2022年2月から介護職の給与アップ
2021年10月に発足した岸田内閣が掲げる「介護士等の賃金アップ」。
この介護職員の処遇改善を目的とした賃上げ施策が2022年2月からスタートしており、具体的には介護職員一人当たり月額9000円ほどアップが見込まれています。
ではなぜ、国の施策で賃上げされることになったのでしょうか?
それは介護事業の報酬形態に理由があります。
介護事業は介護保険から介護報酬を得て経営されています。看護や保育と同じく、公定価格(公的価格)によりサービス価格を国に定められている事業です。
そのため事業者自身がサービス価格を決められず、各介護事業者がスタッフの賃上げを検討していても、総報酬を事業者の努力で上げることは難しい仕組みになっています。
このような報酬形態を背景に持つ介護等の職種に対して、政府は仕事の大変さに比べて給与水準が低いことを指摘し、「公的価格のあり方の見直しを行う」と発言。
それをきっかけに国会で議論が重ねられ、この度の賃上げ施策がスタートすることになりました。
(2022年2月~9月までは全額国費の交付金で支給。10月以降は介護報酬に組み込まれて恒久化する予定。)
この介護職員の処遇改善を目的とした賃上げ施策が2022年2月からスタートしており、具体的には介護職員一人当たり月額9000円ほどアップが見込まれています。
ではなぜ、国の施策で賃上げされることになったのでしょうか?
それは介護事業の報酬形態に理由があります。
介護事業は介護保険から介護報酬を得て経営されています。看護や保育と同じく、公定価格(公的価格)によりサービス価格を国に定められている事業です。
そのため事業者自身がサービス価格を決められず、各介護事業者がスタッフの賃上げを検討していても、総報酬を事業者の努力で上げることは難しい仕組みになっています。
このような報酬形態を背景に持つ介護等の職種に対して、政府は仕事の大変さに比べて給与水準が低いことを指摘し、「公的価格のあり方の見直しを行う」と発言。
それをきっかけに国会で議論が重ねられ、この度の賃上げ施策がスタートすることになりました。
(2022年2月~9月までは全額国費の交付金で支給。10月以降は介護報酬に組み込まれて恒久化する予定。)
公的価格の在り方の抜本的な見直しです。医師、看護師、介護士、さらには幼稚園教諭、保育士、こうした方々など社会の基盤を支える現場で働く方々の所得向上に向け、公的価格の在り方の抜本的見直しを行います。
対象となる介護職は
この国の賃上げ施策の対象は、介護業務に関わる介護スタッフ(パート、アルバイトを含む)のみとなっています。ケアマネや生活相談員、リハビリ職は対象外です。
支給された介護スタッフ分の交付金(2022年9月以降は報酬)の分配は各事業者で決められるため、実際の個人が受け取る給与にどのくらい影響するかは事業者によって異なります。
この交付金(または報酬)の使いみちは、「職員の賃金アップに使用すること」という決まりもあるので、事業者によって大小はあっても、賃金アップは間違いないと言われています。
支給された介護スタッフ分の交付金(2022年9月以降は報酬)の分配は各事業者で決められるため、実際の個人が受け取る給与にどのくらい影響するかは事業者によって異なります。
この交付金(または報酬)の使いみちは、「職員の賃金アップに使用すること」という決まりもあるので、事業者によって大小はあっても、賃金アップは間違いないと言われています。
介護職のお給料は処遇改善で年々アップ
「介護職員処遇改善加算」は、介護の入所施設や通所施設に支給されています。
この加算を取得している事業所には、賃金や職場の環境改善に取り組んでいる事業所として2012年から報酬が上乗せで支給されています。
そのため、以下のように年々介護職の給与は年々増加傾向なんです。
この加算を取得している事業所には、賃金や職場の環境改善に取り組んでいる事業所として2012年から報酬が上乗せで支給されています。
そのため、以下のように年々介護職の給与は年々増加傾向なんです。
年月 | 平均給与 | 差額 |
2020年2月 | ¥315,850 | +¥15,730 |
2019年2月 | ¥300,120 | -¥850 |
2018年9月 | ¥300,970 | +¥10,850 |
2017年9月 | ¥290,120 | +¥340 |
2016年9月 | ¥289,780 | +¥9,530 |
2015年9月 | ¥280,250 |
参考:令和2年度・平成30年度・平成29年度介護従事者処遇状況等調査結果より※調査年度により調査対象は異なる
※介護職の給与についての豆知識記事はこちら!
