「いつかは人事の仕事に携わりたい」と思っていた

――村松さんが、人材開発課に異動となった経緯をお聞かせください。

チャームケアへは、2021年4月に入社し、チャームプレミア深沢で3年間介護スタッフとして勤めていました。

チャームケアは、1年に一度キャリアアンケートを実施していて、これからどういう経験を積んでいきたいか、どういったキャリアを歩んでいきたいか、会社に希望を伝える機会があります。実は、入社当初から「いつかは人事の仕事に携わりたい」と、アンケートに記載し続けていたんです。

とはいえ、採用した方々が配属されるのは現場ですので、人事の仕事はやはり現場経験を積んでから、と考えていました。
そのため、チャームプレミア深沢で過ごした時間はとても充実していました。3年目でアソシエイトリーダーも経験させていただいたり、ご入居者様とも深い人間関係が築けて、学びの多い3年間でした。

異動の時はもう涙涙で、ご入居者様からは「晴佳ちゃんなら大丈夫だから」と声をかけていただき、優しく背中を押してもらいました。
まさか4年目で異動できるとは思っていなかったので、異動のお話をいただいたときはすごく驚きましたが、新しい挑戦の機会に、胸が高鳴りました。

就活中に、2025年問題(超高齢化社会に起因して起こるさまざまな問題)がニュースでも取り上げられていました。このタイミングの採用はすごく難しい反面、だからこそ、これまでの経験から得た知見やノウハウで、少しでも学生さんの役に立ち、会社に貢献していければと考えています。

※村松さんと同様、現場を経験し人材開発課へ異動になった杦本さんへのインタビュー記事はこちら。
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ケニアでのボランティア活動が介護に興味を持ったきっかけ

――村松さんが、介護の仕事に興味を持ったきっかけを教えてください。

学生時代は文学部に在籍していて、福祉とは全く関係のない学部でしたが、大学3年生の夏、ケニアで2週間ボランティアをする機会がありました。

ケニアにある障害者施設でのボランティア活動は、日本とは全く違う環境にも関わらず、スタッフの皆さんの懸命に命を支える姿に感銘を受けました。私もこんな風に、命を支える仕事がしたいと思うようになったんです。

直接お顔を拝見しながらサポートできる仕事が良いけど、今から看護の仕事は難しいし…と、いろいろ考えた結果、文学部から目指せる業界は介護福祉だ!と気づき、就職活動の軸がやっと決まりました。

最初に行ったチャームケアのホーム見学は、良い意味で衝撃的でした。
それまでは、どうしても施設の閉鎖的なイメージが拭えなかったのですが、実際は全然違って。ホーム自体はたくさんの光が差し込んで明るく、建物もきれいなうえに、ご入居者様の笑顔がイキイキとしていて、働いている介護スタッフの皆さんもとても朗らかでした。

すぐに、私もこの環境で働きたい!と思いました。チャームケアのホーム見学があまりに良かったので、結局他のホームには見学に行きませんでした(笑)。

ずっと希望していた仕事に携われることに感謝

――村松さんは、人材開発課でどのような仕事に携わっていますか。

現在は、研修のサポートやホーム見学のアテンドなど、主に学生さんと接する仕事を担当しています。ずっと希望していた仕事に携われているので、毎日が楽しいです。

先月・今月と学生さんのホーム見学をアテンドをしましたが、まさに学生時代に私が感じたことと同じことを感じてくれたようで、嬉しかったです。「想像していたよりきれい」「雰囲気がとても明るい」「ご入居者様がとても自由に過ごされていることにびっくりした」という声を、学生さんからいただきました。

これらの声は、現場で働くスタッフが頑張っているからこそだな、と改めてスタッフへの感謝の気持ちが湧き上がりました。

ホーム見学が終わった後、学生さんに「ありがとうございました!」と言ってもらえただけで「こちらこそ、見学に来てくれてありがとう!」という気持ちになりましたね。

現場に出ればいろんな壁にぶち当たって、悩むタイミングもあるはずです。そんな時に、村松さんに相談してみようかな、と思い出してもらえる、心の支えになれる存在を目指したいです。

※チャームケアの選考フローについてお伺いした記事はこちら。
チャームプレミア深沢時代に、当時採用担当だった長瀬さん...

チャームプレミア深沢時代に、当時採用担当だった長瀬さんとのツーショット

介護の仕事は大変だからこそ感じるやりがいがある

――学生さんからは、どのような質問を受けますか。

学生さんからは「大変だったことは何ですか」と、よく聞かれます。自分の経験を踏まえて、お看取りのことをお伝えしています。

親族でも祖父しか看取った経験がなかったので、正直に言うと、責任の重さに怖くなることもありました。そんなとき、先輩に「人生の最後を一緒に過ごさせていただける、亡くなるときに手を握らせていただける仕事って素晴らしいよね。有難いよね。」と声をかけてもらったんです。

その言葉を聞いたときに、介護の仕事は本当に素敵な仕事だな、としみじみ感じました。それからは、楽しい思い出を一緒に作らせていただいたという感謝の気持ちを持ちつつ、ご入居者様に寄り添ってお看取りをさせてもらっていました。

介護の仕事は命を支える仕事なので、もちろん大変なことはありますが、だからこそのやりがいがあります。私の経験を通して、介護の仕事の素晴らしさを学生さんに伝えられたら、と考えています。

大勢の前でもベストパフォーマンスができるように

――人材開発課での仕事で、大変なことはありますか。

現場とは全く違う仕事に、最初は少し戸惑いました。介護スタッフ時代はほとんどPCを使う業務はなかったので、今はエクセルと奮闘しています(笑)。

説明会やインターンシップの場で、お話しするときもまだ緊張してしまいますね。大勢の、しかも「初めまして」の方たちの前でお話をする機会はこれまでほとんどなかったので。
緊張しながらもベストパフォーマンスができるように、これから慣れていきたいです。

人材開発課の先輩方は、短い時間でも学生さんの良いところ、きらりと光るところを見抜く力があります。私も早く一人前になれるように頑張ります。
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学生さん一人一人に寄り添い、現場への貢献につなげる

――村松さんのこれからの目標を教えてください。

現場に貢献できる人材でありたい、と考えています。
そのために、学生さんお一人お一人に寄り添っていくことが大切だと感じています。素晴らしい人材を確保することが、現場への貢献につながり、会社への貢献につながりますから。

ひとりでも多くの学生さんにチャームケアで頑張っていきたい!と思ってもらえるような活動をしていきたいですね。入社後も寄り添って、継続的にサポートすることが理想です。

私の周りのリーダーや先輩たちは、相談しなくても察してくれて気づいてくれて、声をかけてくれる方ばかりでした。そのおかげで今の私があります。異動した人材開発課も尊敬できる先輩ばかりです。

何年後かに、私も後輩に頼ってもらえる先輩になっていたいですね。今の悩みもいつか誰かの励ましになるはず、という思いで乗り越えていきます!

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