チャームケアは外部から見てもいい会社!

──砂本さんのこれまでのご経歴を教えてください。

介護業界のはじまりは、現場の介護スタッフからでした。
そこから、別の会社で管理職を経験し、チャームケアに転職しました。

チャームケアには、副ホーム長として入社し、ホーム長を3年経験しました。
今は、介護事業部で課長を務めさせていただいています。
課長になってからは、大阪と兵庫で、合計7つのホームを担当しています。

私のように、他の会社で管理職を経験した方が、チャームケアに転職してホーム長や課長職になるケースは少なくありません。
前職でマネジメントを経験した方は、その経験を活かせる職場​です。

私の前職は、入居する施設を探している方に、介護施設を紹介する仲介業者でした。
たとえば、在宅介護をしていたが認知症が重くなり、ご家族の負担が大きくこれ以上は自宅でみられないといった場合や、病院に入院していた人が、退院後ご自宅で暮らしていくことが難しいとなった場合に、仲介業者が役立ちます。
病院や、地域のケアマネさんがそういった方の情報をお持ちなので、最適な介護施設を紹介するのが仲介業者の仕事です。

その会社でご紹介させていただいている中に、チャームケアもありました。

──外部からみたチャームケアはいかがでしたか?

前職の立場でチャームケアを見ていたときは、すぐに入居が埋まる人気ホームが多く、ご入居様からの評判が良いという印象でした。

ホーム見学では、私もご入居を検討中の方とご一緒に訪問するのですが、ホーム自体がキレイで清潔な印象を受けましたし、なによりスタッフの心遣いが素晴らしいと感じていました。

介護施設をお探しの方にはいろんなところをご紹介しますが、何件か見て回ったあと、チャームケアへ即決する方が多かったです。
ご入居者様のニーズにしっかり対応しているのが決め手でしたね。

ご紹介した方がご入居されて、しばらくしてから「チャームケアはいかがですか」とヒアリングすると、皆さん「とても満足している」と喜びの声が聞けましたよ。

前職もやりがいはありましたが、施設をご紹介後、ご入居者様が過ごされている時間まで寄り添えないということが寂しく感じ、ご縁のあったチャームケアに転職を決意しました。
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細かなところにも配慮する、気遣いが大切

──介護事業部課長の仕事内容を教えてください。

7つのホームを担当しており、週1回は各ホームに顔を出して、ホーム長と統括リーダーに話を聞いたり、現場の様子を見ています。

各ホームの運営状況をチェックし、そのホームで問題を抱えていないか確認します。
さらに細かいことでは、環境美化の指摘もしています。
たとえば、洗面台をキレイに保つことや、パンフレットが湿気で歪んでいないかなど、かなり細かいところまで見ています。
なかなか日々の業務で忙しくしていると、細かなところが見えなくなってしまうものですからね。

特にホームの玄関は、ご入居者様の第一印象になるので注意していますね。
玄関が清潔かどうか、掲示物が古くなっていないか見ています。

介護の仕事で一番大切なのは、気遣い・心遣いです。
自分自身はもちろん、ホーム長やスタッフみんなができるよう、声掛けをしています。
それは、私自身が細かいところに気づけないと大きなことはできない」と思っているからですね。

理念は大きい目標のようなもので、なかなか目の前の業務とすぐには結びつきにくいものです。
でも、理念はすぐに実現できるものではないですし、すぐ実現できるなら、それは理念ではありませんよね。

介護業界に限らず、現場と本社の意向にギャップがあるという現象はよく起こります。
現場のスタッフからすると、「本社は理想ばっかり言っている」と感じることもあるでしょう。

でも、その理想を叶えるのは、現場で働いているスタッフ全員です。
スタッフにはいつも「ひとつひとつを積み重ねてこそ、理念に一歩ずつ近づくものだ」と話しています!

※同じく介護事業部課長を務める、森本さんのインタビューはこちら!