※介護職の給与についての豆知識記事はこちら!
【介護・福祉業界の給与は高い?安い?】給与が上がる理由は資格?年数?データで見る平均給与 - チャームPOINT(チャームポイント)|介護で働くリアルを伝える情報メディア
介護業界は「大変さの割には、お給料が安いんじゃない?」とマイナスイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。実は、介護業界では、年々働きやすい環境づくりが推進されています。国からの処遇改善加算もあり、平均給与は毎年あがっているんですよ。介護職のお給料について、勤続年数別・資格別などデータを見ながらお伝えしていきます!
スタッフの頑張りに還元したい
チャームケアでは、日々現場でケアに携わるスタッフの頑張りに還元していくため、2022年2月に従業員の給与改定を行いました。
全職種とも、月給で5,000円、時給で30円アップすることになりました。
これに満足することなく、今後もチャームケアはさらなるスタッフの待遇改善にチャレンジしていきます。
全職種とも、月給で5,000円、時給で30円アップすることになりました。
これに満足することなく、今後もチャームケアはさらなるスタッフの待遇改善にチャレンジしていきます。
多様な働き方を応援
チャームケアでは給与アップなどの待遇改善だけでなく、スタッフ一人一人の頑張りに還元し、人生を応援していくため様々なことにチャレンジしています。
例えば正社員以外に「時間給社員」や「夜勤専従スタッフ」などのスタッフのライフスタイルに合わせた働き方や「産休・育休などの子育てにまつわる休暇制度」、さらに「定年年齢65歳」や「定年後の嘱託勤務(75歳まで)」などスタッフのライフステージに合わせた多様な働き方を準備しています。
これは、介護の仕事がご入居者様に対する思いやりやホスピタリティが欠かせない仕事であるからこそ、スタッフを大切にしたいという風土があるからなんです。
※チャームケアの多様な働き方についての記事はこちら!
例えば正社員以外に「時間給社員」や「夜勤専従スタッフ」などのスタッフのライフスタイルに合わせた働き方や「産休・育休などの子育てにまつわる休暇制度」、さらに「定年年齢65歳」や「定年後の嘱託勤務(75歳まで)」などスタッフのライフステージに合わせた多様な働き方を準備しています。
これは、介護の仕事がご入居者様に対する思いやりやホスピタリティが欠かせない仕事であるからこそ、スタッフを大切にしたいという風土があるからなんです。
※チャームケアの多様な働き方についての記事はこちら!
介護職の働き方改革!ワークライフバランスを重視した、正社員以外の多様な働き方 - チャームPOINT(チャームポイント)|介護で働くリアルを伝える情報メディア
首都圏・近畿圏で多数展開している株式会社チャーム・ケア・コーポレーションでは、介護スタッフひとり一人のライフスタイルに合わせたさまざまな勤務形態を設けています。今回の記事では、正社員以外の働き方とその特徴や、実際にその制度を利用して働くスタッフのインタビューを合わせてご紹介します。
まとめ
今回は、チャームケアの2022年2月からの給与見直しについて、制度的背景やチャームケアの風土について解説、ご紹介しました。
「介護=給料が少ない」というイメージを持つ方がまだまだいらっしゃるかもしれませんが、実は年々アップしているお給料事情や国の制度についてご理解いただけたかと思います。
今後さらに需要が高まる介護の仕事。
ぜひあなたも「介護業界で一番働きやすい会社」を目指すチャームケアで活躍してみませんか?
「介護=給料が少ない」というイメージを持つ方がまだまだいらっしゃるかもしれませんが、実は年々アップしているお給料事情や国の制度についてご理解いただけたかと思います。
今後さらに需要が高まる介護の仕事。
ぜひあなたも「介護業界で一番働きやすい会社」を目指すチャームケアで活躍してみませんか?