きっかけはご入居者様募集の折込広告

――チャームケアとの出会いについて教えてください。

首都圏事業部の泉美香です。
4年ほど前に、チャームプレミア深沢の受付事務のパートとして入社し、2021年11月に正社員になりました。

チャームケアとの出会いは、チャームプレミア深沢のご入居者様募集の折込チラシ。
当時、23年間暮らした北米から帰国し、1年半ほど芦屋に暮らした後、私の地元である東京に戻ってきた頃でした。

芦屋で介護施設の受付の仕事をしていたこともあり、私は入居対象ではなかったんですが(笑)、チラシが目に留まりました。
ホームがとにかく綺麗で、こんなところで働けたらいいな、求人募集しているかな?と、WEBサイトを探しました。
そして、受付事務の募集をしていることを知り、応募したのがきっかけです。

※チャームプレミア深沢ホーム長のインタビュー記事はこちら。
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花一色の履歴書を持って

――泉さんのご経歴を教えてください。

私の履歴書は花一色です。
バブルの頃から生花業界で働いていたため、贅沢にお花のことを学ばせてもらいました。

お花の仕事はお花屋さんだけでなく様々あって、生花やフラワーアレンジメントの講師、またホテルのお花を専属で担当していたこともあります。

結婚後、縁があり海外で暮らすことになり、23年日本を離れていました。
外国では仕事が見つからず苦労し、涙したこともありましたが、今ではいい経験をさせてもらった!と笑い飛ばせるようになりました!

海外生活の後半15年は、カナダでお花の仕事をしながらの子育て。
大変なこともたくさんありましたが、ウェディングやガーデニングのデザインなど幅広く関わらせてもらいました。

カナダのお家は日本とは比べ物にならないくらい、広いお庭が多く、大変目が肥えました。
お金は肥えませんでしたが(笑)。

帰国後、お花の経験を活かすことも考えましたが、生花を扱うため、水が重かったり、冷たかったりと体力的に大変で。
日本では若い人を求められることもあり、53歳で帰国した当時の私を雇ってくれるところはほとんどありませんでした。

帰国したての頃は自信を失っていたため、日本で働くことのリハビリも兼ねて自分にできそうな仕事を探していました。
私は話すことが得意なので、自分らしさを活かした仕事をしたくて…ですが、働く年齢に制限の厳しい日本では、未経験からのスタートはなかなか難しかったんです。

接客業で仕事を探し始めると、なぜか介護施設の受付事務がよくヒットするので、だんだん気になってきて(笑)。
ひょんなきっかけで、芦屋で介護施設の受付事務として半年ほど働きました。
東京に戻ることになり退職したのですが、チャームケアとの出会いの序章だった気がしています。
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お花のスキルを活かして正社員に

――どのようにパートから正社員になられたのでしょうか?

ホームの受付事務は、心機一転してお花とは全然違う仕事をやりたい!という気持ちだったので、充実していた日々を送っていました。

チャームプレミア深沢には、立派な中庭があります。
長らくお花の仕事をしてきた私にとって、中庭からお花を摘んできて活けるのは、ごく当たり前のこと。
いつの頃からか、ホームの彩りになればとちょこちょこ花を活けるようになりました。

最初は私が勝手にやっていたのですが、ホーム長が気づき「きれいだね」と褒めてくださいました。
「泉さんに1000円渡すからお花を買ってきていいよ」と、ホームの毎月の予算でお花代を捻出してくださるようになりました。

深沢にテレビ取材が入るときなど、ラッキーなことにお花を活けさせてもらう機会が増えていきました。
「プレミア」グレードのホームですので、外観や内装に見合うお花が必要だと、だんだんお花のグレードも上がり、最終的には月に1~2万円ほどに予算アップしてくださいました(笑)。

また、レクリエーションの一環で、お花サロンと称して、ご入居者様にコーヒーをお出ししてお話しながらお花のアレンジメントをすることも。
深沢はお花がお好きなご入居者様が多く、大変ご好評いただいておりました。

そうしていくうちに、本社の方にも私のスキルが知れ渡ったようで、ありがたいことに正社員のお話をいただきました。
首都圏の各ホームのお花をプロデュースする立場として、59歳で正社員になりました。

