曽祖父のサポートのため大学在学中に介護の資格を取得

――宮本さんのご経歴をお聞かせください。

介護職に興味を持ったきっかけは、老人ホームに入居していた曽祖父の力になりたいと考え、当時のホームヘルパー2級(現在の介護職員初任者研修)を取得したことです。
大学2年生の夏休みを利用して資格を取得しましたが、残念ながらその間に曽祖父は他界してしまいました。

大学時代は医療福祉工学部に在籍しており、その中でシステム工学や解剖学、機械力学などを学び、将来は介護や福祉の現場で活躍できるロボットを開発したいと考えていました。

ロボット工学を学んでいるうちに、次第に「プログラム通りにしか動かない」という特性に物足りなさを感じるようになってきました。決まった動きを繰り返す機械よりも、予測できない反応や感情のやり取りがある人間同士の関わりに、魅力や面白みを見出すようになったんです。

資格を持っていたこともありチャームケアの会社説明会に参加したところ、担当者の方の対応がとても丁寧で印象に残りました。希望したホームの見学を快諾してくださったうえに、ホーム長が本社まで足を運んで仕事内容を説明してくれたため、働く自分の姿を明確にイメージできました。

また、別の会社の説明会で顔を合わせた学生と偶然チャームケアの説明会で再会して仲良くなり、最終的に一緒に入社する、というご縁もありました。その同期はすでに退職していますが、現在も定期的に連絡を取り合う仲です。

2011年に介護職として入社し、介護リーダーや統括リーダーとして経験を積みました。
産休・育休を経て、現在はチャーム鶴見緑地の統括リーダーとして時短勤務を続けています。

※チャーム鶴見緑地でアソシエイトリーダーを務める前泊さんへのインタビュー記事はこちら
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周囲に支えられ、人との向き合い方を学んだ

――3年目で介護リーダーを任されたと伺いました。

入社から2年4ヶ月が経過した頃、介護リーダーにならないか、と声をかけていただきました。チャームケアの新卒採用が始まってまだ2期目という年次だったこともあり、会社からも期待を寄せていただいていたのかもしれません。

いざリーダーになってみると、感情を持つ「人」とのコミュニケーションの難しさに直面しました。もちろん、ロボットとはまったく異なりますね!
同じ言葉を投げかけても、相手によって受け取り方が違ったり、自分の真意がうまく伝わらなかったりと、最初は試行錯誤の連続でした。

壁にぶつかることもありましたが、そのたびに周囲の先輩方が手を差し伸べてくれました。私一人の力ではなく、まさに周りの方々に「リーダーにしてもらった」という感覚を強く持っています。

支えてくださるみなさんの存在があったからこそ、目の前の課題に向き合い、今日まで頑張ってこれたと感じています。

親しみやすい統括リーダーを目指して

――統括リーダーになった際のエピソードをお聞かせください。

チャーム南田辺のオープニングスタッフとして異動した際、統括リーダーへの昇格のお話をいただきました。当時は入社5年目という若手だったこともあり、私が抱いていた「しっかりした頼りになる統括リーダー」という理想像と自分を比べ、本当に務まるのだろうか? と不安を感じたことを覚えています。

ホームの立ち上げ自体も初めての経験で、わからないことばかりでした。毎日「どうしたらいいんだろう」と頭を抱えていましたね(笑)。

いろいろと考えた結果、辿り着いたのは「これまでの統括リーダーと同じである必要はない」という答えでした。背伸びをするのではなく、まずは誰にとっても話しかけやすく、何でも相談しやすい雰囲気があるリーダーを目指すことに決めたんです。

これが正解かどうかは今もわかりませんが、ライフステージの変化を迎える女性スタッフたちから、「結婚するタイミングはいつが良いと思いますか」「もし妊娠したらどれくらいの時期に上司に伝えたら良いですか」など、プライベートな悩みまで打ち明けてもらえるようになりました。

スタッフが気軽に頼ってくれる様子から、相談しやすい存在になれているのかなと、嬉しく思っています。
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ライフステージの変化に寄り添い、ともに解決策を探す

