入社の決め手は、採用担当の人柄と介護に対する熱意

――村上さんのご経歴をお願いします。

チャーム新大阪淡路の介護リーダーの村上です。
2014年新卒として入社し丸7年、現在8年目に入ったところです。

――チャームケアに入社したきっかけを教えてください。

学生の頃から、福祉に興味がありました。
就職活動中には介護や福祉の道へ進もうと決めていたので、関連する企業の面接を受けていました。

チャームケアに入社を決意したのは、採用担当の方の人柄が決め手でした。
とても親身になってくださり、熱意を持って「一緒に頑張っていきましょう」と話してくださったんです。
自分がここで働くんだ、という具体的なイメージが持てたのがチャームケアでした。

当時、他にも1社内定をいただいていましたが、チャームケアの介護に対する熱意に魅かれ入社を決めました。
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心理学科から介護業界・高齢者福祉の道へ

――介護や福祉の道に進もうと決めた理由を教えてください。

大学では心理学科で、精神科病院へ実習に行っていました。
通っていた大学には福祉学科もあり、介護の実習に行っていた友人から話を聞いていると、高齢者福祉の方が自分には合っているのではないかと感じるようになりました。

そこで、学生のうちに福祉に関する資格を取りたいと思い、ホームヘルパー2級(現:初任者研修)の資格を取得しました。
資格取得のために勉強したこともあり、その後介護福祉の関連企業の説明会に参加すると、よりいっそう介護業界に興味を持ちました。

自分自身、介護に対する抵抗がなく、職業としてやっていけそうだと感じたので、介護福祉にしぼって就職活動をしていました。

――入社してみて、介護現場のお仕事はイメージとのギャップはありませんでしたか?


ホームヘルパーの資格取得時、実習で介護の現場も見ていたので、ギャップはほとんどありませんでした。
実習での経験は本当に大きな財産で、たくさん学ばせていただきましたね。
おかげさまで、入社後も特に戸惑いなくスムーズに慣れていくことができました。

精神科病院での実習の方がよりハードさを感じましたし、最初にそういった経験があって介護現場を知ることになったので、自分にとっては良かったですね。
チャームケアは、研修制度が充実していて、周りの先輩のサポートもあったので、大変さをあまり感じずに頑張ることができましたね。
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やりがいはご入居者様の笑顔や感謝のお言葉

――どういった場面でお仕事のやりがいを感じられますか?

介護職は、日々「ありがとう」と言っていただける仕事です。
「ありがとう」と感謝のお言葉をいただく回数の多さは、なかなか他の仕事では得難いもので、介護の仕事ならではだと思います。

たとえば、朝お会いしたときに「今日も来てくれたんやね」と言っていただけたり、お話をして笑顔になっていただけたり。
ご入居者様の日々の生活の​何気ない会話ひとつひとつがうれしく、やりがいを感じます。
自分が必要とされていると感じられますね。

やりがいをいただいているからこそ、私たちもスタッフとしてご入居者様に有意義な時間を過ごしていただきたいと感じ、働く原動力にもなっています。

――ご入居者様とのエピソードがあれば教えてください。


以前、認知症をお持ちのご入居者様が2ヶ月ほど入院されていて、退院後ホームに戻ってこられた際、僕のことを覚えていてくださったんです!
いろいろ忘れてしまわれていることもあって、僕のことも忘れていてもおかしくないかな、と覚悟していましたが、入院前と同じように「お兄ちゃん」と呼んでくださいました。
自分のことを覚えてくれていたんだ!とすごく嬉しくて、本当に感動して今でも印象に残っています。ちょっと泣きそうになりました(笑)。

介護の現場で働いていると、そういった嬉しい瞬間がやりがいになっています。
仕事を通して人とのつながりを感じ、感動できることが介護の良さだと思っています。
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十人十色の介護だからこその悩み

――仕事をする上での悩みや苦労などはありますか?

