チャームケアでは週休3日制の導入を試験的にスタート

チャームケアは、2024年7月よりチャームスイート神戸北野、チャーム四條畷、チャームプレミア柿の木坂の3ホームで、希望するスタッフに対して、試験的に週休3日制をスタートさせました。

週休3日制は、働き方改革の推進に伴い、内閣府が発表した「経済財政運営と改革の基本方針2021」において、選択的週休3日制度の導入・促進と普及を図ることが明記されています。

まずは9月末までの3ヶ月と期限を設けて試験的に実施し、実際に働いたスタッフの意見をもとに、制度の整備を行います。9月以降は多くのホームで本格導入を予定しています。

※参考:経済財政運営と改革の基本方針2021
 (12471)

週休3日制を選択するメリット

働き方が多様化する現代において、週休3日制における最大のメリットは、ワーク・ライフ・バランスが実現できるという点にあります。

増えた休日を使って、副業を始めたり、資格取得の勉強や体力作りなど自己研鑽の時間を設けたり、お子様との時間を増やしたりと、それぞれのライフスタイルに合わせた過ごし方が可能です。仕事以外の時間も充実させたいと考えている方にとっては、魅力的な選択肢です。

週休3日制も週休2日制も1週間の勤務時間は同じ

――ここからは、実際に週休3日制を試験導入したチャームスイート神戸北野のホーム長である井戸克之さんにお話を伺います。週休3日制を導入するに至った背景をお聞かせください。

週休3日制については、会社から全正社員に向けて事前アンケートがありました。チャームスイート神戸北野のスタッフから、週休3日制の試験導入に参加したいという声が多かったことから、一足早く導入する運びになりました。

週休3日制を選択したスタッフは、週4日勤務で1日の勤務時間は10時間です。
これまでどおり週休2日制のスタッフは、週5日勤務で1日の勤務時間は8時間のため、1週間あたりの勤務時間合計は同じです。

チャームスイート神戸北野のスタッフは週休3日を選択している介護スタッフが7名、週休2日が6名です。現時点では、試験導入ということもあり、週休3日制が選択できるのは正社員に限定されています。

働き方の選択肢が増えることで、さまざまなライフスタイルに対応することができるようになります。
増えた休日を使って、副業を始めることも、趣味の時間を充実させることも可能です。一方で1日の勤務時間は2時間増えるので、体力的に大変だと感じる方もいらっしゃいます。

※井戸さんへの前回のインタビュー記事はこちら。
 (12472)

週休3日制にはポジティブな意見が多数

――週休3日を選択されたスタッフからは、どのような意見がありましたか。

夜勤に対するポジティブな意見をよく耳にします。

午後10時から夜勤スタートとなるため、「家族と一緒に夕食を食べてから、落ち着いて夜勤をスタートできる」「夜勤のスタートがご入居者様の就寝後のため、業務負担が軽減される」という喜びの声や、これまでの16時間勤務から10時間勤務になることで「体力的な負担が軽くなる」という意見が出ています。

また、勤務時間が2時間延びることで、担当者から直接今日のご入居者様の様子を聞くことができるため、引き継ぎがしやすくなった、という声もありました。

週休3日制の新しいシフトに慣れるまでの時間には、個人差がありますが、メリットを感じているスタッフが多いようです。

週休2日の場合の勤務例

  • 10/1 17:00勤務開始
  • 10/2 10:00勤務終了
  • 10/3 休み

週休3日の場合の勤務例

  • 10/1 22:00勤務開始
  • 10/2 9:00勤務終了、休み


 (12482)

シフト作成ソフトの導入で負担軽減

――週休3日と週休2日のスタッフがいるなかでのシフト作成について教えてください。

週休3日制の導入に合わせて、シフトの自動作成ソフトの使用が始まりました。
ソフト自体は2年ほど前から、各ホームで順次導入が進められていましたが、チャームスイート神戸北野でも、このタイミングで運用が開始されました。

週休3日制と2日制の混合、かつ希望休も反映したシフトの作成は大変だろうな、と少し不安に思っていたんです。
実際には、ソフトが8割程度完成したものを作成してくれるので、本当に助かっています。ソフトで出力したシフトを確認し、微調整をする程度の負担で済んでいますね。

定期的なアンケートでスタッフの声をダイレクトに集める

――9月からは近畿圏のホームを中心に、週休3日制が導入されると伺いました。

チャームスイート神戸北野にも、「週休3日がすごく合っている」というスタッフと、「慣れるまでは体力的に大変だな」と感じているスタッフがいます。
慣れる速度は人それぞれなので、一概には言えませんが、試験期間が終わる9月末頃には10時間の勤務時間に慣れるスタッフも増えているはずです。

週休3日制を選択しているスタッフは、定期的にアンケートに答えて、忌憚のない意見を直接会社へ送っています。

週休3日制の本格導入にあたっては、ホームで週休3日制を選択できる人数や、週休3日と2日を変更できるタイミングをどうするかなど、一定のルールの作成にも前述のアンケートが役立てられるでしょう。
 (12481)

週休3日制が選択できるという魅力

――週休3日制に対する期待感や、今後の動きなど予定があれば教えて下さい。

世の中には、週休3日制という選択肢がある企業や施設は、まだ多くはありません。
本格導入となれば、チャームケアには、価値観やライフスタイルに合わせて働き方を選択できる魅力がプラスされます。

副業にチャレンジしてみたい、趣味の時間を増やしたい、休みの日を増やして家族と過ごしたいなど、週休3日を選択することで、スタッフの理想の生活に一歩近づくことができます。
一方で、1日10時間勤務は体力に不安がある、夜勤明けの翌日は休日が良い、というスタッフは、これまでどおりの週休2日制を選択することも可能です。
どちらか一方ではなく、働くスタッフが自分自身の意志で「選べる」ということが最も魅力だと考えています。

チャームケアでは新しい取り組みを始める際、一番先頭に立って積極的に動くのは社長自身なんです。今回の週休3日制の導入も、社長が「やろう!」と言って主導しています。
世間の動きやトレンドに敏感で、推進力が高くていつも尊敬しています。

時代に合わせた柔軟な考え方で、働き方改革に積極的に取り組むチャームケアに、これからも期待してください!

関連する記事

関連するキーワード

著者