チャームスイート奈良学園前の特徴|アクセス・居室数

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チャームスイート奈良学園前は、2021年9月にオープン。
居室数74室の住宅型有料老人ホームです。

近鉄奈良線「学園前」駅北出口より北へ徒歩約9分(約700m)とアクセス良好な立地。
学校や図書館、閑静な住宅街の広がる「学園前」に、新しいホームが誕生しました。

チャームスイート経堂と同じく、「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」に対応している住宅型有料老人ホームで、関西圏のホームでは始めて導入されました。

尊敬する上司の元で「チャーム流」を学んだ半年間

――まず、河口さんのご経歴を教えてください。

チャームスイート奈良学園前のホーム長、河口裕貴です。

2016年に転職で入社し、現在6年目です。
入社のきっかけは、もともと知人だったチャームスイート千里津雲台の染谷ホーム長に転職の相談をしたときに、チャームケアを紹介していただいたことです。

※染谷ホーム長が2020年2月に立ち上げたホームはこちら。
前職も介護業界で管理者の経験があったため、当初から管理職候補として採用していただきました。
まずはチャーム流のホーム運営を勉強するため、染谷ホーム長の下でチャーム明石大久保駅前のオープニングに副ホーム長として関わりました。

染谷ホーム長はとてもパワフルで、誰にも代わりが効かないような、唯一無二の存在です。
考え方や視野がとても広く、普通の人だったら判断に迷う場面でも、全く躊躇がないんです。
そんな染谷ホーム長の下で勉強させてもらえて本当に良かったですね。

半年ほどご一緒した後は、私がホーム長を引き継ぎ、3年ほど運営。
その後、チャームスイート高槻藤の里のオープニングに関わり、約3年。

そしてこの度、現在の奈良学園前のホーム長となりました。
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「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」とは

――奈良学園前のPRポイントである、定期巡回・随時対応型訪問介護看護について教えてください。

定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは、訪問介護・訪問看護の2つのサービスを24時間の連絡体制でご提供するサービスです。

要介護度が高い方や独居、認知症の方でも、24時間体制の見守りの中、安心して住宅型有料老人ホームで生活していただくために導入されました。

このサービスが住宅型有料老人ホームにあることで、手厚い介護サービスを受けられる介護付のホームと、ご自宅での生活に近く高い自立度が求められる住宅型のホームの、ちょうど中間のようないいとこどりのホームになるのではないかと期待されています。
チャームケアとしても、私としても初めてのチャレンジです。

具体的には、以下の4つのサービスを組み合わせて、介護職員と看護職員が連携し、ご入居者様の生活を支えています。

定期巡回・随時対応型訪問介護看護

  1. 定期巡回サービス
  2. 随時対応サービス
  3. 随時訪問サービス
  4. 訪問看護サービス


①定期巡回サービス

ヘルパー等が、計画に基づき定期的にご入居者様の居室を巡回して、入浴、排せつ、食事等といった日常生活上のお手伝いを行います。

ご入居者様の心身の状況により、必要に応じて内容や提供時間等、柔軟に対応します。
安否確認や見守り、健康チェックのみの訪問も可能です。

②随時対応サービス

オペレーターがご入居者様やご家族様からの連絡を受け、状況に応じて相談援助やヘルパー等のサービスの手配を行います。

オペレーターは介護福祉士等の有資格者が担当いたします。

③随時訪問サービス

オペレーターからの要請を受けて、随時ヘルパー等がご入居者様の居室を訪問して、入浴、排せつ、食事等といった日常生活上のお手伝いを行います。

④訪問看護サービス

医師の指示に基づき、看護師等がご入居者様の居室を訪問して、療養上の世話または診療の補助を行います。
また、随時対応サービスで緊急性が高いと判断された場合、必要に応じて訪問を実施します。

訪問介護のみ利用する場合でも、看護師による定期的なアセスメントを行います。
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定期巡回・随時対応型訪問介護看護|導入のメリット

――定期巡回・随時対応型訪問介護看護を導入するメリットはどのようなところでしょうか?

