サービス業の幅広い知見を活かし管理部門を担当

――前田さんのご経歴や、現在の職務をお聞かせください。

2023年4月にチャームケアに入社し、9月から取締役を務めさせていただいています。

前職では、約35年金融業界におりました。お客様にご満足いただけるよう、自身のスキル向上に努めて、さまざまな商品・サービスを提供してきました。
業界は違いますが、介護業界もサービス業であるので、培った経験やスキルが活かせるのでは、と入社を決意しました。

現在は、幅広い知見を活かして、財務や総務・システム・人事などの管理部門を担当しています。経営企画の観点では、会社のあるべき方向を検討しながら、より良い会社にしていくための企画の立案や資金計画の実行、また投資家への業績の説明などを行っています。

また、総務・システムの観点では、ホームのインフラ整備や運営を支える業務も担当しています。

※前任の執行役員へのインタビューはこちら!

両親の介護と「世の中の役に立ちたい」という信念

――これまでの前田さんと、介護業界との接点はどのようなところにあるのでしょうか?

仕事としての介護業界は未経験ですが、個人的には両親の介護を経験しています。

訪問介護で来てくださる介護士やケアマネージャーの方々には、とてもお世話になりました。自宅で両親を介護していたため、私自身多少の経験もありますし、介護士の方の仕事ぶりは間近で見ていたので、介護職の大変さや難しさは実感しています。

介護サービスを利用していた立場でもあるので、自然と介護業界への関心は高まっていきました。

私は、社会人になってから一貫して「世の中の役に立ちたい」という思いで仕事をしています。介護サービスを提供するチャームケアはまさに高齢社会の現代において「なくてはならない会社」であり、その一員であることがやりがいや喜びにつながっています。

日々、社会的意義のある仕事に携わる中で、さらに自分自身も成長していきたいですね。
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介護DXなど新しい取り組みにチャレンジ!

――これからチャームケアが目指す方向性を教えてください。

ご入居者様に喜んでいただけるよう、護サービスの品質のさらなる向上や、それを実現するための仕組みづくり、介護DXの促進、処遇・キャリア制度の充実、ホーム運営のサポート体制の構築にさらに注力していきたいと考えています。

まず、業界が抱えている課題に対する積極的な取り組みです。
見守り機器・配膳ロボットの導入によるIT化や、清掃や洗濯の外注化等で、介護スタッフの負担を軽減したうえ、人にしかできない介護サービスの質を上げて、ご入居者様の満足度をこれまで以上に高めていきたいと思います。
仕事の進め方でも介護業界を引っ張っていく存在になっていきたいですね。

そして、社員の成長と会社の成長が好循環していくようなサイクルを作りたいと考えています。チャームケアは人を大切な財産と捉えて、社員の能力やスキルアップをサポートする人材育成プログラムや研修制度が社員からも好評です。

引き続き、人材育成に力を入れていくことはもちろん、これらの取り組みが、会社の業績向上につながり、社員の処遇向上、さらにモチベーションアップへ、という好循環を生み出していきたいと思います。

※チャームケアの介護DXへの取り組み事例はこちらでチェック!

年齢や性別に関係なく活躍できるキャリア制度

――人事制度などで、今後取り組んでいきたいことはありますか。

「将来的にキャリアアップを目指したいから、チャームケアを選んだ」という社員が多いです。キャリアアップに前向きな人たちが、やりがいを持って仕事に取り組めるような制度の構築を目指しています。

まずは、若手や女性など年齢や性別に関係なく、仕事に熱意を持ち、真摯な姿勢で取り組む人が平等に活躍できるような風土の醸成です。

新卒で入社した社員のなかには、29歳でホーム長になっている人もいるんですよ。ご入居者様はもちろんスタッフのケアや、ホーム運営など多岐に渡る業務を抱えるホーム長の仕事は大変ですが、若いうちから経験できるチャンスがあるのは当社の良いところです。

営業面での悩みや、ご入居者様・ご家族様と年齢が離れていることへの不安など、若いホーム長ならではの悩みもあるようですが、ベテランのエリア担当や、的確なアドバイスができる本部スタッフなど、若手のホーム長を孤立させず、しっかりと支えるバックアップ体制も盤石です。
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本部も現場も一体になってご入居者様に寄り添う企業

――今後の目標や目指す姿をお聞かせください。

ご入居者様にチャームに入って良かったと思っていただけるよう、そして社員にチャームに入社して良かったと思ってもらえるよう、「介護サービスの品質」や「コミュニケーションや接遇も含めた社員のスキル」「処遇や働きやすさ」において、業界のリーディングカンパニーにふさわしい会社にさらに成長していきたいです。

そのためにも、本部のサポート体制を充実させていきます。
本部と現場の距離が生まれないよう、温度感を統一するため、本部の社員もホームに数多く足を運んでいます。
直接現場の声を聞いたり、見守りセンサーなどDX機器の活用状況や、配膳ロボット(てんちゃん)の稼働状況を確認し、改善サポートも継続して行っています。本部にはホームの介護スタッフを経験した人材も多く在籍しています。

社内報によるトップメッセージや、毎月行われているホーム長会議など、本部とホームに一体感が生まれるような工夫も行っています。

ホームで直接ご入居者様と接するスタッフだけでなく、サポートする本部社員も同じベクトルを持って、ご入居者様に向かうことができている点はチャームケアならではですね。

働く人にやさしいチャームらしさに磨きをかけ、ご入居者様にこれまで以上に素晴らしい介護サービスを提供するために、今後もホームを全力で支えていきます。

※配膳ロボット(てんちゃん)導入に関する記事はこちら!

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