私が願って道が開けたというよりも、持っているスキルを発揮した結果が、こんなにありがたい形で、自分を活かすポジションとしてやってきました。

黙っていてもチャンスは訪れないので、自分の可能性を信じてチャレンジするのはとても大切だと身をもって実感しました。
可能性って本当に未知数ですね!
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首都圏ホームの「フラワー」担当

――現在のお仕事内容を教えてください。

首都圏のホームのガーデニングや植栽関係の業務をすべて担当しています。


特に、エントランスの活け込みは、ホームにとって「顔」であり、ご入居者様の暮らしの場の出入口。
チャームケアの持つ気品や温かさなどを存分に表現できるように、業者選定や業者への指導等も行っています。

私は外国仕様なので(笑)、奥ゆかしさや一歩下がってということは苦手。
お花の知識はもちろん、押しが強く、はっきりとものを言い、前に出がちな性格も、しっかり評価していただけて感謝しています。
チャームケアは本当に、懐が深い会社だなと思います。

空間デザインが得意なので、既存ホームの美化、綺麗に保つという視点にも活かしています。
ソファ等の家具はとても良いものが揃っていますので、お花とインテリアをマッチさせることで、さらに引き立ちます。

今は私ならではのスキルや経験でやっていますが、いずれは他の方に任せていけるように、マニュアル化することにもチャレンジしています。

一人で首都圏のホーム全てを担当しているので、体力的には大変です。
若さには勝てないなと思ってしまうこともあるのですが、チャームケアは社長が65歳で立ち上げた会社なんです。

社長がライバルなんて恐れ多くて言えませんが、まだまだ私なんかひよっこだ!と思って頑張らないといけませんね。

シニア世代も長く働き続けたい

――これからの働き方について教えてください。

私は59歳で正社員になったので、本来でしたら60歳で定年退職…となるところですが、チャームケアは定年年齢が65歳です。
さらに65歳~75歳までは、嘱託社員として継続可能なんです。

この制度がなければ、私が正社員になることはなかったでしょうし、大変ありがたいですね。
私と同世代の友達には、「今から正社員なの?」と笑われてるんです(笑)。
友達や、その旦那さんたちは、60歳で定年を迎えたり、嘱託になったりしているんですよね。

息子たち家族も「お母さん、身体を大事にしないといけないよ」と心配してくれています。
幸い身体も心も元気ですので、いけるところまで頑張ってみたいですね。

上司からは、「75歳までいける!」と言われていますが、自分としてはまず65歳を1つのゴールに掲げています。

友達や家族には「ボーナスももらえるんだから!いいでしょう?」と笑い返すようにしています。
子どもは巣立ってお金がかかる時期ではないけど、身体が動くうちに、私自身の総集編を実現していきたいです。

チャームケアは、私個人をリスペクトし、仕事をさせてくれています。
こんなに心地よくお仕事させてもらえて、本当に第二の人生が始まったような感覚です。
私が働くことによって「私がどうなるか」ではなく、「チャームがどうなっていけるか」という方向で考えています。

今まで大変なこともありましたが、誰かの心に残るお仕事ができたら、とても嬉しいです。
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自分で自分の枠を決めないで

――これから入社予定の内定者の方や、就活中・転職活動中の方へメッセージをお願いします。

「自分で自分の枠を決めないで」とお伝えしたいです。

日本には慣例がとても多く、当たり前に囚われて動けなくなってしまうことがありますよね。
ですが、誰が決めたのか分からない「枠」の中に自分を閉じ込めていたら、お花の仕事しか経験がない私が、チャームケアで働くことはあり得なかったでしょう。

就活中は特に、現実を突きつけられたりと苦しい思いもするかもしれません。
ですが、そんな苦しい思いや失敗こそがチャンスなんです。

外国で暮らしていた頃、100社に履歴書を送ったけれど返信0、という経験がありました。
そんな過去もあるので、いまの環境を人一倍ありがたいと思うことができます。

「枠」の中に収まるのではなく、いろんな角度から物事を考え、行動し、どんな経験も自分の中の引き出しに溜めていくようにしてください。
どんな経験もいつかはプラスに転じて、きっと豪華な引き出しになりますよ!

思ってもみなかった可能性が目の前に広がるはずです。
私はちょうど、自分の持つ一番豪華な引き出しをバーンとあけたところですから!

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