「社会に貢献できる仕事がしたい」と介護業界へ

──ご入社の経緯を教えて下さい。

もともと社会問題に興味があり、社会に対して何か貢献できる仕事がしたいと漠然と考えていました。
そういった動機もあり、就職活動を始めた当初は公務員志望だったんです。

せっかくだから他の業界も見てみようと何気なく参加したチャームケアの説明会で、人事の方が介護業界の2022年問題」についてお話されていました。
「団塊世代」が後期高齢者(75歳以上)に突入し、高齢社会がこれから深刻になっていく…という内容で、それに対して企業としてどう取り組んでいくべきかというお話でした。

それを聞いてビビっと来たというか…自分がやるべき仕事はこれなんじゃないかと大きな気持ちの変化があり、介護業界に興味を持つきっかけになりました。
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チャームケアは「人となり」を見てくれた

──興味を持たれてから、チャームケアに入社した決め手は何でしょうか?

自分が納得した上で仕事を決めたいという想いもあり、他社の説明会へ行ったりホーム見学をしたりと、入社を決めるまでは慎重でした。
介護業界で働くなら実際の現場は見ておきたかったんです。
ホーム見学では、ご入居者様とレクリエーションをご一緒したりホーム内を案内してもらえて、働くイメージを持つことができました。

選考の中で、人事の方と他の就活生も交えての食事会を開いていただきました。
面接とは異なり、自分の“人となり”をちゃんと見ようとしてくれているのが伝わってきて、風通しが良さそうだと感じて入社を決めました。

まずはご入居者様との”共通点”を見つけることから

―――入社当初、大変だったことはありますか?

一年目は業務をこなすことで精一杯で、ご入居者様に気を配る余裕がありませんでした。
そんな中でも、「一言でもいいからお声がけしよう」とか、自分から積極的に関わっていく姿勢は大事にしていました。

実際に現場に出てみて感じたことは、傾聴力だけじゃなく、もっと多角的な物の見方が必要だということでした。
ただお話を聞いて終わり…ではなく、相手と自分の共通点を探して、自分からも話を膨らませていったり、普段からニュースを見るようにして、自分の中にも会話に結びつけられるような知識を増やしていくなど。

小さな積み重ねですが、視野を広くして業務に取り組む意識は大切にしていました。

―――いろいろ試行錯誤される中で、成長を感じた瞬間はありましたか?

ご入居者様から「よく気がきくね」「ありがとう」と言っていただく機会が増えたときは、とても嬉しかったです。

さらに面白かった出来事は、同居している家族からも「あんた、最近よく気が回るな」と言われるようになりました。
仕事をする中で、相手の仕草や表情を見たり、次に何をしようとしているかを常に考えるクセがついて、家でも無意識にやっていたようです(笑)
自然にできるようになったという意味で、少しは成長できたかなと感じた瞬間でした。
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特別メニューで喜んでいただけるのが嬉しい

――普段のお仕事内容について教えてください。

通常業務に加えて、食事委員を任せてもらっています。

ホームでは毎月「特別メニュー」があり、普段のメニューとは違ったお食事をご用意しています。
例えば、和風ハンバーグとか、丼ものとか、いつもより“ちょっとだけ豪華な食事”を毎月考えます。
ご入居者様から希望を募ったり、試食会を開いたりしながら、毎月の楽しみになるようなアイデアを出しています。

以前はレク委員を担当していて、季節ごとにイベントを企画していました。
秋祭りを企画した際は、金魚すくいや輪投げ、射的などの屋台を企画して、とても盛り上がりました!

自分のアイデアや意見が採用されるのはもちろん、それによってご入居者様が喜んでいらっしゃる姿を見た瞬間はとても嬉しいですし、やりがいを感じられます。

”目指したい先輩”がいるって、幸せなこと

――ホームの雰囲気について教えて下さい。

普段から気配りができる方、人に対して優しい方が多いです。
でもただ優しいだけじゃなく、ダメな時はしっかり注意してくれて、仕事に対して真っ直ぐで真面目なんです。

注意する時も、「これはこういう理由があるからダメなんだよ」「次はこうした方がいいよ」と、具体的な理由と改善策をセットで言ってもらえるので、ありがたいなと感じます。

もちろん、風通しの良さは言わずもがなです!
他のホームのことは分かりませんが、チャーム枚方山之上の雰囲気が一番最高だと思っています!(笑)
でももしかしたら、どのホームでも皆さん同じように感じているかもしれませんね。

次は自分が頼られる存在へ

――今後の目標を教えてください。

目標は、新卒当時お世話になった先輩です。
普段は飄々と明るい方なんですが、ご入居者様や周りのスタッフへの気配りや指示出しはピカイチで、メリハリを持って働かれていました。
目標にしたい先輩スタッフがいるというのも、幸せなことですね。

※根縫さんと同じく、チャーム枚方山之上の先輩スタッフの記事はこちらです。↓
ゆくゆくは介護リーダーになって、4階フロアを任せてもらえるようになりたいです。

そのためには、先輩スタッフをもっと観察して、自分から動いていかないといけない。
さらに他の階のスタッフを積極的に見て、全てのフロアにもちゃんと気が配れるのが理想ですね。

自分が憧れた先輩のように、ご入居者様とスタッフ双方から頼られる存在になりたいですね。
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自分を知って、自分の目で見て就活してほしい

――最後に、就活生や学生さんに向けてメッセージをお願いします。

就職活動をする上で「自分を知る」ことはとても大事です。

仕事をする上で、自分は何を大事にしているのか、何を実現したいのか、誰とどこで働きたいか。
しっかりと軸をもって、自分なりのこだわりを持って仕事を探すと、入社後のギャップも少ないのではないでしょうか。
表面だけで短絡的に決めずに、実際の現場を見学したり、自分から面接で質問したりして、しっかりと理解を深めた上で入社を決めてほしいですね。

大変なことも多いと思いますが、皆さんが納得いく就職活動ができるよう応援しています。
頑張ってください!

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