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チャームスイート西宮浜のオープン時、事務スタッフとして入社

──まずは三井様のご経歴について教えてください!

10年前、チャームスイート西宮浜がオープンしたときに、正社員の事務として入社しました。

もともと、夜間の専門学校で介護福祉士の資格を取得し、介護に携わっていました。
ですが、子どもが生まれてから夜勤が難しくなり、別の仕事を探すことに。

医療や福祉に触れていたい気持ちが強かったので、取得した資格や知識を活かしたくて、パートでクリニックの受付や、訪問看護の事務員などをしていました。

子どもが小学生になって、「そろそろ腰を据えて正社員で働きたいな」と思っていたところに、チャームスイート西宮浜の事務員募集を見かけたんです。

好きな事務をしながら、福祉にも関わることができるので、「美味しいとこ取り!これは運命だ!」と感じて応募しました(笑)

事務員と生活相談員の兼務にチャレンジ

──どのような経緯で事務員から介護職になられたのですか?

事務員として6~7年ほど勤務した頃、「介護福祉士の資格を活かして、生活相談員になるのはどう?」というお話をいただきました。
事務が好きだったので、最初は断っていました。

何度か声をかけていただいたので、悩んだ結果、「事務と生活相談員の兼任であれば、やります!」と決めました。
事務の仕事を手放したくなかったので、兼任という選択肢に。

子どもが中学生に上がって、ガッツリ働けるようになったこともあり、事務員【兼】生活相談員として新たにスタートしました!
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事務もレクリエーション企画も大好き!

──事務員と生活相談員…両立は大変だったのではないですか?

事務専任の頃から、生活相談員の仕事も少し手伝っていたので、大変だと感じたことはなかったですね。

ホームでの行事やレクリエーションが好きで、企画会議に参加したり、ポスターやイベントで配るプレゼント制作を手伝っていたんです。
クリスマス会のときも、裏方で段取り・飾りつけをやっていました(笑)。

レクリエーションの企画は楽しかったですし、事務の仕事も好きだったので苦ではありませんでしたよ。
※三井さんが企画に関わった、クリスマス会の記事はこちら(↓)

生活相談員との兼任で、責任感が芽生えた

──生活相談員を兼任するようになって、大きく変わったことはありますか?

生活相談員は、介護福祉サービスにおける連携・調整をする役割です。
相談業務や手続きなど、仕事内容そのものはもちろん、責任のある立場になったことで大きく意識が変わりました

事務専任のときは、ご家族様との関わりは、来訪時に応対して楽しくお話をする程度でした。
生活相談員になってからは、ご家族様との調整など深く関わることが多くなりましたね。

レクリエーションも、今までは表面的なお手伝いでしたが、100%すべての工程に携わるようになりました。
例えば、毎月レクリエーションの会議に出席して、スタッフに進捗確認をしたり…。

もちろん、事務員に責任がないわけではありません。
生活相談員になって、ただ楽しいだけでなく、主体性と責任感が生まれましたね。
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介護スタッフをまとめる統括リーダーに昇格

──どのように生活相談員から統括リーダーにキャリアアップされたのですか?

生活相談員になってまもなく、生活相談員をまとめる「相談員リーダー」になりました。

相談員リーダーは、統括リーダーの仕事を少し巻き取ったりすることもあったので、その流れで声をかけていただいて、2019年2月にチャームスイート西宮浜の統括リーダーになりました。

統括リーダーは、介護職・生活相談員・事務・ケアマネ…すべてを熟知して、まとめていく存在。
私に務まるのかな?とかなり悩みました。
チャームケアで働いてきて、いちばん悩んだときかもしれません(笑)。

事務員、生活相談員と経験してきましたが、スタッフの多くを占める介護職の経験が私にはありません。
私が介護福祉士の資格を取ってからかなりの年数が経過していて、その間に介護技術はどんどん進化しています。

統括リーダーになったばかりのときは、「介護の実務をやってこなかった私が、全員をまとめることができるのか?」「自分は実務をやったことがないくせにと思われるのではないか?」と不安でいっぱいでしたね。

自ら志願して、介護職の研修に参加

──介護職の経験がないという悩みは、どのように克服されたのですか?

介護技術のアップデートのため、自分からお願いして、研修を受けさせていただきました!

