オープニングスタッフとして立ち上げに関われる魅力を感じて転職

 (6454)

──お二人のご経歴を教えてください。

村松:
​私はチャームスイート東逗子がオープンする際、他社の有料老人ホームから転職してきました。
新しい施設のスタッフということで、オープニングの立ち上げに携わることができるという点に魅力を感じました。
介護業界に入ってから15年ほどたちますが、まだまだ勉強することが多くあるなと感じています。

猪股:

最初は10年ほど病棟勤務をした後、クリニックで12,3年働いておりました。
結婚後にブランクもありましたが、看護師の仕事は大変な分やりがいがあるので、私にはこれしかないなと感じています。

介護業界はチャームケアが初めてです。
新規開設のホームという点は私にとっても大きかったですね。
老人ホームでの看護師経験がなかったので、すでに既存スタッフやご入居者様の関係性ができあがっているところに入るのは不安な気持ちがあったんです。
オープニングスタッフとして一から始められたので、安心して新しいチャレンジができました。

※チャームスイート東逗子についての記事はこちら↓

ご入居者様との会話は大切な時間

 (6449)

──実際にチャームスイート東逗子で働いてみた感想はいかがですか?

猪股:
以前に働いていたクリニックとは異なる部分もありますが、看護という点で根底にあるものは共通しているので、入社前から大きくギャップを感じるということはありませんでした。
ご入居者様と接することも、今まで培ってきた経験を活かしながらコミュニケーションをとることができています。

村松:
チャームスイート東逗子は、住宅型有料老人ホームです。
私は住宅型のホームで働くのは初めてだったので、勉強になることがたくさんありますね。
住宅型の良い面と大変な面、両方経験できてよかったと思っています。
介護付き有料老人ホームとの違いは、住宅型は各お部屋にご訪問してケアを行うこと。
より一層手厚く、お一人おひとりに合わせた介護サービスがご提供できると感じました。

──ご入居者様とのコミュニケーションはどのようにとられていますか。

村松:
お部屋のお掃除の際、約1時間ほど滞在させていただきます。
その間、手を動かしながらご入居者様とコミュニケーションをとっています。
日常の出来事から深いお話まで、いろいろなことを聞かせていただいていますよ!

最近はコロナの影響で面会や外出の制限があり、室内にこもりがちになってしまうので、私たちスタッフとの会話で少しでも楽しい気持ちになってくださったら嬉しいです。
私自身も会話の中で多くのことを学ばせていただいたり、気づけることもあり、とても貴重な時間だと感じています。
生活についてのお話をはじめ、最近では甲子園やオリンピックなどについても話題にあがりますね。
普段から何気ない会話を通じて信頼関係を築いていきたいです。

猪股:
ご入居者様は人生の大先輩なので、これまでのご経験やご主人とのエピソード、夫婦ゲンカをしたときの解決方法など興味深いお話も教えてくださるんです。
私の経験をお話しして、アドバイスもらったりということもありますよ。
昔を思い返してお話される表情はとても楽しそうで、そんなお姿を見ると私もうれしいですね。

そういった会話からご入居者様やご家族様の背景を知ることができると、自然と業務にも活きてくるなと感じています。

※看護師さんにインタビューした別記事はこちら↓

体調の変化やプライバシー保護にも気を配る

 (6458)

──具体的なお仕事内容を教えてください。

村松:
ホーム内の看護師の詰所を「健康管理室」と呼んでいます。チャームスイート東逗子では、健康管理室と事務所が一体化しているので、事務仕事を手伝うこともあります。
健康管理室はお薬を管理する場所でもあるので、事務室に鍵をかけてしっかりと管理しています。
ご入居者様の入浴後に軟膏を塗る、湿布を貼る、爪を切るといった、ご入居者様の健康管理、1ヶ月に2回の往診の介助も看護師の仕事です。
また、介護スタッフと共に、介護業務をお手伝いをすることもありますね。

──お仕事で気を付けていることはありますか。

村松:
ご入居者様は往診にかかられている方も多いので、会話の中で体調を把握し、変化に敏感に気が付けるよう心掛けています。
日々のご様子に変化があれば、往診の際に担当医にお伝えしたり、ご入居者様が不安にならないようお声かけしています。

猪股:
ご入居者様のプライバシーを守ることも大切にしています。
各お部屋が個人のプライベートルームなので、持ち物には勝手に触らないよう気をつけています。
また、お洗濯したり移動する際は必ず許可を得ています。

認知症の方もいらっしゃいますが、どなた様も人として尊重することに変わりありません。
ご入居者様の意志を尊重するのは大切なこと。日々の会話の中で信頼関係ができているとしても、そういった点で手を抜かないようにしています。

心と体の健康を守ることが大きなやりがい

 (6457)

──どんな時にやりがいを感じられますか。

村松:
ご入居者様が「村松さんがいると安心する」と言ってくださると嬉しいですね。
普段から接していて、なおかつ看護師として専門知識があるという点で安心感を持ってくださっているのかなと思います。
ご入居者様に必要としていただくことで、看護師の存在意義も再確認することができます。

猪股:
発熱やケガなどのトラブルが起きた際に、医療との連携を迅速に行って、適切に対応できたときにやりがいを感じますね。
もちろん「ありがとう」とお声掛けいただくのも嬉しいですが、特に感謝の言葉を求めているわけではありません。
お元気になられた姿が見られると、「よかったなぁ」とじんわり嬉しいです。

ご入居者様にとってのベストを考え続ける

 (6459)

──今後の目標を教えてください。

猪股:
ご入居者様がご年齢を重ねていかれる中で、身体機能の低下や生活の不自由さはどうしても増えていくものです。
そういった中で、何をどうして差し上げたらよいかをこちらから考えてご提供していきたいですね。
これからも、常にご入居者様にとって一番良い方法を考えていきます。
普段のご様子を知っている私たちだからこそ気が付けること、できることがあるはずなので。

村松:
ご入居者様のご要望にはなるべく応えていきたいですね。
お家で暮らしているのと近い状態で、ホームでも安心して過ごしていただけるようにサポートしたいです。
ご入居者様だけでなく、ご家族様にも安心していただけるよう、日々の業務の中で信頼関係を築いていきたいです。

──ありがとうございました!

関連する記事

関連するキーワード

著者