この新しいサービスを導入することのメリットは大きく2つです。

1つ目は、24時間体制の看護のサービスが受けられること。

奈良学園前では、社外の訪問看護事業所と連携してサービス提供しています。
24時間体制で看護師がいる有料老人ホームは珍しく、チャームケアの関西圏のホームではチャームスイート京都桂川以来、2ホーム目です。

どなたも年を重ねると、多かれ少なかれ健康に不安感を抱えるでしょう。
いざというとき24時間対応してくれる看護師がすぐ近くにいるのは心強く、今後ニーズが高まるはずです。

2つ目は、24時間体制で介護福祉士等の有資格者がオペレーターを務め、的確に迅速に対応できる体制であること。

有事の際ナースコールを押しても、自分の伝えたいことがオペレーターに伝わらなかったら、いくら専門職が24時間対応してくれるとしても不安がありますよね。

このサービスでは必ず有資格者がオペレーターとして対応しています。
さらにインカムを活用して各スタッフに情報伝達をし、ロスタイムなく指示が伝わるようになっているんですよ。

※社内でのインカム導入時のインタビュー記事はこちら。

ご入居者様が増えるにつれて活気のあるホームに

――現在の奈良学園前はどんなホームでしょうか?

現在、オープンから3ヶ月で約20名ほどのご入居者様がいらっしゃいます。
11月末には30名弱くらいになる予定で、比較的順調にご入居者様が増えています。

入居されている皆様は、現役世代の頃から社会で活躍されてきた方が多いです。
住宅型で自由にご自身のペースで過ごすメリットに加え、定期巡回・随時対応型訪問介護看護に対応し、24時間体制の見守りがあることに安心され、期待していただいています。

新しいサービスを提供することになり、私自身経験のないことばかりですが、すでにご入居者様がいらっしゃるホームですので、うまく運営できるようにしていかなくてはいけません。
ご入居者様全員にご納得いただき、安心して生活していただけるよう日々工夫を凝らしてホーム作りをしています。
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スタッフは人柄重視で採用

――奈良学園前で働くスタッフの方について教えてください。

現在、介護スタッフやケアマネジャーなど合わせて20名弱で、とってもいいスタッフばかりです。
異動で他のホームから配属されたスタッフもいれば、奈良学園前のオープンに合わせて入社してくれたスタッフもいますが、みんな協調性があり、支えあいながら頑張ってくれています。

私たちはモノではなく、「人」相手の仕事をしているため、相手に合わせたりチームの一員として動けるような協調性が不可欠です。
住宅型のホームですので、有資格者でなくてはなりませんし、スキルや経験も大切ですが、私は何よりも人間性が大事だと考えています。

住宅型のホームは、社外のケアマネさんやヘルパーさん、その他業者さんとの関わりが深く、連携が重要な事業体です。
さらに奈良学園前は、同じ建物の中に社外の訪問看護事業所の方が24時間いる体制で運営をしています。
ずっと同じ建物内にいて一緒に働くスタッフが「社外の人」という状況は、みんな始めてのはずです。

介護付のホームはほとんど全てホーム内で完結し、電話一本で様々な調整が済みますが、社外となると話は違います。
今までよりも一層、連携や信頼関係作りが大事になります。

会社の違いを超えて、ホームという同じチームの一員として働くことができるスタッフと一緒に働きたいですね。
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チャレンジを成功の方向へ

――今後の目標を教えてください。

奈良学園前のチャレンジである、定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、私個人としても初めてのことです。

一般的に、住宅型はなかなか利益が生み出しにくい事業体といわれています。
しかしながら、介護付のホームは自治体の公募がないと建てられません。
私が以前にいたホームでは、住宅型としてオープンした数年後に、公募のタイミングで介護付に移行していきました。

住宅型でしっかり利益を出していくためには、新しい手法へのチャレンジが必要ということから、定期巡回・随時対応型訪問介護看護を導入した背景があります。
住宅型のホームがチャームケアの柱とになっていけるよう、なんとか成功させたいですね。


実は私自身、積極的に新しいことにチャレンジしていきたいタイプの人間ではないのですが、大事なチャンスをこのようなタイミングでいただけたことは、なにかの巡り合わせなのでしょう。

社内ではまだ誰もやったことがないチャレンジですので、未知数のことばかりですが、チャンス活かし、ホームのメンバーと一緒に力を合わせて、精一杯ベストを尽くしていきたいです。

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