少子高齢化社会の活性化に一石を投じる活動

――認定NPO法人キッズドア様との協業事業について、教えてください。

チャームケアは2023年10月、認定NPO法人キッズドア様と協働事業についての包括協定を締結しました。
認定NPO法人キッズドア様は、子どもの貧困問題や子どもをめぐる社会課題の解決に積極的に取り組む、子ども支援に特化した認定NPO法人です。

キッズドア様との包括協定は、日本が直面している少子高齢化社会の活性化を目指す、チャームケアの新たなチャレンジです。
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※認定NPO法人キッズドアについてはこちら。

就労支援で貧困家庭に寄り添う活動

――そのほか、貧困家庭を対象とした就労を支援されると伺いました。

協働事業の一環として、貧困などのさまざまな問題を抱えたご家庭をサポートする就労支援を行います。
貧困に悩むご家庭は、母子家庭のケースが多く見られますが、年収制限を少し上回ってしまうため公的な支援が受けられないケースも少なくありません。
また、お子さんが小さいために勤務時間が限られたり、体調不良の看病で急なお休みが発生してしまうなど、なかなか条件に合った働き口が見つからない、という声をよく耳にします。
そういった世の中の枠組みから漏れてしまっているご家庭の支援も、認定NPO法人キッズドア様では行っています。

チャームケアでも、そのようなご家庭の方たちが気持ちよく働ける体制を整え、就労を支援していく予定です。

具体的には、6月18日にはWEB会社説明会を予定しており、無資格・未経験の方でも介護職として働くことが可能とお伝えします。
家事がひと段落する夜7時以降に開催することで、少しでも興味のある方には気軽に参加していただければと考えています。
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障がい者雇用やヤングケアラー支援への積極的な取り組み

――今回の取り組み以前から、チャームケアで取り組んでいる社会貢献につながる活動についてお聞かせください。

就労支援以外にも、災害用の備蓄品で賞味期限が迫ってきているものをキッズドア様に提供し、フードロスを削減する活動も行っています。

また、チャームケアは2022年からヤングケアラーへの支援活動を行っています。
ヤングケアラーに気分転換や息抜きの時間を設けるため、介護が必要なご家族様に居室やお食事を提供するサポートや、ホームでアルバイト雇用をする就労支援、奨学金の返還支援など、民間企業だからこそできる取り組みです。

福祉に携わる企業として、より一層取り組むべきとの考えから、障がい者雇用も積極的に取り組んでいます。
就労移行支援事業所などの実習生の受け入れを通して、実際の仕事を体験してもらい、仕事に取り組む姿勢や適性、人柄などを総合的に考慮し、障がい者の方を採用させていただいています。

※チャームケアのヤングケアラー支援の取り組みについての記事はこちら。
※チャームケアの障がい者雇用に関する記事はこちら。
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目指すのは子どもたちもご入居者様もハッピーなホーム

――最後に、チャームケアのこれからの活動について教えてください。

今回の協働事業による新たな取り組みとしては、子どもたちにホームで行われるレクリエーションに参加してもらったり、ホームの仕事を体験してもらったりできるような活動も考えています。
若い世代との交流は、ご入居者様にとっても良い影響があると考えています。

大学生のお子さんがいるご家庭へは奨学金支援なども、検討できるかもしれません。どの程度実現できるかは、また別の話ですが(笑)。

チャームケアだからできる社会貢献につながる活動を、もっと加速させていきたいですね。

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