それぞれの道を経て統括リーダーに

――お二人のご経歴を教えてください。
勝:
チャーム京都音羽、統括リーダーの勝清志郎です。
私は入社11年目で、チャーム京都音羽に来てから1年経ちました。

介護の専門学校で資格を取得し、介護スタッフとして就職したもののうまくいかず…。
看護師を目指して看護学校に通っていた時期もありましたが、気持ち的についていけなくなり退学。
前職ではグループホームでアルバイトしていました。

そろそろ正社員で勤めたいと思うようになった頃、自宅の近くにチャーム京都山科がオープンすることを知ったのが出会いでした。
この10年間、「ご入居者様を中心に」という理念や思いに、強く共感し、今日まで続けてこられました。

樋口:
同じく、統括リーダーの樋口麻未絵です。入社5年目になりました。

私は看護師なので、前職は病院で働いていましたが、ライフスタイルの変化で夜勤が難しくなって。
日勤帯の仕事を探していた際にチャームケアに出会いました。

入社時は一般の看護スタッフで、そのあと看護リーダーを経て、統括リーダーになりました。
チャームケアでは看護師が統括リーダーを務めるのは珍しくて、京都では3人だけ。
最初はのんびり働きたいな~と思っていましたが(笑)、「樋口さんならいけるよ!」と周りからも推薦していただいて、頑張ってみようと決意しました。

※樋口さんと同じく、看護師で統括リーダーを勤めている方のインタビューはこちら
――以前の看護リーダーと、現在の統括リーダーでは、仕事内容はどのように違いますか?

樋口:
看護リーダーの頃は、ご入居者様の健康観察が主な業務内容でした。統括リーダーになってからは、ご入居者様はもちろん、スタッフの身体の状態や生活面も含めて関わっています。
ホーム全体の健康に関わるようになったことが、看護リーダーとの違いです。

勝:
樋口さんは、いつも笑顔でチャーム京都音羽のムードメーカー的な存在です。
樋口さんが笑っていてくれるから、ホーム内が明るい雰囲気になり、ご入居者様やスタッフは過ごしやすいと思います。

健康面のサポートもしてくれているので、まさにホームのお母さん的存在です。
いちご狩りレク、準備中!ご入居者様が覗きに来られています。

いちご狩りレク、準備中!ご入居者様が覗きに来られています。

いちご狩りレクを実施しました!

いちご狩りレクを実施しました!

統括リーダー中心型のレクリエーション

――京都音羽ではどのような体制でレクリエーションを計画・実施されていますか?

勝:
京都音羽はフロアが3階まであるので、現在は各フロアから1名ずつレク委員として活動してもらっています。
ホームによっては、レク委員が固定で、企画から運営まで担っているホームもあるようですが、京都音羽では、一人ひとりの負担を考慮してレク委員を3ヶ月交代としています。

※レク委員が中心となり、レクリエーションの企画をしているホームの様子はこちら。
樋口:
レクリエーションの企画が得意なスタッフもいれば、苦手なスタッフもいます。
人ぞれぞれで意不得意は異なりますし、普段の業務の中ではなかなか時間がとれないものです。
そこで、期間限定なら「3ヶ月は頑張ってみよう」と思ってもらえるかなと。

せっかくレク委員として活動してもらうのなら、楽しくやってほしいというのが、私たち統括リーダーの気持ちです。

レク内容は、レク委員の意見も取り入れながら、私たち統括リーダーを中心に考えるようにしています。
当日の実行は、私たちだけではできないので、当日出勤しているスタッフみんなで助け合っています。
梅雨に合わせて、あじさいのデコレーションをしました。

梅雨に合わせて、あじさいのデコレーションをしました。

季節に合わせたレクリエーションを

――どのようなレクリエーションを実施されていますか?

樋口:
ご入居者様には季節感のあるレクが人気で、毎回楽しみにされています。
最近は、夏ということで、かき氷や花火を楽しみました!
皆さん、思い出話をしながらとても喜んでいただけましたよ。

――準備や安全面への配慮など、工夫されたポイントはありますか?

勝:
手持ち花火と打ち上げ花火の両方を準備しました。
花火は火の始末もありますし、安全面には十分配慮し、見守りのスタッフを多めにシフトを組みました。
想像以上に煙が出て大変でしたが(笑)、ご入居者様には安心して楽しんでいただけたと思います!

20名ほどのご入居者様にご参加いただいたので、密を避けるためにも数人ずつのグループに分かれていただきました。
ホームの玄関前がにぎやかで活気に満ちていましたよ。
音や光、匂いなど、ご入居者様にとっても良い刺激になっていると思います。
夏の花火レクの様子。皆さん楽しんでいらっしゃいました!

夏の花火レクの様子。皆さん楽しんでいらっしゃいました!

※春のオススメレクリエーションに関する記事はこちら!

絵手紙やちぎり絵など手先を使うレクも

――特に喜ばれたレクリエーションがあったら教えて下さい。

勝:
人それぞれ、食べるのが好きな方もいれば、作るのが好きな方もいらっしゃるので、なるべく偏りが出ないように企画しています。

印象に残っているレクリエーションは、ご入居者様と一緒に桜のちぎり絵を作ったときのことです。
画用紙で作ったちぎり絵を、ご家族様にはがきでお送りするため、ご入居者様から一言直筆で入れていただきました。

ご入居者様が良い表情をされていたので、やって良かったなあと思っていたのですが、それだけではなく、そのはがきにご家族様から返信が届いたんです!

