介護業界では珍しいスキマバイトを介護業務の戦力に

――お2人の自己紹介と、チャームケアが取り組んでいるタイミーインターンを活用した直接雇用へ繋げる取り組みについて、きっかけをお聞かせください。

徳田:
近畿圏人材開発課の徳田です。入社8年目で、現在は中途採用や研修を主に担当しています。

渡部:
首都圏人材開発課の渡部です。チャームケアに入社して6年が経ちました。首都圏人材開発課には2023年10月に着任し、その前は現場で介護スタッフとして勤務していました。

徳田:
タイミーインターンの活用は渡部さんの発案でしたね!

渡部:
タイミーインターン(以下、インターン)は、たまたまタイミーのアプリ内で募集しているのを見つけて知りました。普段から、できるだけSNSなどの新しい情報をキャッチできるようにアンテナを張っているのが役立ちました!

そのときに募集されていたのは飲食店さんでしたが、チャームケアでも取り入れられるのでは?と提案したことが始まりでした。

以前から、タイミーのようなスキマバイトを活用して、ホームの戦力になってもらうのはどうか、というアイディアが出ていたんです。飲食業界やタクシー業界では盛んに募集されているようですが、介護業界ではまだ珍しい取り組みかもしれません。

※前回の徳田さんへのインタビュー記事はこちら
 (12837)

社会人の方もインターンでリアルな現場を体感できる

――インターンの具体的な内容を教えてください。

徳田:
受け入れが可能なホームの事情を鑑みて、約3時間~6時間の勤務をお願いしています。
「インターン」というと学生さんのイメージがあるかもしれませんが、年齢に制限はありません。社会人の方でも、入社前に「介護職のリアル」を体験できるメリットがあります。

実際、40代の方から「インターンの募集に応募しても良いですか?」とお問い合わせをいただいたことがありました。
インターンは、年齢を問わず前向きに入社を検討くださる方を対象としています。介護スタッフとして働きたいけれど経験が浅い方や、経験はあるけれどブランクが長くて不安な方などから応募いただくケースがありました。

渡部:
実際に、インターンから採用につながった事例もありました。その方は介護福祉士の資格をお持ちの経験者の方でしたが、初めての環境で正社員に応募することに高いハードルを感じていらっしゃいました。

本採用の前に、「まずは一度お試しで働いてみたい」というお話からインターンを経験していただきました。その後、「一度では決めきれない」というお声をいただいたので、もう一度インターンとして働いていただき、「長く勤められそう!」という感触を掴んだのちに、直接雇用の運びになりました。

徳田:
最近の風潮として、インターンだけでなくタイミーも含めて、知らない環境に対する壁を感じている方が多いようです。いきなり応募して入社という流れに、ためらいを感じてしまうみたいですね。

渡部:
インターンに来ていただいた方には、勤務終了後に面談をさせてもらっています。実際に働いてみてどう感じたか、仮にチャームケアで働くとしたらどんなハードルがあるのか…リアルな声が聞きたいので、それぞれのホームに私が直接お話を聞きに伺っています。
こういったフォロー活動も手厚くしたいので、現状はインターンの募集は月に2~3回のペースです。

徳田:
インターンを経て採用になった方は、「働いているスタッフさんたちの仲の良さが決め手になった」と仰っていました。実際に働いてみて初めて分かることも多いと思うので、インターンは企業と就職希望者のアンマッチの防止に本当に効果的だと感じます。

※タイミーインターンを受け入れているホームのひとつ、チャームスイート調布のホーム長へのインタビュー記事はこちら
 (12838)

タイミーがきっかけで入社に至ったケースも

――受け入れるホーム側にも、工夫が必要かと思います。その点はいかがですか?

渡部:
確かに、受け入れてくれる現場の方たちの協力あってこそ成り立つ取り組みです。
特にタイミーはスキマバイトなので、1回限りの方も多くいらっしゃいます。何度も来てくれるかどうかはわかりませんし、実際、ドタキャンもあります。
それぞれのホームで対策を考えてくれていて、タイミーで入ってくださる方用のマニュアルを作成しているホームもあります。
せっかく来てくれたんだから、お互いに気持ちよく働きたい、また働きに来てほしいという思いで対応してくれています。

徳田:
タイミーは2023年3月から活用しています。
介護スタッフの募集をしても、なかなか応募が集まらないホームもあります。そういったホームでは、タイミーで入ってくれる方も立派な戦力です。
実際、インターンだけでなく、タイミーがきっかけで直接雇用として入社に至った方も、数名いらっしゃいます。

入社の経緯については「教えてくださる介護スタッフの方が本当に優しかった」「チャームケアで働いたらどう?と熱心に誘ってくださったから」と話していましたね。

▼タイミーのスキマバイトがきっかけで入社した、チャームスイート苦楽園の輪野さんの記事はこちら!

採用に第3の柱ができた感覚

――これからどのようにインターンやタイミーを活用されるご予定ですか。

徳田:
タイミーを活用する前は、採用の選択肢は「直接雇用」と「派遣」の二択しかありませんでした。そこにタイミーという選択肢が加わったことで、今では、採用に第3の柱ができた実感があります!

タイミーは面接がないため、事前にどんな方が来てくださるか分からないこともあり、当初はあまり良い印象ではなかったんです。
当初は、派遣の方が入られるまでの間を埋めるために、タイミーを活用してみようという目論見でした。
そんな中でも、同じ人にもう一度来てもらえるように丁寧な対応を心がけたり、今後介護スタッフとして活躍が期待される方には直接声をかけさせてもらったりと、さまざまな角度からアプローチを重ねた結果、実際に入社まで至るケースも出てきました。

渡部:
求人広告からの応募者は、年々高齢化が進んでいたため、若手を採用する手段を探していました。タイミーは20代~30代の若い方の利用が圧倒的に多いため、積極的に活用して、ぜひ若い世代に介護職の面白さを知っていただきたいです。

実は、タイミーインターンの取り組みは、社内での認知があまり進んでいません。まずは、社内での理解と認知度を高めて、さらに大きな規模で取り組み影響範囲を広げていくことが直近の目標です。

徳田:
世の中の働き方のスタイルが変わってきていると感じます。例えば、先日、「有料老人ホームがどういうものか体験してみたい」と看護師さんがスキマ時間で来てくださいました。もちろん介護業界未経験の方が「興味があるから」と来てくださることもあります。

職場体験のニーズに応えるためにも、インターンおよびタイミーを活用して、チャームケアを知っていただく機会を増やしていければと考えています。
 (12839)

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