介護支援専門員(ケアマネージャー)の仕事内容

ケアマネとは、「ケアマネージャー」という職種の略称であり、介護保険制度上での正式な呼称は「介護支援専門員」です。
「ケアマネジャー」と呼ばれる場合もあります。

介護サービス提供の計画書を作り、関係者の連携を図り、円滑にサービスを実現する、介護保険サービスの要となるポジション。

介護施設で働くケアマネの特徴についてご紹介したのち、実際にチャームケアで働くケアマネの方へインタビューしていきます。

必要資格|ケアマネになるには

ケアマネージャーとして働くには、『介護支援専門員』の資格が必要です。

介護支援専門員は、国家資格ではないものの、試験の合格率は10~20%前後というハイレベルな資格です。
受験資格は、実務経験が5年以上かつ従事日数が900日以上。
介護職として働く中で、ステップアップとして取得を目指す方が多いのが特徴です。

仕事内容|ケアプランの作成

メインとなる仕事内容はこちらの2つ。

1.ケアプランの作成
2.市町村やサービス事業者、ご家族様との連絡・調整


介護・支援の必要な方の相談や心身の状態を踏まえて、その方に合った介護サービスを受けられるよう、計画(ケアプラン)を立てること。
ケアプランに沿って介護サービスを実行できるよう、各方面の調整役になります。

要介護者・要支援者の方に対してケアプランを作り、関係者(介護・医療に関わる方・ご本人様・ご家族様)への説明を行います。
そして、ケアプランに変更が必要な場合は、随時また関係者へ説明・面談を行っていきます。

また、作成した計画通りにサービスが実施されているかの確認も、重要な仕事です。

仕事内容|老人ホーム勤務の場合(施設ケアマネ)

ケアマネージャーがどのような方のケアプランを作成するかは、ご自宅にお住まいなのか、施設にご入居されているのかによって変わってきます。

チャームケアの場合は、介護付有料老人ホームを全国に展開しています。
そのため、チャームケアで働くケアマネージャーは、「施設ケアマネ」と呼ばれます。

ご入居者様のためのケアプランを作成し、今のお悩みや想いなどをお伺いして、コミュニケーションをとる部分は、他施設のケアマネと同じ。
老人ホーム勤務のメリットは、ご入居者様が勤務先にお住まいなので、ご体調やお気持ちの面などを把握しやすいこと。
介護サービスを提供するスタッフも、同じホーム内にいるので、連携がとりやすいのが特徴ですね。

介護付有料老人ホーム、チャーム郡山九条でケアマネージャーを務められている、阪口さんにお話を伺いました。

チャームケアに入社を決めた理由や、普段の業務内容、チャームケアの良いところなど、さまざまなことにお答えいただいています!

介護施設のケアマネの働き方インタビュー

──本日はよろしくお願いします!まず最初に、ご経歴を教えていただけますか?

よろしくお願いいたします。チャーム郡山九条の阪口です。
入社して6年、ケアマネージャーとして働いています。

前職も介護業界で、大阪府の老健で介護職として働いており、そのときにケアマネの資格を取得しました。
せっかく取った資格を活かせるところはないかなと思っていたところ、自宅の近くで「チャーム奈良公園」のケアマネ募集があり、実務未経験でも大丈夫ということで応募したのがきっかけです。

ケアマネも、介護スタッフとともにご入居者様のケアを

──介護職からケアマネになって、大きく違いを感じたことはなんですか?

ケアマネとしての実務経験がなかったので、ケアプランを立てるときには戸惑いました。

介護スタッフだったときも、ケアプランを見ながら介助をしていたのですが、いざ自分がプランを立てるとなると、何を参考に作っていけばいいのか手探り状態でした。
研修や先輩からの指導もあって、徐々に慣れていくことができました。

介護スタッフは、対ご本人様がメインですが、ケアマネはご本人様以外にも、対スタッフ、対ご家族様へのやりとりも重要です。
職種が変わったことで、今までとはまた違った視点を持つことができました。

ケアマネは介助の仕事も兼務する?

