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中谷さんが介護業界を志望した動機は?

──最初に、介護業界で働こうと思ったきっかけを教えてください。

もともと、学生時代に作業療法士の仕事に興味がありました。
そこで、作業療法士に似ている部分もある、介護業界で働こうと考えていました。

他にも、こんなところに魅力を感じました。
◆ご入居者様とコミュニケーションをとりながら
 「ありがとう」とダイレクトに感謝していただけること

◆リハビリを通じて、『できないことを、できるようにする』
 『今できることを、できる状態で維持する』

同期の中でも最初の昇格!評価されたポイントは?

──リーダーになったのが早かったとお聞きしていますが、普段から心がけていたポイントなどはありますか?

同期の中でも一番最初に昇格させていただいたので、その理由を上司にたずねたところ、『周りが見えていること』が1番の理由だったとおっしゃっていました。

個人的には、「スタッフが少しでも働きやすい環境にすること」や、「ホームやフロアの中で、何が必要かを見極めて動くこと」を大切にしながら、毎日の業務に取り組んでいました。

誰かがやらなくてはならないことなので、率先して自分でやろうと普段からも心がけていますね。

小さなことをコツコツと続けていれば、必ずホーム長や周りの人は見てくれています。
自分の努力が、おのずと評価につながる環境です。
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中谷さんが取り組んだ『記録用紙の改善』

──コツコツ取り組んだことが実を結んだエピソードはありますか?

記録用紙の改善に、力を入れて取り組んでいました。

チャームケアでは、実務のほかに、介護サービス記録のメモをとっています。
当時使っていたご入居者様の生活援助・身体介助のチェック表に、詳しいことが書ける箇所が必要だと思い、追加を提案しました。

例えば、入浴介助の場合、「入浴した/していない」のみの部分を「入浴中に気付いたこと(あざが出来ていた・赤みがある、など)」の記入項目を追加する …といった感じです。

自分以外のスタッフが使いにくいと意味がないので、「前のほうがやりやすかった」「ちょっと手間が増えたかも…」という声があれば従来通りの記録のやり方を踏まえて、少しずつ増やしたり、慣れていってもらったり。

「どうしてもできない」という意見が多ければ従来の方法に戻すなど、周りの意見も聞き、悩みながら試行錯誤をかさねて、完成させました。

この欄が追加されたことで、自分以外の人にもその時の状況や注意してほしい点が伝えられるように!
ホウレンソウの強化ができて、申し送りにも役立っています。
※申し送りとは?
仕事を引き継ぐ際に、必要な情報を伝えること。
細かい知識やポイントなどは下記リンクからCHECK!(↓)

新人教育で気をつけていること

──新人指導で気をつけていることはありますか?

新人さんでも、未経験か経験者かで指導方法を変えています。

未経験の方は、すべてがはじめてなので根気強く。
実技は「先輩を見て覚える」「やって覚える」のくり返しですね。

自分がやらないと覚えられないので、覚えたことは率先して実践してもらうようにしています。
それを私が隣で見ながら、サポートしています。

経験者の方は、その人のやり方を尊重しながら。
実務を行いながら「チャームケアでは、その部分はこうしています」とギャップをすりあわせています。

最近入社された方は、デイサービスなど入居型以外の介護施設で働いていた方が多かったので、それぞれの背景や、これまでの積み重ねを否定しないように心がけました。

未経験・経験者問わず、「チャームケアではこうなんだ」と受け入れる素直さが大切。
その方が、指導もしやすいですし、仕事に慣れるのが早いと思いますよ。
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チャームケアは、協調性があるリーダーが多い

──仕事のやりがいはなんですか?

1つ目は、ご入居者様やご家族様に感謝していただけること
ありがとうと言っていただけると、「やってよかったな」と実感できますね。

そして2つ目は、リーダー同士で話し合ったことをフロア(現場)に落としてホーム自体や業務を改善していくことです。

チャーム京都音羽には、フロアごとに私を含めて3人のリーダーがいます。
みんな自己主張が強いタイプではなく(笑)、まわりの意見を聞きながらバランスを取れる人ばかり。

リーダーになる方は、自分の意見を押し通すのではなく、他のスタッフの気持ちを聞いて調整できる、協調性のある人が向いていると感じています。

相手の気持ちを理解して動ける人が介護職に向いている

──中谷さんの考える『介護職に向いている人』を教えてください。

介護職は、人と接するお仕事なので、相手の気持ちを理解して、考えて動ける方が向いていると思います。

ご入居者様の中には、ご体調の関係で、ちょっとしたお言葉でお怒りになる方もいらっしゃいます。

そのとき、「自分は、良かれと思ってやったことなのに…」と一緒になって怒るのではなく、相手を尊重して行動する必要があります。

作業のスピードは、さほど重要ではありませんし、徐々にスキルアップしていけるので大丈夫。

まずは、相手の立場・感情を思いやれるのが、ひとつの素質ではないでしょうか。
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今後の目標や、これからも大切にしたいこと

──最後に、中谷さんのこれからの目標を教えてください。

介護業界は、これから訪れる高齢化社会では、必ず需要がある業界。

必要になる知識や法律も増えるでしょう。
ですが、きっと今後もなくなることはありません。

AI化・ロボット化なども叫ばれていますが、相手への思いやりなど、人間しかできないこともたくさんあります。
そういった部分を常に大切にしていきたいですね。

個人的には、介護福祉士やケアマネージャーなどの資格をとって、キャリアアップしていきたいと考えています。

そしてこれからも、ご入居者様はもちろん、認知症などで困っている方や、そのご家族様の力になりたいと思っています!

資格手当も充実!チャームケアの評価体制

介護業界は、現場でのサービス提供というイメージが強く、キャリアアップの想像がしにくいという方もいらっしゃると思います。

ですが、チャームケアでは、中谷さんのように、年次に関わらずキャリアアップが可能!

ホーム長や上司との面談・面接時にもキャリアパスの道筋が見えるんですよ。

「介護福祉士」「ケアマネージャー」など上位の資格へのトライを支援する制度もあります。
もちろん、取得資格に応じて、手当もアップ。

チャームケアでは、ホームで働くひとりひとりのスタッフが、やりがい・モチベーションをもって仕事に臨めるように、昇格や昇給につながる評価システムを整えています!

腰をすえて、長く続けたい方にも安心していただける環境が整っていますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

※中谷さんは現在、チャームスイート京都立本寺に異動して介護リーダーとして活躍されています!

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