介護職の将来性と企業理念が入社のきっかけ

――後藤さんがチャームケアに入社された経緯を教えてください。

大学は語学系の学部だったので、介護や福祉とは無縁でした。就職活動も業界を絞ることなく、幅広くさまざまな企業を検討していました。

就活を進めるなかで、チャームケアのホーム見学に伺う機会がありました。想像していたよりも、はるかにホームが綺麗だったことと、明るい雰囲気に驚きました。
また「スタッフが幸せだからこそ、ご入居者様を幸せにできる」というチャームケアの企業理念が、心に響きました。

自分の価値観を大切にして生きていきたいので、社員のことを大事にしてくれる会社で働きたいという思いもありました。
高齢化社会において介護職は必要不可欠な仕事なので、将来的にも安心できるところに魅力を感じて、チャームケアへの入社を決意しました。

2024年4月に新卒で入社し、チャーム東葛西で介護スタッフとして勤務しています。

※チャーム東葛西に勤める介護スタッフへの前回のインタビュー記事はこちら。
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介護職は、スポーツとは違う筋肉を使う仕事!?

――入社後、大変だったことはありましたか。

自由気ままな大学時代とは生活のリズムが全然違っていたので、慣れるまでは大変でした。
ホームでの生活は、何時にお食事、何時にお風呂…とタイムスケジュールが決まっているので、時間を意識しながら生活するのが難しかったですね。

学生時代にバスケや陸上をやっていたので、体力には自信があったのですが、体力面でも思いのほかハードルを感じました。
介助業務で使う筋肉は、これまで使っていたジャンプしたり走ったりするときに使う筋肉とは少し違って、最初は筋肉痛になりました(笑)。
半年くらい経った頃から、少しずつ慣れてきた感覚がありました。

まだまだわからないことや対応に迷うことがありますが、「どうしたら良いですか?」と先輩に質問をすると、一緒に考えてくれて、教えてくれる方ばかりです。周囲の先輩方は、みなさんすごく優しく接してくれるので、本当にありがたいです。
同じホームになんでも相談できる同期もいるので、心強いです!

介護の仕事は予測不能で刺激的

――後藤さんが考える介護職の魅力を教えてください。

介護職の魅力は、同じご入居者様と接しながらも、毎日異なる表情や姿を見られることです。
何が起こるかわからないので、刺激的で飽きることがありません。良いこともそうでないことも、小さなハプニングを含めると毎日何かしら起こっていますね(笑)。

筋肉量が少なくご自身では歩けなかったご入居者様が、リハビリを受けて歩けるようになったり、自分でベッドから車椅子へ移乗ができるようになったりと、感動することもしばしばです。

毎日コミュニケーションを取るなかで、ご入居者様との間に少しずつ信頼関係が生まれ、可愛がってもらえるようになりました。
ご入居者様からすると、私は「ひ孫」くらいの世代です。親族でもないのに、こんな風に可愛がってもらえる仕事は、他にはないんじゃないかなと感じています。
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ご入居者様が成長を見守ってくれている

――ご入居者様とのエピソードで、印象的なものをお聞かせください。

初めて夜勤のシフトに入った際、日頃よく接しているご入居者様の居室に排泄介助に伺ったんです。
ご入居者様は寝ていらしたのですが、介助をしている間に目を覚まされて「あら、今日から夜勤なの?」と、声をかけていただきました。
長くご入居されている方だったので、新人で入社した私が夜勤ができるくらい成長したことに驚かれた様子でした。
少しホッとしたような表情から、入社してからの成長を見守ってくださっていたのかな、とすごく温かい気持ちになりました。

期待を裏切らないように、これからどんな姿勢で仕事に取り組むかを考えるきっかけにもなりました。

※チャーム東葛西:当時のホーム長へのインタビュー記事はこちら。

ご入居者様とのお話で知見が広がり勉強につながる

――介護職のやりがいを教えてください。

ご入居者様の笑顔が見れたときや、「あなたがいてくれてよかったわ」と言われたときは、本当にやりがいを感じます。最初は、家族でもない1スタッフの私に、こんなにも感謝の気持ちを伝えてくれるんだ!と驚いたくらいです。

私が風邪をひくと「大丈夫?」と、心配してくれるご入居者様もいらっしゃいます。どっちがケアされているのかわかりません(笑)。

ご入居者様から教えていただくこともたくさんあります。
通販番組を見ていたご入居者様に「これ、良いですね」と言ったら、「これは詐欺だから買っちゃダメよ!」と言われたこともあります。

ご入居者様のなかには、大手優良企業に長く勤務されていた方もいらして、博識の方も多くいらっしゃいます。この街の歴史などを教えていただくこともあります。
実際の経験がないことでも、お話を聞くことで私自身も知見が広がって、とても勉強になっています。
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よく知ることで、ご入居者様との信頼関係を積み重ねる

――後藤さんは仕事をするうえで、心がけていることはありますか。

ご入居者様をよく知ることを大切にしています。
出勤したと思ったらもう退勤の時間?というぐらい目まぐるしい毎日でも、居室にお伺いした際は、お部屋にあるものを見て感じたことなどをお話しして会話の糸口にしています。

ご入居者様の居室はプライベート空間なので、お好きなものや趣味のものなど、その人らしさが出る場所でもあります。
ご入居者様についてたくさん知ることが、仕事でもあり趣味みたいな感じで楽しみにもなっています。

最初は距離を取られているご入居者様も「知りたいです!」と態度や言葉で伝えていると、「しょうがないな~」といった雰囲気で話してくださるんです。
積極的なコミュニケーションで心の距離を縮めて、少しずつでもご入居者様に信頼いただけるように心がけています。

目指すのはオールマイティに活躍する介護スタッフ

――最後に後藤さんの目標をお聞かせください。

自分の担当フロアだけでなく他のフロアも対応できるくらい、オールマイティに活躍する頼れる存在になりたいです。
3年の実務経験を経て、介護福祉士の資格を取得するのはもちろん、業務の幅も広げていきたいですね。

まだ誰かに物事を教える自分の姿は想像できませんが、将来的に後輩が入社して教える立場になった暁には、周りの方たちがそうしてくれたように全力でサポートしていきたいです。

以前、先輩に対応方法について相談したときに「私も昔まったく同じことを考えてたよ」と言われて、私だけじゃないんだ!とホッとしたことがありました。
年齢が近いと共感できる部分も多いはずなので、新人さんにとって相談しやすい先輩になりたいです。

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