「大好きな現場に恩返しがしたい」と研修の講師として入社

――長瀬さんのこれまでのご経歴をお聞かせください。

前職で介護の現場を経験した後、2017年チャームケアに中途採用で入社しました。現場が好きで「恩返しができる仕事がしたい」と考え、最初の3年は教育研修課で研修の講師をさせていただきました。

そのあと、人材開発課で3年ほど新卒採用業務に携わりました。これから社会人になる学生さんたちを支える、現場で活躍する人材を育てる新卒採用の仕事は、とてもやりがいを感じていました。

※長瀬さんが人材開発課で新卒採用業務を担当されていた際のインタビュー記事はこちら

環境も人間関係も変えて、大阪本社に異動

――人材開発課から教育研修課へ異動になった経緯を教えてください。

もう一回、教育研修課に来ないか?とお声をかけていただいたことがきっかけです。

今回は、大阪本社の教育研修課勤務になります。入社以降、ずっと首都圏勤務で、築き上げてきたたくさんのホームの人たちとの信頼関係もあるし、と近畿圏でまたゼロからのスタートを切ることに少し戸惑いもあったんです。

研修に関わる仕事は、どこかのタイミングでもう一度挑戦したいと思っていましたし、「やってみないか」と声をかけてもらえる機会は、もう二度とないだろう!と、異動を決意しました。お話をいただいてから答えを出すまでに、1ヶ月くらい時間がかかりました。じっくり考える時間をくれた会社には本当に感謝です。

引っ越しもあったため、心機一転、転職したかのような気持ちでした。これまで1時間40分かかっていた通勤時間が1時間になり、体への負担が軽減されたのは、嬉しい副産物でしたね(笑)。
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現場も本部もWin-Winになる解決策を導き出す

――現在、長瀬さんはどのようなお仕事をされていますか。

現在は、既存の教育研修課が担当している研修に携わり、研修内容のブラッシュアップを進めています。

研修を「学びを楽しむ場」にしてもらい、前のめりに参加してステップアップの機会にしてほしい!と考えています。ひとりでも多くの参加者に「ためになった」「研修に参加して良かった」と言ってもらえるように、さらに密度の濃い内容を目指しています。

また、ホームへ訪問し、直面している困りごとを解決できるようにお手伝いをすることもあります。

ホーム運営を統括している事業部と連携して、課題がある箇所のすり合わせを行っています。
事業部と現場の思いをそれぞれヒアリングし、双方の思いを受け止めたうえで、理想とするホーム像に近づくために、教育研修課としてサポートできることを、三者で話し合う目線合わせの機会を設けることを大切にしています。

現場も本部も、お互いがWin-Winになるような解決策を導き出すように心がけています。

※3年次研修のリニューアルに際して、長瀬さんへインタビューした記事はこちら。

キャリアコンサルタントの資格取得が人生を変えた

――長瀬さんはキャリアコンサルタントの資格を保有されているそうですね。

コロナ禍で行動制限があった時期に、人材開発課メンバーは資格取得に積極的だったので、自分も何か資格を取ろうとキャリアコンサルタントの資格を取得しました。休みの日に通学したり、面談のロープレをしたりと、結構腰を据えて勉強しましたね。

キャリアコンサルタントは、大袈裟ではなく人生を変える資格になりました。資格を取得する過程で、人生を見つめ直す理論や紐解き方を学びました。
今回の異動に関して一歩踏み出せたのは、キャリアコンサルタントの知識を活かして、自分自身を振り返ることができたおかげだと思います。

ライフステージが変わっていく中で、それぞれの状況に合わせたキャリアが提案できれば、貴重な人材の流出も防ぐこともできます。
実際、キャリアコンサルタントの知識を活かして、悩みを抱えた新入社員と早いタイミングで面談を行えたことで、大幅な離職率低下にも繋がりました。
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担当業務が変わっても、サポートしたい気持ちは変わらない

――異動されて、仕事に向き合う姿勢に変化はありましたか。

採用業務と研修業務は、関連性が深いんです。研修には、人材開発課が主導するものと、教育研修課が主導するものがあります。

2024年7月に実施した、2024年新卒入社の方の3ヶ月研修では、人材開発課の担当者として参加しました。
もう異動が決まっていたので「みなさんとお会いするのはこれが最後です。大阪本社から、充実した内容の研修を届けられるように頑張ります!」とお話をした矢先、8月末に教育研修課が実施するオンライン研修で、また新入社員の方たちとお会いして、「全然久しぶりじゃないですね(笑)」と言われてしまいました。

新卒入社の皆さんとは、インターンシップや選考など1年以上もの期間、面談等で顔を合わせているので、全員フルネームで名前が言えるほどです。担当業務が変わっても、彼らの成長を応援する気持ちに変わりはありません。

私自身はまだ異動して間もないこともあり、近畿圏での人間関係の構築はこれからです。新入社員の皆さんに負けないように、積極的にホーム訪問を行い、少しでも現場の役に立てるよう尽力していきます。

※チャームケアの採用の方向性について、長瀬さんにお伺いした記事はこちら

キャリアサポートから業務改善まで、やりたいことは盛りだくさん

――長瀬さんの今後の目標をお聞かせください。

これまでのノウハウや人材開発課時代に培ったコミュニケーション力を活かして、これからはキャリア面談なども担当してみたいと考えています。
働き方が多様化する現代において、希望するキャリアに合わせた提案で、個々人の能力が発揮できるようサポートしていきたいですね。

また、教育研修課自体の業務見直しも検討しています。ホームの数が増えたことで、複雑化している業務の効率化を図ります。
属人化している業務を見直し、業務負担を公平に整え、現状を打開する必要があります。To Do管理で業務を見える化し、タスク管理表でボリュームを平準化することで、業務効率化を進めていく予定です。
現場ではDX化を進め、少数精鋭体制での効率的なホーム運営に注力しています。「教育研修課でも効率的・効果的に業務を進めましょう!」と声かけをしています。

事業部や現場と連携したうえでのホーム訪問も行っていきます。スピーディーに対応して、積極的に課題解決に繋げていきたいですね!

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