これまでの豊富な経験を活かして入社5年で課長に就任

──中山さんのこれまでの経歴について教えてください。

私は、2016年にチャームケアに入社しました。

前職では、社会福祉法人に15年間勤務しており、訪問介護のヘルパー、グループホームの介護スタッフ、サブリーダー、有料老人ホームでリーダー等を経験。
前職での経験を活かして、チャームスイート石神井公園の副ホーム長を2ヶ月経験させていただき、チャームスイート新井薬師さくらの森のホーム長に。

その後、チャームプレミア田園調布のオープニングに携わったのちに、チャームスイート調布のホーム長になりました。
入社してまだ5年ほどですが、さまざまなホームや役職を経験させていただいています。

──首都圏事業部課長になられたのはいつ頃ですか?

現在の首都圏事業部課長に就任したのは、2020年7月です。
私自身の管理職として働きたい想いと、会社からの打診のタイミングが一致し、課長になることを決めました。

首都圏事業部課長の主な仕事は、担当エリアのホームを巡回し、ホーム長や各スタッフの悩みを聞き出し、本社と現場の橋渡しをすること。

私は現在9ホームを担当しており、週1回程度訪問したり、電話やメールでコミュニケーションを取るようにしています。

※介護事業部の課長の仕事内容をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェック!

転職のきっかけは本社と現場のギャップを感じたこと

──チャームケアに転職したきっかけを教えてください。

転職のきっかけは、本社の方針と、現場で働く身として考えることのギャップを感じたことです。

会社全体としてしっかりと方針を持つことは大切ですが、日々精一杯介護に向き合い、新たな発見や気付きを得ている現場の声には耳を傾けるべきだと思っていましたね。

転職活動では、採用担当者や役員の方の話を聞いて、介護に対してどういった想いを持っている会社なのかを重視していました。
本社の考えと、現場とのギャップで退職を決意したので、同じことを繰り返さないように慎重に判断しようと思っていましたね。

数社と面接を受ける中で、チャームケアは、経営理念と現場で実行していることが一致しており、素直に「ここで働きたい」と思ったんです。

実際、チャーケアに入社してからも、本当に現場の声に耳を傾けていただける会社だと感じています。
本社の方針に従うだけでなく、現場の意見をしっかりと反映しているので、ホーム長時代からやりがいを持って介護と向き合うことができましたよ。
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管理職として心掛けているのは、ホームを俯瞰すること

──ホーム長から課長になって、最も変わったことを教えてください。

管理職になってからは、ホームを見る視点が変わりましたね。

ホーム長の頃は、自分のいるひとつのホームだけを見ているので、ご入居者様、ご家族様、スタッフ一人ひとりに耳を傾け、現場を良くすることを考えていました。

課長職になると、目の前のホームのことだけでなく、幅広い視野を持ってあらゆることに対応する必要があるので、俯瞰で見ることが多くなったと思います。

ホーム長や介護スタッフの話は、今でもよく聞きますが、ホームを外から見る第三者の目線で対応するようになりましたね。

ホーム長を経験したからこそ、現場の意見はすごく分かりますし、共感することが多いです。
課長の役割は、現場に寄り添いつつ、会社の意向と現場の事情をすり合わせること。
双方の立場が分かる自分の視点で、意見を伝える必要があります。

そのため、会社全体にとってもホームにとっても良い対応ができるよう心掛けています。

実際、私は本社と現場のギャップを理由に転職したので、お互いが気持ちよく働けるように、これからもサポートしていきたいと思っています!
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コロナ禍だからこそコミュニケーションは大切!