笑顔のあふれる環境で良い関係性を築く

──砂本さんが思う仕事のやりがいを教えてください。

ご入居者様が笑っていらっしゃるのが一番嬉しくて、仕事のやりがいを感じます。

介護スタッフとご入居者様の間に良い関係性ができていて、生活を楽しんでおられるご様子を聞くと、スタッフの成長も感じられてさらに嬉しいです。

ときには、トラブルが起こってしまうこともあります。
そういったとき、反省はもちろん、勉強すべきことがたくさん見つかります。

トラブル対応の最中、お相手から「本当はいつもお世話になっているから感謝している」と仰られることがあります。
それは、毎日のやり取りの中で、関係性という土台がしっかり築けているという証拠ですし、ホームのあるべき姿だと思います。

ご意見をいただけるのは期待されているからこそだととらえ、さらに良いホームにできるようホーム長とともに考えます。
お話し合いが終わって落ち着いた頃に、トラブルを乗り越えてまた笑ってお話されている姿を見るとほっとしますね。

また、ご入居者様や、そのご家族様の紹介で、チャームケアのホームにご入居される方が増えることもすごく嬉しいです。

ホームを信頼してくださっているからこそご紹介いただけるので、さらに頑張ろうという気持ちになりますね!
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介護の仕事は現場の介護スタッフが主役

──マネジメントする立場として、気を付けていることを教えてください。

介護の仕事は現場のスタッフが主役だということです。
こちらから一方的な押し付けになってしまっては、成長につながりません。

ホーム長からの相談で多いのは、「この人をリーダーに昇格させたいが、どうだろうか」といった内容や、「指導してもなかなか響かず改善が見られない人がいる。どうすれば良いでしょうか」という悩みですね。

昇格も指導も、現場の介護スタッフがどうしたいかが大事です。
スタッフ本人はどう思っているのかを確認し、その上で、スタッフ本人の考えがホーム長に伝わっているか、双方と話すようにしています。

また、ホームの責任者はホーム長です。
ホーム長がやるべきことは、私が代わりにやってしまうのではなく、ホーム長に任せるのも大切です。

一緒にトラブル対応をすることもありますが、私がやりすぎるとホーム長の役割を奪ってしまうので、それぞれの立場を守ることを心がけています。

たとえば、トラブルが起こってしまったあと、ホーム長がお休みの日を見計らって、ホームへ行ってフォローします。
ホーム長がお休みなら、課長の私はその代理として見られますので、本来のホーム長の役割を奪ったことになりませんよね。

ホーム長にはホームの絶対的リーダーであってほしいので、見せ方には気を付けていますね。

──現場の介護スタッフともよくお話しされますか?

課長になってからは、現場の介護スタッフから「話しかけるのは緊張する」と言われてしまうこともあります(笑)

でも、ホーム長だと言いにくいことも、毎日会わない私になら言えることもあると思うんです。

日々の業務の中で感じたことは、すぐホーム長に話せるような環境作りもしていますが、「それでも言いにくいことは私に言ってくれたらいいよ」と、いつも声掛けしています。

私自身がそういった環境で働かせてもらってきたので、みんなにも困ったことがあれば安心して言える環境で働いてほしいですね。
そのためにも、まずはなんでも話を聞くように心掛けていますね。
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自分の家族にしてほしいことをご入居者様にご提供する

――スタッフに普段からよくおっしゃっていることを教えてください。

現場の介護スタッフには、特に「自分の家だったらどうするか」を意識してほしいと伝えています。

シンプルに考えて、自分の家だったらしないことは、ホームでもしない。

自分の家族や大事な人にしてあげたいことを、ご入居者様に対してもしてさしあげる。
「自分の親だったら」を判断軸にすると、自然とご入居者様のお気持ちに寄り添うことができます。

そうした基礎を積み重ねていってもらうことが、将来の応用にもつながります。
基礎の積み重ねは力になり、振り返った時に成長できているなと実感できるはずです。

介護の仕事とは、単なる業務ではなくて、人と人とが関わる仕事です。
私自身が「人に優しく」をモットーにしているので、スタッフみんなに同じ気持ちで働いてほしいですね。
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管理職を目指すスタッフを応援したい

──今後の目標を教えてください。

チャームケアでは、管理職を目指すスタッフを積極的に昇格・登用しています。
「統括リーダーになりたい」「ホーム長になりたい」と目標を語ってくれていた人が、夢を実現すると嬉しいですね。
役職者が集まる会議などで会えたときは、感慨深いものがあります。

役職を目指しているスタッフ達には、「待ってるよ!」と伝えています。

ホームの建物などのハード面を作るのは会社ですが、ホームの中身を成長させていくのは現場で働くスタッフです。

現状に満足せずに、自分自身を超えていくという意味で上を目指してほしい。
向上心のある人たちが成長できる環境作りを頑張っていきたいです。
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プロ意識をもって、それぞれの目標を叶えてほしい

──どんな方が介護職に向いていると思いますか?

