約40名のご入居者様と楽しむ、毎年恒例の夏祭り

――チャーム池田満寿美町では、毎年夏祭りを開催しているそうですね。

夏祭りは、オープン当初から毎年7月に開催してきた恒例行事です。コロナ禍で実施できなかった時期もありましたが、それ以外は毎年続けています。

現在は40名のご入居者様が生活されています。最近は自立度の高い方も増えていますが、車椅子をご利用の方や全介助が必要な方も多くいらっしゃいます。そのため、夏祭りはみなさんがそれぞれの状態に合わせて参加できるように工夫しています。

夏祭りでは、午前中はボランティアの方に来ていただき、夏らしい催しを楽しみました。午後からはヨーヨー釣り、射的、輪投げなど、お祭りではおなじみのゲームを用意しました。

さらに、厨房スタッフにお願いして、目の前でたこ焼きを焼いてもらったり、冷やし飴などの飲み物も用意したりと、ホームの中にいながらお祭りの雰囲気をしっかり味わえるように工夫を凝らしました。

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手作りのゲームに、ご入居者様も夢中に

――春から準備をスタートされたと伺いました。

レクリエーションを担当するアクティビティ委員会があり、春ごろから「今年はどんな内容にしようか」「どのくらいの規模にしようか」と話し合いながら準備を始めました。ホームには4つのフロアがあり、委員会には各フロアから1名ずつ、3~4名ほどのスタッフが代表として参加しています。

手作りの温かみがある夏祭りのため、射的の的は、アンパンマンなどのキャラクターをスタッフが作成しました。輪投げの輪も、テープを巻いて自分たちで作ったんです。
ゲームには点数が出るようにしているので、ご入居者様も非常に熱心に取り組んでいらっしゃいました。「そこを狙うのよ!」といった声も飛び交っていて、白熱していましたね(笑)。

ご家族様にも「ぜひ一緒にどうぞ」とお声掛けしているので、お孫さんやひ孫さんにも参加いただきました。ご入居者様の代わりにゲームをしてくださるお子さんもいて、みなさん楽しそうに過ごされている様子に、こちらも嬉しくなりました。

当日は、できるだけ多くのスタッフで盛り上げられるようにシフトも調整しました。普段は入浴業務を担当しているパートスタッフにも、出勤できる場合は参加してもらったんです。
もちろん、夏祭りだけを優先して普段の業務に支障が出てはいけません。そのため、必要な業務が滞らないよう調整しながら、みんなで行事を作っています。

夏祭りをきっかけに、ご入居者様とご家族様が一緒に笑ったり、スタッフも交えて盛り上がったりできることは、ホームにとって大切な時間だと感じます。

※ルナハート千里丘の街で行われた夏祭りの様子はこちら
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ご入居者様の声を取り入れながら、毎年アップデート

――お食事も夏祭りならではの工夫があるのでしょうか?

お食事については、食事委員会を中心に厨房スタッフと相談しながら内容を決めています。
普段からご入居者様と接しているスタッフだからこそ気づけることもありますし、ご入居者様の声をお食事の内容にも反映しています。

「去年はこれが好評だったから今年も入れたい」「これはあまり人気がなかったから、今年は別のものにしよう」といった意見を出し合いながら、毎年少しずつ内容を変えているんです。

夏祭りのお食事は、普段とは雰囲気も大きく違います。煮物をきれいに飾り切りしてもらい、お寿司も手まり寿司を用意しました。
夏場は食中毒などのリスクも考慮する必要があるため、生ものは出さず、卵やエビなど火を通した食材を使いました。そうした制限がある中でも、見た目から楽しんでいただけるよう、厨房のみなさんが工夫してくださっています。

夏祭りの内容を考えるのは決して簡単ではありませんが、それでも、ご入居者様の反応を見ながら次の年に活かせるのは、毎年続けているからこそできることだと思います。

長く働くスタッフだからこそできる、ご入居者様への細やかな関わり

――スタッフのみなさんは、長く勤務されている方が多いそうですね。

10年以上勤務しているスタッフも多く、みなさん長く働いてくださっています。年齢層は少し高くなっていますが、その分、ご入居者様のことをよく知っているスタッフが多いですね。