──ホーム長をサポートする上で大切にしていることを教えてください。

各ホーム長、そしてホーム長同士のコミュニケーションをこまめに取るように心掛けています。

実際にホームに足を運んだり、電話やメールをして、何かあったらいつでも相談できる関係性を構築するのも私の仕事です。

また、ホーム長から業務報告のメールが日々送られてくるので、一方通行にならないようコメントを返信するようにしています。

現在はコロナ禍で、外部からの出入りには制限が多く、ホーム長同士のつながりが少なくなっているのが現状です。
コロナ前は、月に1.2回ホーム長が集まって会議をしていました。

より良い介護を実現するために、各ホームの協力は欠かせません。
そのため、コロナ禍でもできるホーム長同士のつながりの場を作るようにしています。

──具体的にどのような方法でホーム長同士のつながりを作っているんですか?

主にやっていることは、3つあります。

1つ目は、月1回WEBを使ってオンライン会議を行い、各ホームの困りごとや悩みの相談の場を設けること。

2つ目は、良い取り組みをしているホームのことを、私からメールで情報発信すること。
各ホームでの取り組み内容について話を聞いて、他ホームに情報共有し、全体のレベルアップを図っています。

3つ目は、新しくホーム長に就任した人への手厚いフォロー。
近隣のホームに一緒に行き、ホーム長同士の顔合わせを行うこと。


コロナ前は会議で顔合わせができていましたが、今はホーム長同士でも会ったことがないケースもあるため、私が立ち会って機会を作っています。
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現場で感じたホーム長同士のつながりの大切さ

──ホーム長同士のつながりは、どのようなところで活かせるのでしょうか?

ホーム長同士のつながりの大切さは、私がホーム長として働いている時から感じていました。

私がチャームスイート新井薬師さくらの森で働いているとき、道路を挟んだ向かいにある弐番館の当時のホーム長谷口さん(現チャームスイート桜上水のホーム長)がよく声をかけてくださったんです。

※編集部注
この記事のTOP写真の左が中山さん、右が谷口ホーム長です。


仕事が早く終わったときに見にきていただいたり、相談に乗っていただいたりして、本当に助けていただきました。

私自身、前職でも管理職としての経験はありましたが、チャームケアならではの手続きや業務に慣れない中、谷口さんにサポートしていただけたのは心強かったです。

そのような経験があるからこそ、ホーム長同士のつながりは大切だと思っています。
新任のホーム長はプレッシャーを感じたり不安になるものです。
コロナ禍だからこそ悩むこともあると思うので、横のつながりを作る機会を設けるのは、私の仕事ですね!

※チャームスイート桜上水のホーム長、谷口さんに関する記事はこちら!

会社と現場の考えにギャップを作らず寄り添ったサポートを!

──中山さんのこれからの目標を教えてください。

私自身、まだまだ未熟な部分はあります。
そんな中でも、本社の方針にブレることなく、ホームで働く人の立場にもなって、的確なフォローをしていきたいです。
本社と現場、どちらにも共感をしながら、距離を近づける存在になりたいですね。

私がホーム長をしていた頃、課長の井田さんに助けていただくことがよくありました。
私の経験から考えて、どのようなときにホーム長はサポートを求めているのか、具体的にどんなフォローをしていただいたかを思い返しながら、日々業務と向き合っています。

本社と現場の考えにギャップを作ることなく、これからもホーム長やスタッフにしっかりと寄り添ってサポートしていきます!
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キャリアの幅が広い介護業界で一緒にやりがいを見つけよう!

──最後に、これから入社される方へメッセージをお願いします。

介護業界は、非常にキャリアの幅が広いのが特徴です。

私自身、介護の仕事を始めたのは19歳のときでした。
介護スタッフをはじめ、ケアマネージャー、リーダー、ホーム長、管理職と、さまざまな役職を経験させていただいたのがすべて私の財産になっています。

これから入社される方は、まず介護スタッフとして働くことになりますが、その後のキャリアは人それぞれ異なります。
将来的にどのような役職に就くにしても、介護スタッフとして現場に立った経験は必ず活きてきますよ。

ホーム長やリーダー、先輩スタッフの働き方を見ながら、自分の理想像を見つけてくださいね。

私たち課長職をはじめ、先輩たちが入社後全力でサポートさせていただくので、一緒にやりがいを感じながら働きましょう!

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