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首都圏事業部の立ち上げメンバーとして抜擢

──これまでのご経歴を教えてください。

2009年に入社して、11年目になります。

最初は介護スタッフとして、チャームスイート宝塚売布・チャーム守口おおくぼで勤務。
その後、統括リーダーを経て、ホーム長に昇格しました。

当時からホーム主導でご入居者様を増やすための営業活動はしていたので、その実績と適性を評価していただけて、2013年、首都圏への進出の立ち上げメンバーとして異動。

そして、新規ホームの行政交渉・業者やり取りを行う、新規開設担当課に着任しました。
東京での入居促進、スタッフ採用全般を行っていました。

チャームケアが首都圏進出を決めた理由

──チャームケアが首都圏進出を決めた理由はなんですか?

もともと、チャーム・ケア・コーポレーションは関西本社でスタートしました。

関西圏でホーム数が増えてくる中、企業としての規模を拡大し、企業の発展に寄与するためには、人口が多くマーケットの大きい首都圏への進出は必要なステップです。

そうすることで、より多くのご入居者様の生活をサポートし、社会貢献できる企業に成長すると確信していました。

実際に、首都圏への進出から5年たった今、売上の面でも、首都圏はなくてはならない存在に成長しています。

※この記事では、2014年6月、首都圏で初めてのホームである「チャームスイート石神井公園」がオープンするまでの経緯を坂本様に語っていただいてます。
チャームスイート石神井公園についての記事は下記リンクをチェック!(↓)
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首都圏最初のホームがオープンするまで

──チャームスイート石神井公園のオープンまでの道のりについて教えてください。

まずは、練馬区に小さな事務所を構えて、情報収集。
居宅介護支援事業所や・病院などを訪問し、ご入居者様の情報を求めて、営業周りをしていました。

エリアについては、すでにチャームスイート石神井公園となる物件が決まっていたので、その周辺で入居促進を行っていましたね。

石神井公園は、100名規模の大きいホームです。
そのため、相当数のご入居者様に入って頂く必要があります。

なので、まずは知名度を上げる活動もしながらホームで働くスタッフさんの採用活動も並行して実施。

関西からの異動で受け入れた部分も多かったものの、異動だけですべての人員をまかなうことはできません。
そのため、現地でも介護スタッフを大量採用する必要がありました。

知名度アップのためのイベント開催

──知名度をあげるための活動として、どんなことを行ったんですか?

当時チャームケアは、首都圏での知名度がない状態でした。

なので、新ホームオープンの告知のため、中野区の大きなホールでイベントを開催。

集客が見込める目玉企画が必要だと考え、介護保険制度の立案・構築に関わった大学教授や介護事業者向けの専門誌のコラムを書いている著名人に講演を依頼しました。

結果として、介護業界の関係者を多く集めることに成功!

イベントでは、当社代表と、石神井公園のホーム長が冒頭でご挨拶し、「チャームケアはこういう会社です」と知ってもらえるきっかけになりました。
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関東と関西のセオリーの違いに苦戦!

──苦労したエピソードなどはありますか?

最初は首都圏のご入居者様獲得のセオリーが理解できておらず、足を使っていろいろな病院などを回っていたものの、
手応えがあまりなく苦戦していましたね。

というのも、首都圏は入所紹介の事業者がとても多いんです。

当時、関西ではあまりそういう文化がなかったのですが、病院によってはご入居者様の情報を持っている入所紹介の業者さんと取引があり、事業者経由でご入居者様をご紹介いただくやり方が関東の主流でした。

特に病院関係は、トラブル回避のため、お取引のある介護施設や事業者にしか紹介しない場合があります。

また、首都圏は関西よりも入退院のペースが早く、ソーシャルワーカー個人が老人ホームの紹介を個別に対応する余裕がないので、そういった事業者にお任せする傾向にあるんですね。

そういうことが、最初は全くわかっていなかったので、闇雲に訪問をしている状態になっていたんです。

ホームのオープン予定は決まっているので、焦りもありましたし、事業者にお願いするとなれば、費用が発生することなので、社内的にも「その投資は必要なのか?」と疑問視する声も出ました。

粘り強く説得して、稟議を通して、スムーズにご入居者様をご紹介頂けるようになったときは、ひと安心でした。(笑)

現在は関西も首都圏でも、入所紹介業者さんとの信頼関係、お取引が当たり前に根付いています。

入所紹介業者の役割

──入所紹介業者とは、どういうものなのでしょうか?

老人ホームへの入居を希望されている方は、たくさんホームがある中で、どこを選んだらいいか分からないですよね。

そんな方々の、予算感・エリア・ニーズなどを把握して、取引先の中から適切な施設を選んで紹介する業者のこと。

不動産会社でのお部屋探しや、人材紹介会社でのお仕事紹介をイメージして頂ければわかりやすいと思います。

いろんな病院や居宅介護支援事業所の情報を持っていて、老人ホームと入居を希望される方との間をつなぐパイプの役割をしています。

業者によって、地域密着でやっている企業もあれば、全国的に展開している企業もあるんですよ。
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仕事における信条は「行動力」

──仕事をする上で、大切にしていることはなんですか?

行動力です!
考えることや準備も大切ですが、レスポンスの速さが最も重要だと思っています。

チャームケアは営利企業で、1週間後に100%で出すよりも、2日後に80%で出すほうが、喜ばれるケースを何度も目にしていました。

後回しにせず、なんでも早く取り掛かってそこそこのクオリティでも、サッと対応することを心がけています。
もちろん、短時間でも満足できる成果が出せることが、大前提ですけどね。

これから入社される方へ ~挑戦することの面白さ~

──最後に、これから入社される方へのメッセージをお願いします!

新卒・中途にかかわらず、素直にチャレンジする精神を大切にしてほしいですね。

代表も、常々「チャレンジしてほしい」というメッセージを発信しています。


入社時には自分が想定してなかったことにも、チャレンジしてみることで「自分はこんな才能があったのか」と、気が付く場面もあって面白いです。

ラクな方・安定できる方に行くのではなく、チャンスがまわってきたときは勇気を出して挑戦してみるのもいいかもしれませんよ。

僕は、正直チャームケアに入社したときは、介護がやりたいとは思っていませんでした。
志望動機は「なんとなく」だったんです(笑)

そんなあやふやな状態だった僕でも、引っ張り上げてくれる環境・会社があるというのはありがたいこと。

その環境に感謝して、与えられたチャンスを最大限に活かして、フットワーク軽く行動してみるのが、さらなる成長のきっかけになると信じています。

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