介護職は40代の転職におすすめ

令和2年度の介護労働実態調査によると、介護職の平均年齢は47.5歳(参考:労働者属性)。
データからも分かる通り、介護業界は40代がとても活躍している業界なんですよ。

40代の方に介護職への転職がおすすめな理由を5つご紹介します。

おすすめ理由1|今後もニーズの高まる仕事

日本は類を見ないスピードで高齢化率(総人口に占める高齢者の割合)の上昇が進んでおり、2021年9月現在の高齢化率は29.1%となっています。

特に2025年には「団塊の世代」と呼ばれる第一次ベビーブームの時期に生まれた800万人が後期高齢者(75歳以上)となります。
当面の間は、介護が必要な高齢者が増加していくことが予想されています。

さらに日本では少子化問題も抱えています。
少子化が進むことにより、働き盛りの世代である生産年齢人口(総人口のうち15~64歳までの人口の割合)が減少し、少ない働き手で高齢者の世代を支えていかなくてはなりません。

そのため、介護職は今後さらに人手が不足し、需要が高まる仕事とされています。
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おすすめ理由2|これまでの仕事・人生経験が活かせる

40代ともなると、どのような仕事でもそれなりの経験やスキルが求められます。
しかしながら、介護業界では「無資格OK」「未経験OK」と書かれている求人が多くあります。

もちろん、介護の経験があり、介護に関する資格を持っているに越したことはありません。
ですが、介護職は対人の仕事なので、介護の経験がなくても、前職で得たスキルや人生経験が活かせるのです。

例えば、飲食店などで接客の経験があれば、ご利用者様・ご入居者様とのコミュニケーションがスムーズに取れるでしょう。
また専業主婦であれば、得意の家事スキルを活かして、ご利用者様・ご入居者様の身の回りのケアに対しても抵抗なく、きめ細かなフォローができます。

必ずしも介護の資格や経験がなくても、強みを活かして働くことが可能です。

おすすめ理由3|働き方を選べる

介護の仕事の多くはシフト制で、他の業種に比べると、フルタイムに限らずパートタイムなどさまざまな働き方があります。

また、企業や施設によっては、直接介護をする職種だけでなく、介護スタッフの補助をする働き方がある場合も。

そのため、自分のライフステージや生活リズムに合わせて働くことができます。

おすすめ理由4|両親や家族の介護に活かせる

40代になると、だんだん自分の親や家族の介護が必要な方も増えてくるでしょう。
いざ介護が必要な状況になった時に、介護に関する知識がないと何から始めたらよいかわかりません。

親が元気なうちに介護現場で働き始めれば、自然と介護保険の仕組みやケアの仕方などが身につき、今後に役立てることができます。

おすすめ理由5|40代で未経験でも活躍できる

前述の通り、介護職は全体的に人手が不足しているため、人材を広く募集しています。
そのため未経験でもチャレンジしやすい業界です。

また、40代で新しいことを始めるとなると「仕事は覚えられるか」「自分にできるだろうか」と不安があるでしょう。
その点では、入社後の研修が充実している企業・施設を選んで転職すれば、安心してチャレンジできますよ。

※介護職の年齢制限についての記事はこちら!
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介護職への転職で活かせる経験

ここからは、40代未経験で介護職への転職を考える方に向けて、介護職で活かせる経験を3つご紹介します。

マネジメントスキル

40代まで他業種で働いてきた方の中には、店長や管理者などのマネジメント経験が豊富な方もいらっしゃるでしょう。

介護現場では、20代から60代まで幅広い年齢層のスタッフが働いています。
また、正社員・パート、新卒・中途など属性もさまざまです。
そのため、ちょうど中間の40代に世代間をつなぐ役割を求めている介護現場も多くあります。

マネジメント経験や人材育成の経験があれば、介護現場の管理職やケアマネジャーなどの他職種へのチャレンジも期待できます。

コミュニケーション能力

介護の仕事といえば、技術が重視されると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、介護の基本はコミュニケーションです。

40代の方は新卒のスタッフに比べ、人生経験が豊かなので、ご利用者様・ご入居者様の立場を理解したお言葉をかけることができます。
また、ご入居者様の娘・息子世代にあたることが多いため、親近感や安心感を持ってお話くださる方もいます。

これまで培ってきたコミュニケーション能力を存分に発揮できるでしょう。

レクリエーション等の新しい発想

介護現場では、ご利用者様・ご入居様にいきいきと生活していただくために、さまざまなレクリエーションを行っています。

レクリエーションの多くは、絵手紙の制作や季節の行事など、介護スタッフが一生懸命考えたものです。
また、機能訓練士などが監修した体操などもあります。

例えば、前職でネイリストとして働いていた方が、介護職に就いてからご入居者様に特別なレクリエーションを企画したという例もあります。
エステやアロマセラピーなども、特に女性のご入居者様に喜ばれるでしょう。

このように、前職までのスキルを活かすことができれば大活躍間違いなしです。
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介護職のキャリアプラン例

