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副業・Wワークって、そもそもどういう意味?

求人広告などでよく見かける「副業OK」「WワークOK」の文字。
これら2つに何かの違いはあるのでしょうか?

いずれも、2つ以上の仕事をしている状態を指します。

副業とは「本業(メインの仕事)」があり、他にも仕事をしていること。
本業よりも短い時間で、少ない給与のケース、例えば、正社員の方がアルバイトで仕事をしている場合に「副業」という言葉が使用されることが多いようです。

それに対して、Wワークとは、どちらかがメインの仕事、というわけではなく同じ程度の時間をさいて、同じくらいの給与であるときに使用されることが多いのです。

ただ、現在は副業もWワークも同じような意味で使われているケースが多数ありますので、臨機応変に文脈から解釈していく方がいいですね。

副業・Wワークを希望する理由

現在、政府も副業・Wワークを推進する方針にあり、世の中ではかけもちOKの求人が増えてきました。

副業・Wワークを希望されている方に多いのは、以下のような理由です。

Wワークを希望する理由

  • 個人的に収入を増やしたいから
  • 扶養する家族のために稼ぎたいから
  • 職場の事情で、週5日希望のところ、週3日しかシフトに入れないから
  • 研修期間中で時間があいているから
  • キャリアアップのために経験をつみたいから
  • 別の業種も経験してみたいから


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副業・Wワークを希望する理由|介護職の場合

Wワークを希望されている方のうち、介護職ならではの理由としては、以下のようなものがあります。

◆国家試験のため
 受験資格に必要な実務経験の日数を満たす必要があります。
 その分、経験が磨かれ、試験にも今後の仕事にも活かせます。

◆登録ヘルパーとして働いているため
 訪問介護を行ったときに、ご利用者様の状況により、フルタイムで働けないことがあります。
 そんな時のために、もう1つかけもちしている方もいらっしゃいます。

◆資格を活かすため
 ショートステイや土日休みのデイサービスなど、シフト制で空けられる時間や休日が決まっているときは、 資格を活かして、訪問介護の仕事をする方も多いようです。

副業・Wワークのメリットとは?

お仕事をかけもちすることで、どんなメリットがあるのでしょうか?

◆収入が増える
 シンプルに、勤務している時間が増えることによって収入が増えます。

◆不測の事態に備えられる
 現在コロナウィルスが猛威をふるっていますが、こういった不測の事態が起きたときにも、
 収入源が2つあることで安定した収入をキープできます。

◆経験が積める・キャリアに活かせる
 自分がかけもちしている業界が同じであれば、複数の職場で経験を積むことで、キャリアにつなげられます。
 異業種だったとしても、実は自分に合っていた!というように、新たな可能性を見つけることができます。

◆気分転換ができる
 本業よりも、副業先の職場で気の合う仲間ができる可能性もあります。
 働くことを楽しめる職場に巡り合えた場合は、良いストレス発散になることもあります。

◆ピンポイントでシフト提出ができる
 さきほどWワークを希望する理由の1つにあった「週5日希望だけど週3日しか入れない」といったケースでは、週3日だけ確実にシフトをいれることによって、空いている日を確保でき、効率よく働きやすくなります。
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副業・Wワークのデメリットとは?

お仕事を掛け持ちすることのデメリットをあげていきます。

◆体力的・肉体的に負担がかかる
 疲れがたまることはもちろん、休みが少なくなり、自分の時間が確保しづらくなります。
 せっかく稼いだお金を使う時間がない、ということも。

◆精神的な負担になる場合もある
 どちらかの職場が自分に合っていない場合や、1つの仕事が終わってもまた別の仕事があると考え
 気持ちが落ち込んでしまうこともあるでしょう。

◆シフトやスケジュール管理が大変
 固定の曜日・時間でない場合は、それぞれのシフトの把握など、管理が大変です。

◆片方の会社の就業規則に反している
 Wワーク・副業禁止の会社に勤務している場合は、発覚すると解雇されることや減給されることもあります。
 そして、故意にではなかったとしても、もう片方の会社の企業機密を漏洩してしまった場合、訴訟などに発展するケースもあります。

副業・Wワーク禁止の会社にバレる?正社員は副業できる?