「久しぶりに字を見ました。おはがきありがとう」という返信をご覧になったときのご入居者様のとても嬉しそうな顔。
企画をした私も、当日一緒にレクに参加したスタッフも、とても心が温まったことを覚えています。

――レクリエーションを企画する際、どのようなことを大切にされていますか?

樋口:
レクリエーションは、事前にご入居者様に内容を伝え、参加・不参加をお聞きしています。
それぞれお好きなことが違うので、好きな企画だけ参加される方もいれば、毎回参加される方もいらっしゃるんですよ。

レクリエーションには、身体や手先を動かすことでリハビリも兼ねる意味もありますが、まずは「楽しんでいただくこと」を大切にしています。
その中で、自然に身体を動かしてもらえたら、なお良し!ですね。
ちぎり絵にはご入居者様の個性が出ています!

ちぎり絵にはご入居者様の個性が出ています!

アイディアと実行、得意を活かしたレクリエーション準備

――レクリエーションの企画や準備はどのようにされていますか?

樋口:
私は、アイディアを思いつくのは得意なんですが、細かい計画を一つずつ考えるのは苦手で。
例えば、「おいしいウナギ食べていただきたいな」とか、「花火したら楽しそうだな」とか思いつくのですが、そこから具体的に考えるのは勝さんの方が得意なんです。

勝:
私は樋口さんと逆で、アイディアを考えるのは苦手なんです。
でも、アイディアをもらったら、そこからイメージをふくらませて、細かいことを決めていくのは得意なんです。

たとえば、今日は樋口さんのアイディアでうなぎレクでした。
滋賀の有名なうなぎ屋さんに予約して出前をお願いして、スタッフの段取りはこうして…というのは私が中心で考えています。
ゲームみたいに、一から百くらいまで考えてシミュレーションするのが好きですね!

お互いの得意を活かして、試行錯誤しながら、レクリエーションの準備をしていますよ。
レクの一環で有名なお店のうなぎをご提供しました!

レクの一環で有名なお店のうなぎをご提供しました!

京都音羽はチームワーク抜群

――チャーム京都音羽はどんなホームですか?

勝:
現在、京都音羽では43人のスタッフが勤務しています。
皆さん年齢やキャリアはさまざまですが、チームワーク抜群のホームです。
高橋ホーム長が登場。盛り上げ上手なホーム長です!

高橋ホーム長が登場。盛り上げ上手なホーム長です!

高橋ホーム長:
ふたりとも頑張ってくれてるので、これからも京都音羽盛り上げていきます!

勝:
いきなりホーム長が来たからびっくりでしたね!(笑)
京都音羽の高橋ホーム長は、こんな感じでホームの盛り上げ役なんです。

私や樋口さんは、実は盛り上げるのはあまり得意ではなくて(笑)。
スタッフも控え目な方が多いので、ホーム長は貴重な存在です。

ホーム長のおかげで京都音羽はチームワークがいいんだと思います。
誰か一人がすべてを担うのではなく、得意不得意を活かしながら、スタッフ皆で協力し合っています。

※お二人と一緒にチャーム京都音羽で活躍されているスタッフのインタビュー記事も合わせてご覧ください。

ご入居者様にもスタッフにも楽しい場所でありたい

――統括リーダーとして、ホームの今後の目標を教えてください。

樋口:
チャーム京都音羽を選んでいただいたご入居者様に、最後の最後まで満足していただけるホームでありたいです。

日々の暮らしや1回1回のレクが積み重なることで、ご入居者様やご家族様のご満足につながっていくのではないでしょうか。
「ここで暮らしてよかった」、「この人でよかった」と言っていただけたら嬉しいですね。

それから、ご入居者様だけでなく、スタッフにも一緒に楽しんで働いてもらえるホームでありたいです。
――今後のレクリエーションの目標を教えてください。

勝:
なかなか準備の時間が作れないこともあり、自分たち二人が主体で動いてしまうことが多いのですが、もっとフロアのスタッフのアイディアを活かして企画していきたいです。

たとえば、夏に実施したかき氷レクはフロアのスタッフの発案でした。
ご入居者様の一番近くにいるのは、日々の生活を支える介護スタッフです。
スタッフが耳にしている、ご入居者様の声をもっと取り入れて一緒に考えていきたいです。

自分が関わることで誰かに幸せになってほしい

――最後に、学生さんや後輩の皆さんにメッセージをお願いします。

樋口:
介護の仕事は、誰かの一生や大切な節目に携われる仕事です。
自分や家族以外の人の一生に関わる仕事って、そうそうないですよね。

私は「誰かの役に立ちたい」という思いがあったので看護師を目指しました。
「人と関わることが好き」、「思いやりを大切にしたい」という方は、ぜひ一緒にチャームケアで働いてみませんか?

自分が関わることで、誰かに幸せになってほしいと思う人と、一緒に働けたら嬉しいです。

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