スタッフ同士で「この方のケアについて、こういうところが気になる」「こうしたほうがいいのでは」と相談しやすい雰囲気もあります。リーダーやサブリーダーを中心に、ケアについて話し合う機会も定期的に設けています。
日々の小さな変化にも気づきやすいのは、長くご入居者様と関わっているからこそだと思います。

以前、スタッフがレクリエーション用に100円ショップで材料を購入してきたことがありました。それを使って作品を作ったご入居者様が「(材料を)買ってきてくれて嬉しい」と、とても喜んでくださったそうです。
完成した作品を「あなたにあげる」とスタッフに渡そうとされることもあります。受け取ることはできませんが、そこまで喜んでいただけたこと自体が、スタッフにとっても嬉しい出来事です。

また、ホームを退去されるご入居者様のご家族様から、「最後にスタッフと一緒に写真を撮りたい」と言っていただいたこともありました。長く関わってきたからこそ生まれるつながりがあるのだと、実感しましたね。
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変化を受け入れながら、より良いホームを目指す

――今年8月からは、週休3日制も導入されたそうですね。

チャーム池田満寿美町は、8月から週休3日制を導入しました。体調面などを考慮して希望されなかったスタッフもいますが、12名中11名が週休3日制を選択しています。
これまで1日8時間だった勤務時間が10時間になる分、休日が増える働き方です。まだ始まったばかりなので、これから実際に働きながら様子を見ていく段階です。

今年の3月以降、介護記録のデジタル化やインカムの導入など、ハードウェアの面でもさまざまな変化がありました。最初は「どうやって使うのだろう」と戸惑いがありましたが、使い始めると慣れるもので、インカムの導入に至っては、今では「もう以前のような固定電話には戻れないね」と話すスタッフもいるほどです(笑)。
どこにいてもタイムリーに直接伝えられる便利さを、ひしひしと実感しています。

スタッフには「やってみて、難しかったらその時に考えればいい」と伝えています。変化に対して、最初から「できない」と決めつけるのではなく、まず一度やってみる。その姿勢が、このホームのスタッフにはあると思います。

※週休3日制の導入について、チャーム奈良公園の方にインタビューした記事はこちら
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「効率化」と「人にしかできない関わり」の両方を大切に

――最後に、今後チャーム池田満寿美町をどのようなホームにしていきたいか、お聞かせください。

高齢人口の増加に伴い、今後ますます介護人材が不足する可能性がある中で、テクノロジーを活用して、効率化を図っていくのはとても大切だと考えています。うまく取り入れることで、ご入居者様にご迷惑をかけることなく、必要な介護サービスを提供できるからです。

一方で、これまでチャーム池田満寿美町が大切にしてきた、ご入居者様との関わりを大切にする姿勢も残していきたいです。
業務改善できるところは着実に進めながら、人でなければできないご入居者様との関わりや、ご家族様とのコミュニケーションは大切にしていく。その両方をうまく組み合わせていければ望ましいと考えています。

チャーム池田満寿美町は、もともと地域に根ざしたホームです。古くからある住宅地の中にあり、近隣からご入居される方も多くいらっしゃいます。
実は夏祭りでも地域の方にボランティアとして来ていただき、踊りを披露していただいたんです。車椅子に座ったまま手を動かして踊ったり、参加できる方は輪の中に入って一緒に踊ったりと、交流を深めていらっしゃいました。

夏祭りが終わった後に「夏らしくて良かった」と言っていただけると、開催して本当に良かったと感じますね。

これからも、今まで大切にしてきた人とのつながりを守りながら、新しい仕組みも柔軟に取り入れていく予定です。ご入居者様にもスタッフにも「ここで良かった」と思ってもらえるホームを作っていきたいですね。

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