友達に誘われたことがきっかけで介護の道へ

──伊田さんのこれまでのご経歴を教えてください。

私はチャームケアに入社して5年目で、首都圏事業部の副部長として働いています。

入社した頃は、チャームケアが首都圏にできて、ちょうど1年後あたりでしたね。

──チャームケアに入社される前のお仕事について教えてください。

チャームケアに入社する前は、在宅介護の会社で働いていました。
私が大学4年生のとき、友達に誘われてアルバイトとして始めたんです。
たしか、介護保険の創設時ごろでしたね。

当時、正直に言うと介護に興味はなかったのですが、未経験OKの求人でしたし、友達と働けるならと思い、とりあえず面接を受けることにしたんです。
ただその友達がなんと面接をバックレてしまい…なぜか誘われた側の私だけがバイトをすることになりました。(笑)
介護業界に飛び込んだきっかけはこんなことでしたが、それから長い間続いているので、人生わからないものですね!
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訪問介護の仕事で見つけた楽しさとやりがい

──未経験から介護業界に入り、どのように感じられましたか?

最初は興味がなかったものの、やっていくうちに介護の仕事の楽しさを感じることができました!

在宅介護事業所では、ご利用者様のご自宅に伺ってケアサービスをします。
担当する高齢者の方は、お身体は動かないけれど、頭はしっかりしていて、動けないことに歯痒さを感じられていました。
入浴介助をさせていただいたとき、「さっぱりした」「気持ちよかった」と仰られ、笑顔になられる方が多くいらっしゃいました。

そういったお声で私も嬉しさを感じ、もっと喜んでいただきたいなと思い、介護の仕事の魅力ややりがいに気づいていきました。

前職には15年くらいお世話になっていました。
入社当初、今のチャームケアのように成長段階にある企業だったので、事業の拡大とともに自分自身を成長させることができ、入社1年後には気づけば管理職になっていましたね。
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ご利用者様のお言葉で有料老人ホームに興味を持つ

──チャームケアに転職されたきっかけを教えてください。

きっかけは、老人ホームにご入居される方に対して、楽しさや喜びをご提供したいと思ったからです。

在宅介護で担当していたご利用者様が、施設にご入居されるケースが多くありました。
みなさん口を揃えて仰られたのは「明日から施設に入るんだよね。本当は自宅が良いんだけど…」といった寂しそうなお言葉だったんです。

それを聞いたときに、自分から望んで施設に入られる方は少ないと感じました。
ご自宅で過ごされることを望んでいらっしゃっても、さまざなまご事情で介護施設に入居されるんです。
たとえば、ご家族の方がご自宅での介護に限界を感じられたり、ご病気やご体調の関係で、仕方ないこともあります。

在宅介護の仕事でやりがいを感じていたものの、知らない介護の世界があると感じましたし、まだまだ自分を成長させないといけないと思ったんです。
そこで、次は私が、老人ホームで働く側の人間になり、高齢者の方が望んでご入居されたり、ご入居後の楽しさをご提供できる環境を作りたいと思いました。

知人から紹介していただく中で、企業として最も成長中であると感じたのがチャームケアでした。
成長中の企業に入社すれば学べることも多いですし、さまざまなチャレンジができると思い、チャームケアに入社することを決めたんです。
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在宅介護と介護付き有料老人ホームの違い

──在宅介護と介護付有料老人ホームでは、どのような違いがありましたか?

最も違いを感じたのは、ご入居者様にお会いする頻度です。

在宅介護の場合は、週に2・3回ご自宅にお伺いしていました。
一方、介護付有料老人ホームは、ご入居者様のお住まいの場所なので、24時間いつでもお会いすることができるんです。

そのため、とても近い距離と関係性で、リアルタイムにさまざまな対応ができると感じました。
普段のご様子もしっかりと把握できますし、体調が優れなければすぐお部屋に向かうことができます。
またご趣味を楽しまれている方がいらっしゃれば、いつでも一緒に楽しめるのが魅力です。

在宅介護と入居型施設、それぞれに異なる良さがあるので、両方を経験することができてよかったと思っています!
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管理職からの突然の訪問!大きなチャンスをつかむ

──首都圏事業部に就任されたきっかけを教えてください。

簡単に言うと…ホームの玄関を開けると、いきなり小梶部長が立っていたのがきっかけです(笑)。

当時大阪で開発部長をされていた小梶さんが、なぜか東京にいらっしゃって、唐突に「俺が東京に来たら一緒にやってくれるか?」とお声をかけていただいたんです。

まだ私が入社2・3ヶ月目の頃だったので、とにかくびっくりしましたね。
おそらく出張で東京に来られていたのですが、大阪にいるはずの方が東京にいることにまずびっくりですし、これから小梶さんと一緒に首都圏事業部で働くということにもびっくりしました。
期待されているからこそのお言葉ですし、素直に嬉しかったです。

なぜ入社したばかりの私にそんな大きなことを言うんだろう?と疑問はありましたが、小梶部長は常にアンテナを張って、幅広い視野を持たれていることに気づきました。
会ったときに声をかけていただいたり、会わなくても他の人から話を聞いて、従業員たちがどんな人なのかを把握する能力がすごく長けているんです。

小梶部長の言葉がきっかけで、大きなチャンスをつかむことができたので、小梶部長を支えながら事業に貢献したいと思っています!

※首都圏事業部、小梶部長のインタビュー記事はこちら!