介護の仕事に向いているのは、人が好きで、人と寄り添って笑っていける人ですね。

誰かの役に立つことが好きだったり、自分の好きなことが介護の仕事で活かせると思って入社された方は、長く働いてくれています。

前職が介護業界ではなくても、関係ありません。
過去にとらわれることなく、いま目の前にある仕事に向き合っていれば大丈夫ですよ。

中でも、これからどうしていきたいか、現状の「次」を考える人は特に成長していると感じます。

介護の仕事は、単純作業で済ませることもできてしまうものです。
ですが、誰も見ていなくても、愚直にやるべきことをやっている人はいます。
たとえば、おむつに少しでも尿がついていれば、尿路感染の可能性を考えて、おむつを交換するなど。

プロ意識を持っていれば、自然と、現状より高みを目指せます。
ご入居者様に喜んでいただけるよう、プラスアルファができる人になってほしいです。

身体介護に加え、障害や病気を理解したり、プラスで行動できる人が、チャームケアからもっとたくさん出るようにしたいですね。

チャームケアでは、研修が充実していて、資格取得支援制度などの成長をサポートする体制があります。
未経験の方でも一から学べますし、次のステップを目指せますよ。

昇格以外にも、ご入居様から頼られる存在になるなど、それぞれに自分のやりがいを感じて、自分の目標をもってほしいですね。
今はないという方でも、働きながら見つければいいと思いますよ。

自分だったら何がしてほしいか、相手の立場になって考えられる人が、ご入居者様ともすぐに打ち解けられます。
そうすることで仕事にやりがいを感じられて、仕事を楽しめるので、結局は長く働けるのだと思います。

※チャームケアは首都圏進出もしています。首都圏事業部課長を務める文藏さんのインタビュー記事はこちら!

一緒に笑って働いて、楽しい会社にしたい

──就活生や学生さんへのメッセージをお願いします。

毎年、介護系ではない学校や学部から新卒入社するスタッフもいますよ!
先輩スタッフが笑って仕事をしている姿を見ることで、仕事のスタイルがわかってくるものなので、安心してくださいね。

スタッフの働き方や考え方が、また別のスタッフへ影響して、ホームの雰囲気を作っていきます。
みんなで笑って働いて、楽しい会社にしていきたいと思っています。

課長になって、自分がホーム長をしていたホームに訪問したとき、顔見知りのご入居者様から「久しぶりやな!」と声をかけていただくことも。
ご入居者様とよい関係性を築けたら、こうして嬉しいことが積み重なっていきます。
そうした経験があると、一緒に楽しい思い出を作りたくなりますよね。

ご入居者様と楽しいことがしたくて、個人で和太鼓を買ったこともありますよ(笑)
和太鼓が置いてあったら叩きたくなりますよね?
少しでも楽しそうだなと興味を持ってもらえれば、それがきっかけになります。

実際にやってみたら楽しくて、笑顔になる。それが思い出になるんです。

ですので、新人のスタッフにも「どんなことでもいいから、思ってることを言ってみて」と伝えています。
そして、「言ってみたら、次はやってみて」と。


レクリエーション企画では、お祭りや居酒屋など、突拍子もないことも出てくるので楽しみですね(笑)

実際にやってみてどう感じるか、体験して考えることが、本人を成長させるんです。
自分でやってみると「次はこうしてみようかな」と次のステップが見えてきます。

理想通りにできることもあれば、想像していなかった反応をもらうこともあります。
それをくり返して、成功体験を積み重ねることが自信につながりますよ。

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