──ケアマネの方は、実際に介護現場に入られることもあるのですか?

施設によると思いますが、僕自身は介助に入るようにしています。
その方がどんな性格で、どんな想いをお持ちで、どれくらいのことができるのか…ケアプランを作成するには、ご入居者様を知ることがとても重要です。

ベースとなるケアプランを元にして、おひとりおひとりに合わせたプランをつくる必要があります。
ご入居者様ご本人、ご家族様を知る近道として、率先して介護サービスに入っています。

ケアマネがご入居者様の生活の質を担っている責任

──日々の業務で、大変だなと感じることは何ですか?

ケアプランを立てることの、責任の大きさを感じています。

僕が決めたケアプランにそって、サービスが提供されていきますので、内容次第でご入居者様の生活が大きく変わります。
ご入居者様・ご家族様の貴重な時間をいただいていると思うと、失敗は許されませんから、6年やっていても悩むことはありますよ。

「なにが正解なんだろう」と悩んだときは、上司や他のエリアのケアマネに相談しています。
さまざまなアドバイスをもらうことができ、自分の判断に自信を持てたり、改善点を見つけられます。
なるべく、ひとりで抱え込まないように心がけています。
周りの方がフォローしてくださる環境なのは、本当にありがたいですね!

ご入居者様の中には、ホームを「終の棲家」とされて、看取りを視野に入れている方もいらっしゃいます。
最期まで、その方らしく、生活の質を落とすことなく過ごしていただけるように、さまざまな観点から最適なプランを練っています。

最期を迎えられたときに、ご家族様から「チャームケアさんでよかった」「阪口さんに見送ってもらってよかった」とお礼の言葉をいただいたときは、ケアマネの責任を果たせたと感じましたね。

ケアマネには介護保険制度や法律の知識が重要

──普段から仕事をする上で気を付けていることは何ですか?

介護の制度や法律などの変化に敏感でいることです。

ケアプランを立てるには、実務的な部分から介護保険の仕組みまで、広い分野の知識が必要。
よく見ておかないと、「変更されていたのを知らなかった」ということが起きてしまいます。

とはいえ、一人で常に知識をアップデートし続けるのは大変ですよね。

チャームケアは、教育や研修にとても力を入れている会社。
研修の中には、ケアマネだけでなく、ホーム長(管理職)も一緒に受けるものもあります。
別職種の方を交えることで、新しい介護保険の仕組みやサービス、都道府県による違いなどが学べますよ。

相談できる方の数や、ノウハウが多いところも魅力のひとつ。
「こんな制度が始まったよ」「奈良県ってこういうのあったよね?」と、情報交換の場にもなっています。

ケアマネひとりが重い責任を負うわけではなく、みんなで助け合って仕事を進めていくというスタンス
新人ケアマネさんも、どんどん周りを頼ってくださいね。

ケアプラン作成には書類や事務作業が欠かせない

──ケアマネは事務作業が結構多いとお聞きしたことがあります。

事務仕事はたしかに多いですね。

ケアプランをひとつ立てるだけでも、「この書類を作ってからでないと次へ進めない」など、いくつも段階があるんです。
デスクワークやパソコンが苦手な方には、ちょっと大変な部分かもしれません。

チャームケアでは、上司がケアプランのチェックをしてくださいます。
「この方のケアプランは●月●日まで」など〆切があるので、それまでに作成して、自分でチェックをしておくという感じで仕事を進めています。
〆切がないとなかなか動けないタイプなので(笑)、抜け漏れがないように見てもらえるのは大変助かっています。

夏祭りなどのレクリエーションなども楽しみながらできる

──介護の仕事というと、入浴介助など直接的なサービスをイメージしがちですが、ケアマネのお仕事は少し違うんですね。

介護職と聞くと、入浴や排せつの介助を思い浮かべる方も多いです。
もちろん、そういった介助もあるのですが、ただそれだけではありません。

ご入居者様が楽しく体を動かして、身体能力を維持するために、レクリエーションを計画することもケアマネの仕事。
介助だけではなく、レクリエーションなどもつながって、ひとつのケアプランになっているんです。