首都圏事業部は支え合えるチーム

──首都圏事業部にはどんな社員の方がいるか教えてください。

前向きで明るく、ポジティブな方が多いですね。
うまくいかない時期は悩むことありましたが、全員で前向きに考え、協力しながら乗り越えて、今のように事業を大きくすることができました。

私が首都圏事業部に入ったときは、まだ首都圏に進出したばかりで、会社としてもどのように事業を伸ばしていくか悩んでいる時期でした。
首都圏にはまだホームが3ヶ所しかなく、空室も多かったんですよね。
なんとかしなくては!と、小梶部長や営業部の社員と毎日のように話し合っていました。

そんなときにも、前向きな意見が活発に出て、さまざまな行動を起こし、少しずつ成長していくことができたのです。
大変な時期を乗り越えた経験があるからこそ、いろんな部分で支え合える部署だと思います。

一人ひとりが「どうにかしたい」という強い想いを持って、日々仕事に取り組んでいるチームですよ。
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どうすれば改善できるかを考えれば、大変なことはない

──今までお仕事で大変だったことはありますか?

仕事で大変と感じることはほとんどありませんね。
私の場合は、上手くいかないことがあっても、どうすれば改善できるかを考えることが好きなので、今の仕事は自分に合っていると思っています。

強いて言うなら、首都圏事業部は私も含めて、まだ社歴が浅い社員が多くいます。
他社でさまざまな経験を積まれている方が集まっているので、チャームケアならではの業務の進め方やルールを標準化することに苦労したくらいです。

ただ、豊富な経験を持っている方がいるからこそ、すぐに柔軟に対応していける部分が多いので、それほど大変と思ったことはありません。
これからもひとりひとりの知恵を集結させて、事業を発展させていきたいですね!
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我々のお客様は誰なのか?を常に考える

──仕事において大切にしていることを教えてください。

日々、周りの社員に言っているのは「我々のお客様は誰なのか?」を常に考えることです。

目の前のご入居者様はもちろん、ご家族様、地域のケアマネージャーさん、行政機関も含め、会社としてコミュニケーションをとっている方は、すべてお客様だと思っています。

だからこそ、ご入居者様にご満足いただくことは大前提ですが、それだけでOKというわけではありません。
関わる人全員にご満足していただくためのサービスをご提供すべきです。

本社にも各ホームにも、さまざまなお客様が日々ご来社されます。
その際に、挨拶や細かい気配りなど、介護に関してだけでなく、どんな相手にとっても丁寧な対応が大切なんです。

すべてのお客様に対して、全員がおもてなしの心を持って接していけば、より良いサービスをご提供できる会社になると思っています!
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チャレンジできるチャンスを提供するのが管理職の役割

──管理職として大切にしていることを教えてください。

各スタッフが持っている能力を最大限発揮できるポジションを用意することです。
チャームケアには、良い人材が多く集まっているので、長所をどんどん伸ばしていけるようにサポートしていきたいですね。

人間は本能的に、人のダメな部分を見てしまいがち。
たしかにダメな部分を改善することも大切ですが、そのために叱っても多くの人はテンションが下がるだけですよね。

だからこそ、意識して良い部分を見て、成長につなげていくことが大切だと思っています。
一人ひとり大なり小なり必ず役割を持って仕事をしているので、良い部分を見つつ、感謝の気持ちを持って接しています。
来るべきときが来たら、チャレンジできるチャンスを提供するのが管理職の役割ですね!

──コミュニケーションにおいて意識していることがあれば教えてください。

本社と現場の一体感ですね。

会社によっては、本社と現場の間に距離や温度差があり、「何を考えているか分からない」「どんな人が働いているか知らない」といった関係性の企業もあります。

チャームケアの場合は、本社所属の社員もよく各ホームに顔を出しますし、人としての距離が近いのが魅力です。
その方が、お互い意見を話し合いやすいですし、すばやく状況をくみとることができるので、絶対に良いと私は思っています。

話をするときにも、上から意見を言ったり指示をするのではなく、きちんと理由を伝えるのが大切です。
コミュニケーションの主役は、自分ではなく相手にあると思っているので、意見に共感しながら、徐々に信頼関係を作っていくことを意識しています。
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介護の仕事は人と人のつながりが欠かせない

──介護業界の将来についての思いはいかがですか?

どの業界にも言えることですが、5年後どうなっているかは誰にもわかりません。
IT化がどんどん進んでいる今、5年前とは大きく状況が変わっている仕事が数多くあります。

介護業界においても、IT技術を活用した便利なツールが昔よりも増えて、より働きやすい環境になっていると思います。

ただ、介護は、絶対に人と人とのつながりが欠かせない仕事です。
ご入居者様の気持ちに寄り添うことは、ITにはできない部分でしょう。
診断や記録作成はITにできても、心のつながりは人と人でないとできません。

時代が変わっても、信用・信頼を作っていくためには、必ず人の力がいります。
IT分野にはIT技術だからこそできることを、心のつながりには人の力だからこそできることを担い、共存していきたいですね!
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スタッフが主体的に動ける体制を作っていきたい

──今後の目標を教えてください。

ホームで働いている方々に、主体的に動いていただける体制を作りたいですね!
現場を見ている方々だからこそできる提案をどんどんしていただき、他社にはないサービスを作っていきたいです。

たとえ突拍子もない提案でも、どんどん発信してほしいです!
ご入居者様・ご家族様に喜んでいただければ、結果的に会社の発展につながりますからね。

チャームケアは、他の大企業のようにすべてがマニュアル化されているわけではなく、比較的融通が利く柔軟な会社です。
私を含め社員全員で、さまざまなことにチャレンジしていきたいです。

私がチャームケアに入社した5年前から会社は大きく変わっています。
事業が大きくなっている分、成長できる環境は増えていますし、ステップアップのチャンスも多いです。

私自身、本当にチャームケアに入社して良かったなと日々感じています。
これからご入社される方にも、前向きな姿勢で積極的に仕事に取り組んでいただき、チャンスをつかんでいただきたいですね!

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