20年前に介護福祉士の資格をとったきり、現在の介護の知識を知らないまま今に至っていました。
事務員として入社したため、介護の基礎的な研修を受けていないことが不安だったんです。

自分ができなければ、介護スタッフのみんなに対する説得力がないと感じていたので、他のスタッフと同じ研修を受けたいと希望。
そこで、新人さんが技術的な面でつまづいたときのための「ステップアップ研修(※)」に参加しました。

※現在は研修の再編のため、名称が変わっています。


研修は、理想の介護の形を想定しているので、現場ではマニュアル通りにいかないこともあります。
ですが、「何に気を付けるべきなのか」が分からなければ、間違ったケアにつながってしまいます。

「なぜこう対応すべきなのか」の根本を知ることが大切。
とても良い学びになったので、研修を受けられてよかったです。
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異動はスキルアップのチャンス

──チャームスイート西宮浜から、チャーム須磨海浜公園に異動になられたんですね。

統括リーダーになって、1年ほどでチャーム須磨海浜公園に異動になりました。

当時は異動反対派だったんです(笑)。
慣れ親しんだ仲間やご入居者様がいる環境ではなく、異動先でまた最初から関係を構築していかないといけない。
ずっと西宮浜で働いていくんだろうなと想像していたので、気が進みませんでした。

そんな私の背中を押してくれたのは、以前お世話になった徳山ホーム長の言葉。
「異動や役職が人を成長させる」「異動は絶対プラスになる」と常日頃からおっしゃっていました。

それに、チャーム須磨海浜公園には、チャームスイート西宮浜でずっと一緒に働いていた大川ホーム長がいらっしゃいます。
このふたつのポイントが決め手となり、異動を決心しました。

今振り返ると、知っている人がいるホームを異動先にしてくださったのは、会社や周りの人が配慮をしてくださったおかげですね。
(※)大川ホーム長にインタビューした記事はこちら(↓)
(※)徳山ホーム長は、現在チャームスイート神戸北野で活躍されています(↓)

異動して、自分の引き出しが増えていることに気付いた

──たしかに環境の変化はストレスに感じそうですね。異動されてみて、実際のところどうでしたか?

反対派だった自分からは考えられないのですが…、異動してよかったです!
本当に今回の異動には感謝しています。

チャームスイート西宮浜にいた頃は、他のリーダーたちが私では思いつきもしないような発想や視点を持っていたので、自分の引き出しの少なさに焦るばかりでした。

自分に自信が持てないまま、須磨海浜公園に異動になったのですが「あれ?西宮浜ではやっていたこと、どうして実施してないんだろう」「この手すりの位置で、あのベッドだとご入居者様は動きづらくないのかな?」と、ふつふつと疑問がわきはじめたんです!

伝えてみると「そんな視点もあったのね!すごいなぁ」「良い気付きになった」と言っていただけることがたくさんありました。

そこで初めて、自分自身でも無意識のうちに、西宮浜で「引き出し」をもらっていたことを実感しました。
異動していなければ、このことに気づけなかったはず。
「異動や役職が人を成長させる」という徳山ホーム長の言葉の通りでした。

今は、胸を張って「異動は絶対プラスになるよ!」と言えます。
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管理職にはスタッフとの信頼関係が大切

──仕事でスタッフとやりとりする際に気を付けていることは?

スタッフとの信頼関係づくりです。
できていることは認めて褒める、ダメなことは注意する。

立場上、スタッフを叱らなくてはならないこともあります。
私自身、嫌われたくなくてヘラヘラ茶化してしまいがちなので、叱るのが苦手でした。
ですが、ご入居者様の安全に関わることもありますので、次は必ず対応できるようにしなくてはなりません。

スタッフひとりひとりへの言い方は、非常に気をつけています。
同じ注意の仕方でも、すごく気に病んでしまう子もいるし、何度言っても響かない子もいます。

ひとりひとりのタイプに合った伝え方で、イライラと感情的に「怒る」のではなく、「叱る」を念頭に置くようにしています。

目標はあえて考えない!目の前のことを全力で。

──最後に、これからの目標を教えてください!

目標は…、あえて考えないようにしているんです(笑)。

1日のスケジュールを計画したとしても、実際にやるのは働くスタッフです。
「この仕事はこの時間でこなせるのか」「やりにくい部分はないか」と、まず自分が動いて、スタッフの声にも敏感にアンテナを立ててながら、今はがむしゃらに「与えられたことを全力で頑張ろう」と考えています!

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