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不動産営業職から介護業界に転職

──徳山さんの前職や、介護職を目指した理由を教えてください。

チャームケアに入社して約10年になります。
リーマンショックをきっかけに介護業界に転職しました。

前職は不動産や建築業界でフリーランスの営業をしていましたが、不況の影響を大きく受けたため、企業へ就職することに。
当時48歳で、転職するには高齢だったこともあり、なかなか採用が決まらず…。
悩んでいたときに、友人が「介護職に向いてると思う」と声をかけてくれたんです。

そこで、ハローワークの制度を活用してヘルパー2級を取得。
介護を勉強するうちにおもしろさを実感し、どんどんハマっていきました。

特養などの社会福祉系の施設に就職する道もありましたが、ハローワークの方に
徳山さんは今まで営業として売上を追ってきたから、営利目的の株式会社がいいのでは?
とアドバイスを頂き、チャームケアに入社することを決めました。

異動を経て昇格、新規オープンのホームを歴任

──入社後のご経歴を教えてください。

最初は、チャームスイート緑地公園に介護スタッフとして入社しました。

その後、チャームスイート宝塚売布へ異動し、チャーム四條畷で統括リーダーに。
翌年に緑地公園へ副ホーム長として戻り、半年後にホーム長となりました。

僕が副ホーム長だった頃、現在営業課で活躍されている日野さんがホーム長でした。
年下ですが頼れる存在で、本当にお世話になりました!
以降も異動をしながら、オープンの度にさまざまなホームに携わってきました。
新規開設ホームで働くのは、新鮮でおもしろいですし、毎回良い仲間と巡り会えています。
周りは20歳くらい年下の方ばかりですが、学ぶことはとても多いですよ。
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組織貢献を意識して、年下の先輩スタッフをサポート

──入社されてから、何を目標に働かれていましたか?

実は、正社員ではなく時間給社員として入社したんです。
年齢のこともあり、管理職になれるとは考えていませんでした。

僕が入社した当時の介護リーダーは、20代の女の子。
とてもよく気がつく、仕事のできる子でした。

チャームケアでは、介護リーダー⇒統括リーダー⇒ホーム長と役職が上がっていきます。
「この子が会社でいちばん若い統括リーダーになったら、かっこええな」と思ったんです。
「いかに彼女をサポートして、上に行かせられるか」を目標にして行動していました

自分が昇格することよりも、年下の先輩スタッフをサポートしていく。
自分の社会人経験がこういう形で活かせるのは悪くないな、と。
結果的にそれが会社全体のためになると考えました。
※時間給社員という雇用形態について詳しく解説した記事はこちら(↓)

介護業界には年齢を問わずチャンスがある

――年下の方を先輩として立てることに、葛藤はありませんでしたか?

入社前から、20歳以上年の離れたスタッフに、先輩として仕事を教えてもらうことはわかっていました。
介護の経験がない僕を採用してもらえただけでありがたいので、年上だからといって偉そうにはしません(笑)。
謙虚な気持ちでいようと心に決めていました。

介護職は未経験だけど、その代わり社会人としての経験があります。
コミュニケーションや、ご家族様とのやり取りなど、介護職しかしたことのないスタッフに教えてあげられることも。
また、人材育成・組織運営・マネジメントでは、僕のこれまでの人生経験が役に立ちます。

そうやって仕事をしているうちに、自分自身が役職に任命されたときは、すごくビックリしましたね。
いい意味で「チャームケアは変わってるな」とも思いました。(笑)

未経験スタートで採用していただけたし、管理職まで上がってこれた。
介護業界って、48歳のおじさんでもチャンスがあるんですよ。
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人材育成のカギは、スタッフを委縮させないこと

──人材育成でホーム長として気を付けていることは?

スタッフを委縮させないことです。
委縮してしまうと、自由な一歩を踏み出すハードルになってしまいます。

僕の顔色を見ながら動くより、自分で自由にやらせてあげたい。
間違って失敗しても「全部責任をとる」と言っています。

相談されたらなんでも力になりますが、自分で考えて動けるスタッフには、余計な口出しをせずチャレンジする機会を増やしてあげたいですね。

ホーム長の仕事として、ご入居者様・ご家族様と同じくらい人材育成は大切です。
人が育てばサービスの提供が安定し、すべてが好転すると考えています。

管理職に向いているのは、前向きで判断できる人

──今回の徳山さんへの取材は、三井さんからリクエストをいただきました。以前、一緒に働かれていたそうですね。

チャームスイート西宮浜で一緒に働いていたとき、三井さんは事務と生活相談員を兼務していました。
周りが良く見えていて、明るく、周りからも好かれています。

そんなとき統括リーダーの異動が決まり、ポジションが空くことに。
前々から「このままではもったいない」と感じていたので、本人に「統括リーダーやってみない?」と提案しました。
──三井さんが統括リーダーに向いていると感じたポイントは?

さっぱりしていて引きずらず、前向きに対処するところ。
管理職が後ろ向きだと、スタッフが動きにくく自分たちで何も判断できなくなってしまいます。

管理職はジャッジの連続です。
やるか、やらないか。背中を押すのか、止めるべきなのか。
なかなか難しいですが、三井さんはその判断ができているので、任せてよかったなと実感しています。
近いうちにホーム長になるんじゃないかと、楽しみにしています。
※リクエストをくださった三井さんの記事はこちら。統括リーダーになる際の葛藤や、異動の不安を乗り越えたエピソードを語っています。(↓)
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定年後も若い介護スタッフの支えになりたい

──これからの目標を教えてください。

現在57歳で一般的にはもうすぐ定年を迎えますが、チャームケアでは定年年齢が65歳なのでまだまだできることはたくさんあります。
定年までに、関わったスタッフたちへ、ここで学んだこと・社会人になって経験したことを伝えたいです。

チャームケアの社風はすごく好きですし、75歳までは嘱託社員として働くこともできるので、定年後も若い子のサポートを続けていきたいですね。
この先、何人のホーム長が生まれていくのか、とても楽しみです。

社会人経験を活かして、役割を意識して謙虚に取り組もう

──40代・50代で新たに介護職にチャレンジする方へのメッセージをお願いします。

チャームケアは、チャレンジする人を引き上げてくれる会社です。
年齢に関係なく、自分の役割を意識して謙虚に仕事に打ち込めば、自ずと評価はついてきます

介護職は、決まった作業をやればOKという仕事ではありません。
物事をトータルで見て、かゆいところに手を差し伸べられる気配りが必要です。
介護の経験がなくても、人生経験が役に立つ場面がありますよ。

若さや元気も大切ですが、それだけでは壁にぶつかることもあります。
どんな仕事でも、苦難を乗り越えた経験は共通するもの。
ミドル・シニア世代には身に覚えがあることだと思うので、若いスタッフをサポートできる立場でいたいですね。

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