれている光景を目の当たりにし、「お医者さんや看護師さんは自分には難しいけど、何か自分にできる職業ってあるのかな」と考えるようになりました。
そして高校生くらいの頃に介護士の仕事に出会いました。

直接母のケアをすることは叶いませんでしたが、今こうして介護の仕事に携われていて幸せです。

チャームケアとの出会いは合同説明会

――介護業界の中で、チャームケアを知ったきっかけは何でしょうか?

チャームケアとの出会いは、大学時代に初めて参加した「合同説明会」でした。
介護の仕事に就きたいという気持ちはありましたが、就活は介護に絞らずいろんな業界を見てみようと、まずは一般企業の集まる合同説明会に参加しました。

会場に着き、どの会社から回ろうかと説明会の資料を見ていたら、目に止まったのがチャームケア。
介護の会社だと知り、とても運命を感じました。

一人でブースに行く勇気はなかったので(笑)友達を誘い、朝イチでチャームケアのブースに行きました。
初めての合同説明会でとても緊張していましたが、とても丁寧に対応いただいたことを覚えています。

説明会を機に、冬にインターンシップに参加したところ、合同説明会で対応してくださった越田さんに再会しました。
私は「合同説明会にいたメガネの方だー」と思っていましたが、越田さんからいの一番に、「あれ?夏の合同説明会の時、一番前で話聞いてくれた子だよね」と声をかけてくださったんです。

まさか私のことを覚えていてくださっているとは思わず、とてもびっくりしました!
きちんと一人一人を見ていてくれる会社なんだなあという印象を受けました。

他の人材開発課の皆さんもフランクでいい人たちで、インターンシップが始まる前から、「チャームケアいいなあ」と思っていました。

その後何度かインターンシップに参加し、就活本番ではチャームケアに絞ってエントリーし、無事入社しました。

※越田さんのインタビュー記事はこちら!

新卒が一人にならない工夫

──入社前と後で仕事に対するギャップはありましたか?

私の場合は特にギャップはなかったです。
新卒が孤独にならないようにと、さまざまな工夫があったおかげです。

例えば、同じホームに同期が2人か3人配属されたり、内定式の頃から同期と顔を合わせられる機会がありました。

私は、最初の配属先が入社前から仲良くしてくれていた同期と同じホームだったので、とても心強かったです。
たわいもないことから、仕事の悩みまでなんでも相談して、乗り越えてきた戦友です。

※船越さんと同じ2018年入社の先輩インタビューはこちら!
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異動前の大切な時間

──仕事のやりがいを感じた瞬間を教えてください。

2021年8月に現在の明石大久保駅前への異動のお話をいただき、1ヶ月弱で異動となりました。

ご入居者様から離れることはとても寂しかったです。

寂しさを感じていたのは私だけでなかったようで、異動前の最後の出勤日、たくさんのご入居者様からお別れの言葉をいただきました。

介護の仕事は普段から「ありがとう」という言葉はたくさんいただけますが、改まった形で感謝の気持ちを伝えていただく機会は貴重です。
みなさまそれぞれの形で気持ちを伝えてくださいました。

例えば、「夜間の見回りの時に、布団かけてくれたよね。あれ本当に嬉しかったよ」と声をかけてくださる方や、「異動ってことは一人前やな」と声をかけてくださる方が。

私にとって今回が初めての異動だったので、新卒の頃からご一緒しているご入居者様も何人かいらっしゃって、様々な声をかけてくださいました。

介護の仕事をする上では均一なサービス提供が必要なので、みなさまを一律でケアすることが求められます。
どなたかにだけ特別なケアをしたという事実はないんですが、たくさんのご入居者様が私のことを大切に思っていてくださったことが伝わってきて、自分の頑張りが報われたような時間でした。

明石大久保駅前に異動してからも、丁寧なケアを心がけて頑張っています。

真夏の水風呂事件もあったけど

──仕事をする上で、失敗してしまったことはありますか?

入社して初めての夏に起こした大きな失敗は、ご入居者様に水風呂をご準備してしまったこと。

ご夫婦でご入居されている自立度の高い方で、お風呂の準備などお手伝いしたら、そのあとはお二人だけで入られる単独入浴の方でした。

湯船のお湯はりは私が担当だったんですが、私は水量が増えていることだけ目で確認して、温度を確認せずにご案内してしまったんです。

いざ入ろうと思ったら、お水だったということで、ご入居者様もびっくりされていて。
結局その日は、先にシャワーで洗髪・洗身をされて、その間にお湯が貯まり事なきを得たんですが、私は「ついにやらかしてしまった」とひどく落ち込みました。

すると、それがよっぽど顔に出ていたのか、励ましてくれたのはご入居者様でした。
当時いつもよくしてくださっていた、他のご入居者様が「そんなに気にしなくて大丈夫だよ」と言ってくれたんです。

その言葉に私は元気をもらい、その日から念入りな確認をするようになりました。
今となっては、あの頃の自分に必要な失敗だったと感じています。
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「百聞は一見にしかず」

──これから入社する後輩へメッセージをお願いします。

チャームケアに出会うまで、私の中の老人ホームのイメージは病院のような暗いところでした。
きっと同じように、暗いイメージを持っている人って多いと思います。

そのイメージが変わったのは、実際にインターンシップでチャームケアのホームに実際に足を運んだ時でした。

それぞれ自分の経験や想像の中だけでなく、ぜひ現場に行って雰囲気を感じてほしいです。
私のように未経験でも、気軽に参加できますよ!
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先輩や同期の背中を追いかけて

──今後の目標を教えてください。

明石大久保駅前に異動し、半年ほど経ちました。
前ホームで一緒に働いていた同期は、現在リーダーとして頑張っているので、私も次はリーダーを目指したいです。

リーダーになるには、経験を積んで自分のスキルや知識、周りを見る力をさらに身に付けないといけません。
明石大久保駅前はベテランのスタッフが多く、安心して働ける環境です。
先輩方からサポートいただき、チャレンジしていきたいです!

※船越さんの同期でリーダーを務めている方のインタビュー記事はこちら!

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