会社の就業規則に「副業・Wワーク禁止」があるけど、「どうにかこっそり副業できないかな?」と考えている方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、本人がどれだけ言動に気をつけても、例えば税金などでバレる可能性は十分にあります。

お給料から税金が天引きされている=税金が「特別徴収」されている状態です。特別徴収では、税務署から通知された税額を会社が納税者に代わって国や市町村へ納めています。

このとき、副業先の所得を含めて計算した額が会社に通知されます。
そのため、税金額を見て「あれ?この人こんなに税金が多いの?」となるわけです。


Wワーク・副業をしたい方は、事前に会社の就業規則を確認するようにしてくださいね。
正社員の方であっても、会社がOKであれば、副業・Wワークは可能です。
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仕事をしながらアルバイトなどをかけもちする際の注意点

副業・Wワークをする上で、注意しておきたいポイントを5つご紹介します。

かけもちする際の注意点1|就業規則

先ほど述べた、副業・Wワーク禁止の規則はもちろんですが、それ以外にも注意するポイントがあります。

同業他社にノウハウや、企業機密の流出を防止するために「同業界での副業・Wワークを禁止する」という規則を設けている企業も少なくありません。この点も確認しておきましょう。

かけもちする際の注意点2|扶養内・社会保険・税金

◆社会保険について
 『学生ではなく、1年以上の雇用見込みがあり、月の給与が8万8000円以上であり、週20時間勤務である』
 これらの要件を満たすと、社会保険の加入が必須となります。社会保険に加入すると、保険料の支払いが必要です。

◆課税対象について
 給与の合計額により、課税対象になり、納税義務が発生します。
 住民税は100万円、所得税は103万円以上のラインがありますね。

◆扶養内について
 配偶者の扶養内で働きたい場合は、年収を最大で201万円以内に収める必要があります。

※社会保険・税金・扶養内の壁については、下記記事で詳しく紹介しています!
 気になる方はチェックしてみてくださいね。(↓)
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かけもちする際の注意点3|確定申告

副業・Wワークで稼いだ年収が200万円を超過する場合は確定申告を行わなくてはなりません。

確定申告は、なかなか難しいイメージがある方もいらっしゃると思います。
ですが、申告を行わないと、滞納となり、さらに税金の支払いが起こってしまいます。悪質な内容であれば、脱税という犯罪ですので、注意しましょう。

かけもちする際の注意点4|労働基準法

労働基準法は原則1日8時間・週40時間の勤務を禁止しています。
超過する場合は会社が割増して賃金を支払わなくてはなりません。

副業・Wワークの場合であっても、合計8時間・40時間を超える場合は、会社が割増して賃金を支払わなくてはなりません。

隠れてWワークをしていた場合、調査でこのことが分かれば、割増賃金をめぐり、訴訟などのトラブルになってしまうこともあります。
Wワークをしていることを必ず伝え、許可を得ておきましょう。
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かけもちする際の注意点5|自分自身の管理はしっかりと

掛け持ちして働く際の注意点を見ていきましょう。

◆自分のできる範囲で無理なく、スケジュールを組むようにしましょう。
働きすぎて体を壊したり、家族との関係が悪化してしまっては元も子もありません。

◆シフトの管理も怠ってはいけません。
「同じ時間に仕事をいれてしまった」という、ダブルブッキングなどのミスがないように注意しましょう。

信頼を損なう結果になり、周りの方への謝罪や説明も大変です。

頭ではわかっていても、間違ってしまうことはあり得ます。
カレンダーや手帳に書きこむなどもオススメですよ。

◆勤めている会社の情報を勝手に口外するのもNG。
信用問題につながりますし、最悪の場合は訴訟になることもあります。

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