ご入居者様の中には、介助を受けることに対して拒否反応のある方もいらっしゃいます。
「こうしてほしい」と言葉で仰らない、伝えることが難しい方に対して、どのように対応すればよいか悩むことがあります。

ご入居者様の内なる思いを察知して、試行錯誤した上で、受け入れていただける介助方法を見つけるまでは苦労しますね。

たとえば、1人ではなく複数人での対応を試みたり、違うスタッフが対応してみたり、男性スタッフ・女性スタッフなど性別を変えてみるなど…
それでもダメなら根本からアプローチの方法を変えるなど、あの手この手で工夫しています。

ホーム長やケアマネさん、経験の長いスタッフにアドバイスをもらったり、相談しながら対応しています。
ご入居者様はそれぞれ十人十色なので、ご満足いただける介護サービスにたどり着くまでが難しいですね。

ですが、みんなで悩んで考えて実践して、うまくいった瞬間は達成感ややりがいがありますよ!
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介護職にはコミュニケーション能力と「鈍感力」が大切

――介護職の未経験者に心がけてほしいことはありますか?

僕は入社当初から、ご入居者様はもちろん、スタッフ同士のコミュニケーションを意識していました。
入社して間もない頃はわからないことが多いので、声をかけてもらうのを待っているだけではなく、自分から積極的に周りに相談してほしいですね。
わからないことがわからないまま過ぎていってしまう前に、気になることや不安なことがあれば、先輩のスタッフたちにどんどん聞いてほしいです

介護職はコミュニケーションが不可欠なので、人と話すことが好きな方は介護に向いていると思います

チャーム新大阪淡路には、この春新卒のスタッフが2人入ってきました。
みんな飲み込みが早く、スムーズに現場に馴染んでいますよ。
僕が新人の頃よりもできてるんじゃないかな(笑)。
ご入居者様やスタッフの名前を覚えたり、業務の流れを理解するのも早いのでこれからがすごく楽しみです。

はじめてなので失敗することもありますし、先輩たちから注意されることも当然あります。
反省点を前向きにとらえ、いつまでも引きずらず切り替えていくことが大事です。
一度失敗したからといって思いつめすぎないで、経験を糧にして次に活かしていってほしいですね。

介護の現場で長く働いていくには、良い意味で「鈍感力」みたいなものも必要だと思っています(笑)。
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ゆくゆくは統括リーダーやホーム長に!

――今後の目標を教えてください。

もっと経験を積んで、ゆくゆくはホーム全体を見る統括リーダーやホーム長も目指したいと思っています。
そのためには、ご入居者様だけでなくご家族様や関係者の方と相互理解を深め、ホーム全体のことに目を向けられるようにならなければいけません。
外部の方への対応力やコミュニケーション能力も必要です。
目の前のご入居者様だけでなく、関わりのあるすべての方に感謝していただけるようなサービスを提供していきたいですね。

今はコロナ禍で面会を制限させていただいている状況のため、ご家族様もご心配だと思います。
私たちの言葉遣いや言動ひとつひとつ気をつけることで、少しでも安心していただけるように、丁寧な対応を目指して頑張っています。

また、介護福祉士の資格を持っており、次のステップとしてケアマネージャーに興味があります。
資格を取得することそのものよりも、介護に対する知見を広めたいので、そういった意味で勉強をしたいですね。
介護に関する質問に的確にお答えするためにも、知識や情報をたくわえたいです。

※チャーム新大阪淡路、ホーム長の取材記事はこちら!

他人にできて、自分にできないことはない!

――新卒の方や学生さん、これから介護を目指す方へのメッセージをお願いします。

1年目の頃、先輩スタッフから言っていただいて、今でも大事にしている言葉があります。
それは「人にできて、自分にできないことはない」
「村上くんはこんなに頑張っているんだから、私にできてあなたにできないことは絶対にないよ。だからできるまでやりなさい」
と言ってもらったんです。

自分の中でその言葉がすごく響いて、自分の座右の銘になっています。
できるようになるまでの早さは人それぞれ差がありますが、諦めずに続ければいつか最終的にはできるようになるんです。
今でも、新しいことにチャレンジするときは、その言葉を思い出して頑張っています。

他のスタッフにも「いずれ絶対にできるようになる」と思って頑張ってほしいので、困っているスタッフには同じように伝えています。
そのくらい、自分にとってはすごく大事にしている言葉です。

誰しも最初は未経験なので、未経験で介護の仕事をはじめるのは、不安な方もいるかと思います。
実際に、無資格・未経験で入社される方も多く、みなさん入社後に経験を身につけて頑張っています。

大事なのは前向きにとらえる姿勢なので、未経験でも介護に興味のある方はぜひ一歩踏み出してほしい
です!

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