40代以降に介護未経験でチャームケアに入社し、活躍しているスタッフの例をご紹介します。

未経験から40代で転職し、ホーム長に

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チャームスイート神戸北野のホーム長、徳山成芳さんは、48歳のとき介護業界未経験で入社されました。
徳山さんの前職は、不動産業界の営業職です。

入社前にハローワークの制度を利用し、ヘルパー2級(介護職員初任者研修)を取得。
年下の先輩スタッフをサポートし組織貢献に徹した姿勢が評価され、管理職に昇格、現在はホーム長として勤務されています。

今後も、若いスタッフのサポートを続けていきたいとお話しされていました。

※徳山さんのインタビュー記事はこちら。

受付事務パートから正社員へ

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首都圏事業部の泉美香さんは、50代でチャームプレミア深沢の受付事務のパートとして入社し、59歳で正社員になりました。

チャームケアは、定年年齢が65歳となっており、さらに嘱託雇用で最長75歳まで働き続けることが可能です。
「この制度がなかったら、正社員になることはなかったと思います」とおっしゃっていました。
長く働き続けることを応援する、チャームケアらしい制度ですね。

※泉さんのインタビュー記事はこちら。

生活補助スタッフとして活躍中

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チャームスイート千里津雲台、生活補助スタッフの藤田知子さんは、54歳のとき未経験で入社されました。

前職はパートで電話のオペレーターをされていた藤田さん。
年齢を重ねても続けられる仕事がしたいと考え、友人から紹介され介護業界へ転職されました。

藤田さんは、生活補助スタッフとして、ご入居者様の食事の配膳や下膳、食器洗い、物品や洗剤の補充など、介護スタッフの補助業務を行っています。
今後の目標として、「働きながら介護の資格取得を目指している」「チャームケアでは時間給社員、正社員などにチャレンジできることも魅力的」とお話されていました。

※藤田さんのインタビュー記事はこちら。

介護職未経験の方には有料老人ホームがおすすめ

ここまでは40代の介護未経験の方でも、転職がおすすめな理由や実際の先輩のキャリアプランなどをご紹介してきました。

介護業界にはさまざまな事業形態があり、働き方も多種多様です。
中でも、未経験で介護職にチャレンジする方には、有料老人ホームがおすすめです。

有料老人ホームは、入居型の施設の中では比較的介護度が低く、お元気な方がご入居されていることが多いです。
ご入居者様の人数に対する職員の配置基準が、3:1または2:1となっており、他の施設形態に比べて職員の数が多いのも特徴です。

現場で丁寧に教えてもらうことができ、最初にしっかり基礎を身に付けることができるのでおすすめです。

株式会社チャーム・ケア・コーポレーションは、首都圏・近畿圏で有料老人ホームを展開しています。
ここからは、チャームケアがスタッフの働きやすさのために実施している取り組みについてご紹介します。
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充実した研修制度

チャームケアでは、配属先のホームと本社が一丸となりスタッフの成長をサポートしています。

「教育研修室」という専門の部署があるほど、研修には力を入れています。
入社~3年目まで定期的に研修を実施しており、知識や技術を習得することができます。​
その後も職種ごとや立場に合わせたカリキュラムがあります。

新人研修は、同期と一緒に受講するため、仲間ができるのもメリットの一つ。
介護技術の他にコミュニケーション研修も交えながら、接遇等についても学ぶことができます。

また「統括リーダー」「ホーム長」などへ昇格した場合は、ポジション毎に研修や意見交換会などを実施しており、きめ細かくスタッフをフォローできる環境です。

※新人研修についてはこちらをチェック!

資格取得支援制度

無資格の方も、お食事の配膳やお部屋の清掃などから携わることができますが、身体介助は資格がないとできません。
チャームケアでは、介護職員初任者研修をはじめとした資格取得をサポートしています。

実際に、無資格で応募した多くの方は、入社後に資格を取ってステップアップされています。

その後、さらに専門性の高い資格へ挑戦することも可能。
介護福祉士実務者研修、介護福祉士、ケアマネジャー(介護支援専門員)などの上位資格を持っている先輩たちも多数在籍しています。

介護技術を学ぶ機会が多くあるので、安心してスタートすることができますよ。

キャリアアンケート

介護スタッフだけでなく、看護職や生活相談員・事務職等、多岐にわたる職種のスタッフに対し、年1回キャリアアンケートを実施しています。

キャリアアンケートの目的は、スタッフの希望を十分に理解し、人事制度に反映させるため。
昇進や雇用体系だけでなく、異動の意向なども調査しています。

現状をさらに良くしたい、もっと充実感をもって働きたいと考えている方へのバックアップ体制がしっかりとありますよ。

※キャリアアンケートについてはこちら。

まとめ

今回の記事では、40代・未経験からチャレンジできる介護職について解説しました。

長く働ける環境に転職し、一から知識や技術を身につけるために、介護職は最適といえます。
介護職は、これまで培ってきたスキルやキャリア、人生経験を活かすことができる仕事。
そして、多くの40代が活躍している業界です。

今後も介護職の需要が高まり、さらに多くの人手が必要となります。
ぜひ私たちと一緒に、これからの社会を支えていきましょう。

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