施設の種類・介護度の重さなどによっては、レクリエーションが実行できないこともあります。
チャームケアは主に介護付有料老人ホームを運営しているので、いろいろな企画ができるんですよ。
僕の理想の介護像に近くて、老人ホームのケアマネならではの面白さですね。

レクリエーションは、介護スタッフのみんなもアイディアを出してくれて、楽しんでやっています(笑)。
たとえば、「ご飯を食べたあとに、晩酌タイムを設けるのはどうですか?」なんて、提案してくれることも。

チャームケアは、本当に人間関係の良い会社。
介護スタッフが協力的だったり、上司がケアプランをチェックしてくださったり、他のケアマネにも質問しやすかったり…よい環境でケアマネ経験を積むことができています。

※チャーム郡山九条のレクリエーションについてはこちら!(↓)

ケアマネとしての価値提供でやりがいを実感

──仕事をする上で、やりがいを感じる瞬間はありますか?

ケアプランを通じて価値を提供できていると感じる瞬間です。
「チャームケアに来てよかった」とおっしゃっていただけるのが何よりですね。

先ほどの看取りの例にもありましたが、ケアプランはご本人様のご希望を叶えるために、ご家族様と協力しながら進めていきます。
プラン通りに進んで、ご本人様もご家族様も笑顔になっていらっしゃると、本当に嬉しく思います。

ときには、ご本人様とご家族様のやりたいことが一致しない場合もあります。
ご入居者様の気持ちをご家族様にお伝えして、説得することも必要になります。
そのためにも、ご入居者様がどういった方なのかを知っておくことはとても重要ですね。

「いつも見てくださっている阪口さんが言うなら、そうしてみようか」とご家族様がおっしゃってくださることもあり、信頼関係につながっていくなと実感しています。

介護や病気の知識が豊富なケアマネになりたい

──これからの目標について教えてください。

現状で満足せずに、よりよいプランを作成できるよう、もっといろいろな知識をつけていきたいです。

介護業界は日進月歩。保険やサービス、病気への対処法、どんどん新しいことが出てきます。
気をつける箇所も増えるので、アンテナを広く張っておきたいですね。

ケアプランを作っていく人間として、さまざまな知識の引き出しがあれば、実際にサービスを提供する介護スタッフにも伝わりやすいもの。

「どうしてこの介助が必要なのか」「なぜ、このステップが重要なのか」という理屈付けがあり、やる意義が明確であれば、お互いにスムーズですからね。
介護スタッフに「これってどうなの?」と聞かれたときに、すぐに答えてあげたい。
そのくり返しが、信頼関係の構築につながっていきます。

チャームケアは働きやすい!おすすめできる理由

──では最後に、これからチャームケアへ入社される方へメッセージをお願いします!

介護業界は大変そうとよく言われますが、実際は面白みのある、やりがいのある仕事です。
ご入居者様とも毎日いろいろな話をして、笑って、楽しい時間ですよ。

チャームケアには、前向きでポジティブな考えの方がとても多いです!
もし「仕事が大変」と感じたら、素直に周りに相談してみて下さい。
不要な業務を見直してくれたり、どうすれば効率よく仕事ができるかなど、必ずアドバイスをくれるはず。

誰かが忙しいときは、他のスタッフが代わりにサポートに入るなど、介護スタッフ同士の人間関係がよく、働きやすい環境です。

僕が働いているチャーム郡山九条は、福祉介護事業認証制度を取っています。
都道府県の定める「働きやすさ」のすべての基準をクリアした上で、実地調査をパスして取得したもの。
公的に、働きやすい職場であるとお墨付きをいただいているので、安心しておすすめできます!
ケアマネを辞めたいと考えている方、よかったらチャームケアに来てみませんか。(笑)

この記事を読んでいるあなたと、お会いできるのを楽しみにしています。
※福祉・介護事業所認証制度について詳しく知りたい方はこちら!(↓)
※この記事に使用しているお写真は、ご入居者様に公開許可を頂いています。

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