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福祉・介護事業所認証制度とは?

──福祉・介護事業所認証制度について、教えてください。

「福祉・介護事業所認証制度」というのは
スタッフの働きやすさにつながる項目をクリアした
福祉・介護事業事業所を認証して公表する制度のこと。


この制度の有無は都道府県別となっており、
2020年4月現在、京都府と奈良県などにある制度です。
自治体によって「法人ごと」「事業所ごと」など認証の単位も異なります。

京都府ではすでに法人として認証していただいていますが、
今回は奈良県から、「チャーム郡山九条」を認証していただきました!
チャーム郡山九条では、人気の行事「九条まつり」など、レクリエーションにも力を入れています。
詳しくはこちらの記事をチェック!(↓)

公的なお墨付きを得ることで、安心感アップ!

──認証されることで得られるメリットは何ですか?

認証を得ることによって得られるメリットの1つは
「仕事を探している方・ご入居を検討している方への安心感」です。


県から「この事業所はいくつもの評価基準をクリアしています」という
公的なお墨付きをいただけるのがこの制度。

仕事をお探しの方には、
待遇やキャリアパスが整っていることをアピールできますし
しっかりとした事業所であるという安心感をもっていただけます。

そしてもちろん、ご入居を検討している方にも
ホーム探しの際に、安心できる材料のひとつとして提示できますね。

今回認証していただいたことで、新たな出会いにつながればいいなと考えています。
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認証されると、事業者としてもメリットがある

他にも、事業者サイドでもメリットがあるんです。

たとえば、認証事業所になると
自治体主催で行われる、求職者向けの就職フェアに優先的に参加できます。


県のホームページにも、事業所情報を掲載することができ、
積極的な情報発信が可能になるんですよ。

そして、認証されると賞状がいただけます!
働いているスタッフにとっても、
自分たちのホームが素晴らしい取り組みをしていることが認められ
公的にお墨付きをもらった形になるので、
モチベーションの向上につながっています。

認証事業所になるために必要な期間

――申請から認証までは、どのくらい時間がかかるものでしょうか?

今回は、情報収集や監査、認証まで、約半年かかりました!

長かった…というのが正直なところですが
認証をいただけたときの達成感はひとしおですね。

一連の流れがつかめたので、次に別のホームで申請するときは
もう少し短期間で認証まで進められそうです。
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認証を得るための評価基準は、6分野20項目

──福祉・介護事業認証制度の認証事業所になるには、どんな基準があるのでしょうか?

認証していただくためには、
「育成計画を作っているか」
「資格取得支援制度があるか」
「キャリアパスの体系があるか」
「地域貢献をしているか」など、
6分野・20項目の評価項目をすべて満たさないといけません。

チャームケアでは、すでに社内制度が整っているため、
評価項目を満たすために、社内制度を作り変える・新設するなどの必要はなく
比較的スムーズに手続きを行っていけました。
【研修体制・人材育成方針】
01.人材育成計画
02.資格取得支援
03.新規採用者研修
04.技術向上研修
05.マネジメント研修
06.面談

【キャリアパス・給与体系】
07.給与表および賃金体系(各種手当、賞与など)
08.キャリアパス(階層別の職務内容など)

【休暇制度・福利厚生】
09.年次有給休暇取得、(産前・産後、育児、介護など)の取得推進
10.復職・継続勤務支援
11.心身不調・ストレス解消に関する取り組み

【コンプライアンス】
12.労働関連法(労働基準法、労働安全衛生法など)の遵守
13.社会保険(雇用・労災など)加入、納入及び税(県税)納付履行状況
14.不正請求、事件(虐待など)歴の状況
15.個人情報保護の状況

【事業所の地域貢献】
16.地域貢献の実施
17.見学・体験学習・ボランティア
18.実習生、インターンシップ

【サービスの質の向上】
19.利用者・家族からの苦情対応
20.サービスの質の向上に向けた取り組みの実施
求職者の方の中には、認証事業所から仕事を探される方もいらっしゃいます。

それほどまでに信頼されている制度なので、
福利厚生・働く環境が充実しているという証明にもつながりますね。

福祉・介護事業認証制度の認証は、ホームとの連携のおかげで実現

──認証完了までには、人材開発課だけでなく、現場の協力も必要なのでしょうか?

評価基準クリアまでの過程には、
「各施設にきちんと共有・準備されているか」という現場確認も行われます。

情報をそろえて提出し、それを踏まえたうえで、
現地での管理状況確認や、研修状況や面談など、
かなり細かい部分まで調査が入るんですね。

この確認のために、自治体の方がホームまでいらっしゃるので
ホーム長やスタッフの方の協力は必要不可欠。

現場の協力なくして、認証の実現はできませんし、
本社とホームで連携して達成できた、すばらしい事例だと思っています!
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チャームケアの魅力は、本社とホームとの一体感

──これからの意気込みをお聞かせください。

チャーム・ケア・コーポレーションでは、
本社に所属している部署と、ご入居者様がいらっしゃるホームとが、
互いに連携し合っていて、一体感があるところが魅力です。

私たち人材開発課は、採用分野に特化した間接的な部署。
介護サービスの主役は、ご入居者様に直に接している、
ホームで働くスタッフの皆さんです。


ホームでは、ご入居者様へのサービス提供と並行し、
レクリエーションなどの事業者との打ち合わせや、求職者の面接など
さまざまな分野の業務を行っています。

ですから、サポートできることはどんどん行っていきたいですし、
ホームの負担をどうしたら減らせるかを常に考えています。

今回の福祉・介護事業認証制度の認証のように、
求職者の方・ご入居希望の方にアピールできることや、
ホームで働くスタッフさんのメリットになることは、さらに推進しています。

ホームのスタッフの方々が働きやすくなるような、
信頼してもらえる部署であるために、こちらも頑張っていきたいですね!

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