チャームケアはD&I AWARD 2023に参加

――今回、チャームケアが参加したD&I AWARDについて教えてください。

D&I AWARDは、2021年から始まったダイバーシティ&インクルージョンに取り組む企業を認定・表彰する取り組みです。

ジェンダーギャップ・LGBT・障害・多文化共生・育児介護の5つにスポットライトを当て、エントリーした企業のダイバーシティへの取り組みを点数化し、スコアに応じてビギナー・スタンダード・アドバンス・ベストワークプレイスの4つに認定しています。

ダイバーシティ問題解決へ取り組む企業を後押しするとともに、D&Iの考え方をアップデートし、すべての人が生きやすく働きやすい社会の実現を目指してスタートしました。
 (11640)

D&Iで取り組むべき課題が明らかになった

――チャームケアがD&I AWARD 2023に参加したきっかけをお聞かせください。

今回の参加の発端は、2023年3月期の決算から人的資本の情報開示が上場企業に義務化されたことでした。情報開示にあたり、チャームケアが現時点でできていること、できていないことを可視化し、これから企業として積極的にD&Iに取り組んでいくために次にすべきことを明確にする意図がありました。

2023年9月に開催されたD&I AWARD 2023には、220の企業が参加し、チャームケアは100点満点中62点を獲得、「アドバンス」の認定を受けました。アドバンスは「日本国内企業の中でも、D&Iを先進的に進められ、ロールモデルとして日本のD&I推進を牽引している。(以下略)」という評価です。

応募企業全体の平均点が83点であることから、とても良い結果だったわけではありませんが、このアワードに参加したことで、当初の狙いどおり、チャームケアが取り組むべき課題が明らかになったと、前向きに捉えています。

※チャーム須磨海浜公園で障がい者雇用で入社された小林さんへのインタビュー記事はこちら。
 (11641)

急務は社内外にスタンスを明らかにする「行動宣言」

――チャームケアのD&Iに対する課題や、今後の取り組みについて教えてください。

各項目のスコアやポイントの詳細を確認し、まず「行動宣言」に関する取り組みに注力していこう、という方針を固めました。「行動宣言」とは、トップメッセージや社内規定および行動指針などの作成や考え方の周知を通して、企業のD&Iに関する姿勢を社内外に宣言することを指します。

チャームケアは、多国籍社員や障がい者採用を積極的に行っていますが、取り組みについて対外的に公開できるような形式にはなっていませんでした。今回の認定で、チャームケアの多様性を推進する採用活動を、社内外に広く認識いただけるよう形を整える必要があることが明確になりました。

企業は性別や国籍、障がいの有無に関係なく、誰でも働きやすい環境を整える義務があります。採用に関して、特に多様性について対応が柔軟ではない会社は、有能な人材の獲得が難しくなっていくでしょう。
チャームケアがこれまで実直に取り組んできた採用活動はそのままに、良い意味でもっと皆さんにアピールしていきたいですね。

※チャームプレミア深沢で働くインドネシア出身のジミ・リッコ・サプトラさんへのインタビュー記事はこちら。
 (11642)

また、女性活躍推進法においては、女性管理職の比率を30%に引き上げることを目標としています。チャームケアは40%を自主目標に掲げていますが、現時点では27%前後と未達です。

管理職を引き受けるかどうかを思案する女性職員のなかには、子どもの年齢によって時短勤務ができないことがネックになっているケースもあるようです。働き方の多様性についての全社的な理解も含めて、社内制度を見直す必要性も感じています。

LGBTについての行動指針対応も不可欠です。現在は、10人に1人の割合で、LGBTの問題を抱えていると言われています。
例えば、社内に専用の窓口があれば、カミングアウトしても大丈夫という空気感にもなり、言えない風潮も払拭できますよね。制度があり推進していることが分かれば、対象者も安心して入社できます。

策定した方針や指針は社員にも浸透するよう、社内研修などを通して理解を深めてもらう予定です。

※チャームスイート宝塚中山に障がい者雇用で入社された中山さんへのインタビュー記事はこちら。

すべての人にとって働きやすい職場を目指して

介護業界は、性別にあまり影響を受けず、男女問わず働くことができる職場環境です。実際、チャームケアが運営するホームでは、20歳代~60歳代まで幅広い年齢の介護スタッフが男女関係なく活躍しています。

先日、「多様性を積極的に受け入れている会社は、利益が出やすい」という内容の新聞記事を見つけました。社会全体として、多様性に積極的に取り組む流れになっていると感じます。

今後はチャームケアがすでに取り組んでいる多国籍社員や障がい者の積極的な採用は継続しながら、今回見つかったマテリアリティ(重要課題)に真摯に取り組み、これまで以上にすべての人が働きやすい職場環境を目指します。

関連する記事

関連するキーワード

著者