嬉しいことが多いから続けてこられた13年間

──川口さんのご経歴を教えてください。

現在、ルナハート千里丘の街で統括リーダーをしています。
気付けばチャームケアで働いて13年が経ちました。

長く働いていると、「川口さんは介護の仕事に向いているね。天職だね」と言われることもあるのですが、私自身はこれが天職かどうかはわからないです(笑)

天職という言葉よりも、この仕事を続けていこうと思えるような嬉しいことが多いから、長く続いていると説明した方がしっくりきますね。

家族の経験がきっかけで介護業界へ

──介護業界に入られたきっかけを教えてください。

チャームケアに入社するまでは、実家の中華料理屋を手伝っていたのですが、家族ならではの些細なケンカから「距離が近すぎる」と感じ、別の仕事をしてみようと思いました。

そのときに考えたのが介護業界でした。当時は、介護についての専門知識はなく、祖母が施設を利用していたので介護業界に徐々に触れていった時期でした。

祖母は認知症だったため、マッチした介護施設になかなか出会えなかったんです。
施設を転々とし、家族が思うようにサービスを受けられないことを疑問に思っていました。

「もっと良いサービスの仕方があるのでは?」という疑問だけでなく、反対に「こういうことまでしてくれるんだ!」という嬉しい発見をすることもあり、興味が強くなっていきました。

そこで、実家の近くにあったチャームケアのホームを見に行ってみたら、すごくきれいな建物でびっくりしました。
祖母の介護で見てきた介護施設のイメージとは全く違ったため、いい意味でギャップを感じました。

「ここに来てよかった」と思ってもらえるホームで働きたいと思い、チャームケアに入社したのが介護業界への第一歩です。

川口さんの働く姿をみて入社を決めた社員も…!

──いま働かれている社員の方で、川口さんが働いている姿を見て入社した方がいるそうですね。

現チャーム花小金井の嵯峨ホーム長ですね。
彼が転職を考えていた当時、YouTubeでチャームケアの紹介や現場の雰囲気を伝える動画を撮っていたんです。

その動画で、私が楽しそうに働いている姿を見て、入社を決めたと言ってくれました。
そのことがきっかけで、この仕事に就いて長く続けてくれているのは嬉しいですね。

嵯峨ホーム長自身も、とても楽しんで働いていらっしゃいますよ!

※チャームケアに入社して10年以上!経験豊富な嵯峨ホーム長が語る「仕事の楽しみ方」の記事はこちら!

周りのみんなから支えられた、統括リーダー駆け出し期

──これまでお仕事で苦労したことを教えてください。

正直、「もう辞めよう」と思ったことは何回もあります!(笑)

日々働いていると、「人のために働くってなんだろう…」と漠然と思うこともありますし、友人に誘われて別の道を考えたこともありましたね。
でも、それ以上に、この仕事をしていて嬉しかったことが多かったから続けているのかなと思います。

ここまでこの仕事を続けてきた中で、一番悩んだことは、統括リーダーに昇格するときです。

統括リーダーにならないかと声をかけて頂いたとき、お話をお受けする気持ちにはなれなかったんです。

今まで統括リーダーをされてきた方々は、みなさんとても責任感が強く、指示を出す立場としての重みがありました。
その姿を知っているからこそ、プレッシャーがあり、昇格を素直に受け入れられませんでした。

そうして悩んでいると、『あまり深く考えず、とりあえずチャレンジしてみるのはどうか?周りが全力でサポートするから』と上司が後押ししてくれたので、少し勇気が出てやってみることにしました。

実際に、統括リーダーになってみると、ホーム長と介護スタッフの間という立場がすごく難しかったですね。
ホーム長や課長から指導いただいても、自分は同じようにスタッフに伝えることができないと悩んだこともありました。

毎日悩んで、相当に暗い顔をしていたんでしょうね(笑)

気が付いたら、私のデスク周りにお菓子が積み上げられていたり、コーヒーがそっと置かれていたりと、悩みの種であるはずのホーム長やスタッフが、私を気遣ってくれていたんです。

声をかけずとも心配してくれている人がいるというのが心強かったなと感じます。
気にかけてくれているメンバーが心の支えになり、悩んでいた時期を乗り越えられました。

弱音や愚痴は我慢せずに言ってほしい

──悩んだ時期を乗り越えられた際のエピソードを詳しく教えてください。

統括リーダーになりたての頃、自分で全部やらなきゃといっぱいいっぱいになっていたのですが、そこで初めて「手伝ってほしい」と言えるようになったんです。

「そう言ってもらえるまでは、何を手伝ったらいいかわからなかった」という声を聞き、意地を張らずにみんなを頼るべきだったんだなと実感しました。

スタッフみんなに助けてもらった経験があるので、「​悩んだときは、弱音や愚痴をたくさん言ってもいいんだよ」とスタッフに伝えています。

自分自身を無理に繕っていくことはできないと思っていましたし、統括リーダーになるとき、「あまり深く考えず、とりあえずチャレンジして、無理だったら言ってね」と言われたことを思い出し…(笑)