――産休・育休時のエピソードをお聞かせください。

チャームケアには、社員の「働きたい」という気持ちを尊重し、支えてくれる企業風土が根付いています。

私自身、出産前の時点からかなり配慮をしていただきました。
切迫早産のため退院後は時短勤務に切り替えましたが、最終的には産休に入る前から休職し、そのまま育休まで取得することになったのです。会社が状況を理解してくれたおかげで、安心して出産に備えることができました。

しかも復職の際はコロナ禍の真っ只中で、入園予定の保育園の開園が遅れるというトラブルに見舞われましたが、その際も復職時期を調整していただきました。あわせて「家から近いホームが良いだろう」と勤務地まで考慮してくださり、本当に助かったことを覚えています。

2025年のちょうど今頃は、いわゆる「小1の壁」に直面していました。仕事と家庭の両立が難しくなり、一時は「退職するしかない」というところまで追い込まれましたね。

上司に相談したところ、本社から人事担当者がヒアリングに来てくれました。仕事が続けられるように「本社勤務はどう?」「別のホームに異動したら、少しでも早く帰れる?」など、仕事を続けるための選択肢を親身になって検討していただき、心強かったです。

幸いなことに、同時期に会社の時短勤務制度が拡充されました!
これまでは小学校1年生までだった対象期間が「小学校3年生の修了時」まで延長されたことで、無理なく仕事を継続できる道が開けたんです。
現在は小学校の近くに転居し、自宅から一番近いチャーム鶴見緑地で勤務できています。

※宮本さんと同じく時短勤務を選択するチャーム枚方山之上:中川さんへのインタビュー記事はこちら
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周囲の協力があるからこそ自分らしく働き続けられる

――一緒に働く介護スタッフのみなさんのお話を聞かせてください。

子どもが急に熱を出してしまったときなど、どうしてもお休みや早退をお願いしなければならない場面があります。一緒に働く仲間には負担をかけてしまうのですが、みなさん嫌な顔ひとつせず「早く迎えに行ってあげて!」と、いつも快く送り出してくれます。

統括リーダーという立場でありながら、忙しい夕方の時間をお任せして先に帰ることに、申し訳ないという気持ちでいっぱいです。それでも、こうした周りの方々の協力があるからこそ、仕事と子育てをなんとか両立させることができています。

いつも助けてもらっている分、せめて後輩たちに「子どもが生まれても、介護の仕事は続けられる」と思ってもらえるように、頑張っていきたいです。
私がイキイキと働くことで、将来をポジティブに描けるような、身近なロールモデルになれればいいなと考えています。

オンとオフを大切に、親子で楽しむ休日

――お休みの日はどのように過ごされていますか。

先日、ピアノの発表会があり、念願だった子どもとの連弾を披露しました!
親子でステージに立つのは私の夢だったので、叶ったときは本当に嬉しかったのですが、練習ではつい熱が入って怒ってしまうこともありました(笑)。本番が近づくにつれて、休日もピアノに向き合っていましたね。

チャームケアはしっかりとお休みが取れる体制が整っています。そのため、ワークライフバランスを大切にしたい方にとっても働きやすい職場だと感じています。

最近では、子どもと一緒にオーケストラを聴きに行く機会も増えました。もともとは「子どもに良い影響があればいいな」という気持ちでしたが、今では私の方がすっかり夢中になって楽しんでいます。
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あなたの「働きたい」を尊重してくれる会社

――後輩に向けて、メッセージをお願いします。

チャームケアは、ご入居者様に丁寧な介護サービスをお届けすることはもちろん、実は働くスタッフも大切にする「優しい会社」です。
一人ひとりが持つ「働きたい」という気持ちややる気を尊重してくれることを、私はこれまでの経験を通じて身をもって実感してきました。

産休や育休を経て、時短勤務をしながら統括リーダーを務めるという働き方やこれまでの経験が、若い方たちにとって将来を考えるうえでのヒントになればこれほど嬉しいことはありません。

みなさんが安心して一歩を踏み出せるように、私も引き続き自分らしく頑張っていきたいです。

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