学生さんが夏祭りのボランティアとして参加

――ルナハート千里丘の街で開催された夏祭りに学生ボランティアが参加された、と伺いました。

昨年、チャームスイート京都立本寺で開催した秋祭りに、大阪人間科学大学の学生さんたちがボランティアとして参加してくださいました。そのご縁で、当時お世話になった社会福祉学科の教授へ人材開発課としてご挨拶を申し上げたところ、今度はルナハート千里丘の街の夏祭りにも学生さんが参加いただけることになったんです。

チャームスイート京都立本寺では大学生の方のみの参加でしたが、今回は大阪人間科学大学の3年生の男子学生さんと、附属高校に通う3年生の女子学生さんの2名がボランティアとして参加してくださいました。

※きっかけとなったチャームスイート京都立本寺での学生ボランティアの記事はこちら。
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若い世代との交流でご入居者様もテンションアップ

――当日参加した学生ボランティアについて、教えてください。

大学生の方は児童養護施設でのボランティア経験があるとのことで、射的ゲームの担当をお願いしたところ、ご入居者様への対応もスムーズで一緒になってゲームを盛り上げてくれました。ご入居者様とのコミュニケーションの取り方が上手で、とても感心しました。

高校生の方はボランティア自体が初めての経験だったため、最初はかなり緊張した様子でした。事前準備でご入居者様にお渡しするわたあめを50個ほど作ってもらったのですが、数の多さにビックリしていました(笑)。
自分から積極的に話しかけるのは難しいようでしたが、夏祭りの後半には少しずつ慣れて、ご入居者様と自然に会話できるようになっていました。初々しい姿が、微笑ましかったです。

若い世代とのコミュニケーションは元気がもらえるようで、テンションが上がっていたご入居者様がたくさんいらっしゃいました。

※前回の徳田さんへのインタビュー記事(2025年度入社式)はこちら。
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多くの方に参加いただくため入れ替え制にする工夫も

――夏祭りではどのような催しをされたんですか。

夏祭りの会場は、三世代共生の街として作られた「ルナヴィータ」の中に作られたコミュニティスペースです。「ルナヴィータ」は、高齢者と若い世代、地域の方が共存できるよう街全体にユニバーサルデザインを採用した住みやすい街づくりが特徴とのことで、老若男女に参加いただきたい夏祭りにはピッタリでした。

夏祭りでは、射的、ヨーヨー釣り、輪投げ、コイン落とし、わたあめを準備し、ご入居者様だけでなくご家族様やお孫さんにも参加していただきました。ご入居者様だけでも100名近くの方がいらっしゃるので、4グループの入れ替え制にして時間を区切り、皆さんに楽しんでもらえるよう工夫しました。

その甲斐もあってか、ご入居者様にもかなり喜んでもらえたようです。射的では、普段あまりお目にかからないようなご入居者様の興奮した姿を見ることもできました。イキイキと楽しまれていた姿が印象的でしたね。

学生ボランティアが活躍してくれたことで、夏祭りの雰囲気が一段と明るくなりました。ご入居者様も元気を分けてもらえたようでした。

学生ボランティアの2人には、夏祭りのお手伝いだけでなく、ホームを見学してもらったり、チャームケアについてお話したりする時間も設けました。「卒業したらうちで働かない?」と、2人ともいろんな人から勧誘を受けていました(笑)。

※ルナハート千里丘の街でレク委員を勤めていた川越さんへのインタビュー記事はこちら。
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ボランティアが将来を考えるきっかけに

――夏祭りを終えての感想をお聞かせください。

学生ボランティアの方々には、いわゆる介護職という言葉からイメージする入浴や排泄の介助だけではなく、老人ホームの楽しい一面を感じてもらえたのではないかな、と思っています。
ご入居者様と一緒にレクリエーションを楽しむような、信頼関係を深める時間もあることを知ってもらう良い機会になりました。

学生さんからは「ホーム全体があたたかな雰囲気に包まれているように感じました」と感想もいただきました。
福祉や介護に興味を持ってもらいたいですし、ボランティアに参加することで、自分のあり方やなりたい自分について考える機会にもしてもらえると嬉しいですね。

実は、今回の夏祭りの準備は、ご入居者様にもお手伝いいただいたんです。毎週日曜日のレクの時間を準備に充て、飾りつけ用に画用紙を金魚やスイカの形に切ってもらいました。ただ参加するよりも一緒に準備したことで、ご入居者様にとっても思い出深い夏祭りになったと思います。

誰かの記憶に残る活動が未来につながる

――学生ボランティア以外にも、チャームケアではさまざまな活動をされていらっしゃいますよね。

チャームケアでは、インターンやスキマバイトから直接雇用につなげる活動や、外国人スタッフの積極採用、ヤングケアラー支援など幅広い活動を行っています。

つい先日、嬉しい話を聞きました。
中学生のときの職業体験でチャームケアのホームに見学に行った経験が忘れられず、専門学校の卒業が視野に入り就活を進めるタイミングで、もう一度ホーム見学をしたいと訪ねてくれた学生さんがいたそうです!

今すぐ就職に結びつかなくても、長い目で見れば私たちの活動が誰かの記憶に残り、将来のきっかけになることがあるのだと感動しました。

ボランティアに参加してくださる方は、誰かのために行動できる人です。介護や福祉に興味がある方は、気軽にボランティアに参加してみるのも良いかもしれません。ぜひ、チャームケアのホームにも見学にいらしてください!

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