それを信じて、ありのままの自分で、とりあえずできることをしていこうと思えたんです。

統括リーダーをされている他の方々は、すごく仕事ができる人もたくさんいらっしゃるので尊敬しています。
でも、それをそっくり真似するのが正解ではないと思うので、私なりのやり方でやっていこうと思っています。

「川口統括リーダーがいるから仕事を続けられる!」と言ってくれるスタッフもいて、こういうスタイルでいいんだなと、心の支えになっています。

スタッフやご入居者様・ご家族様のお言葉が活力

──仕事で嬉しかったことを教えてください。

ルナハート千里丘の街にデイサービスセンターが併設されていた頃、2年半ほど責任者をさせていただいていました。

当時のスタッフ同士が社内結婚をしたのは、私にとってもすごく嬉しい出来事でしたね!
自分が責任者をしていて、深く関わっていた二人が結ばれたというのは、感動的でした。
結婚式では、親御さんもまだ泣いていないのに、新婦入場から号泣でした(笑)

介護施設では一般的に、事務所には出勤時くらいしか立ち寄らない場所になっていることが多いです。
でも、ルナハート千里丘の街では、みんなが何気なく事務所に立ち寄ってくれて、たわいもない話をする交流の場になっています。

業務に追われてスタッフ間の会話がない職場はさみしいと思うので、スタッフみんなが立ち寄ってくれることは、心の距離が近いようで嬉しいです。

入社したての頃はコミュニケーションが苦手だというスタッフもいましたが、だんだんとスタッフ同士での会話が増えていき、ご入居者様との会話も弾むようになりました。
我が子が成長していくような気持ちで、嬉しく思います。

それに、なんといっても、ご入居者様が喜んでくれている姿を見ることが一番嬉しいですね。

どなたもいずれは最期のときを迎えられますが、ご家族様が「ここに入居してよかった」とおっしゃってくださることもあり、ホームで過ごしたことを喜んでいただけてよかったなと感じます。

※季節の行事や、室内レクリエーション、そして企画時に気を付けていることなど、ルナハート千里丘の街のホーム長の大嶋さんインタビューはこちら!

次の統括リーダーを生み出すための環境作り

──リーダーを目指す後輩へのメッセージをお願いします。

私自身が、統括リーダーになることに抵抗があったので、後輩たちにはそういう気持ちを感じさせたくないなと思っています。

そのためにも、私自身が働きやすい環境作りをするように心掛けています。

リーダーになることをためらう人がいるとしたら、それはきっと私をはじめ他のリーダーが生き生きと働く姿を見せられていないせいかもしれません。
統括リーダーからスタッフまで、みんなで支えるという環境は大事にしていきたいと思います。

一緒に働いている介護リーダー、スタッフの中でも、いずれは統括リーダーになりたいという方もいますので、将来、その方が統括リーダーになれるようサポートしていきたいですね。

娘と歳の近いスタッフもいて、本当の娘のように見守りたい気持ちです。
「仕事が楽しいって思えるように、ちゃんと教えてあげてね!」と親心をもってスタッフを見ていますよ(笑)

※川口さんと同じホームで働く、レク委員として活躍中の東久人さんにインタビューした記事はこちら!

周りの人とのご縁は一生の宝物

──最後に、就職を考える学生・新卒の方へのメッセージをお願いします。

頑張りすぎずに頑張ってほしいなと思います。
「諦めたら終わり」という言葉をよく聞きますが、私は、場面によっては諦めることも大事だと考えています(笑)。

なんとかなるんです。
最終的には自分を助けるのは自分だけれども、先へと進めてくれるのは周りの人たちです。
助けてくれる、周りの人たちとのつながりを大切にしてください。

この仕事に向いているか、向いていないのかという問いの答えは、だれも、どの仕事であってもわからないものだと思います。

弱音を吐いたらダメだとか、諦めたらダメという強がりは捨てて、周りを頼っていいんですよ。

知り合えたご縁というのは死ぬまでの宝物なので、ご縁を大切にして、なんでもチャレンジしてみてくださいね!

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